ロンドンツアー日記
とんでもない所蔵数なので一日では見れません。
1時間40分くらいの自由時間がありましたがとても見切れません。
私は二度、ここに来ていますが、今だ、どこに何があるのか把握しきれず(◎_◎;)
私は二度とも駅から直結の地下入り口から入っていましたが、ガイドさんが裏側から入って、1階の主要なところをざっと案内してくださいました。
アルバート公は会場で世界のパビリオンを見て、海外市場で勝ち抜くためにはレベルアップを図らねばならないと痛感。
万博の収益金をアートと科学に関するミュージアム設立に使おうと、翌年できたのが産業製品博物館。
それが1857年に「サウス・ケンジントン博物館」と名を改め、現在の場所に移転・開館。
つまりこのレンガの建物はサウス・ケンジントン博物館の建物だったということです。
ガス灯が初めて導入された博物館で、そのおかげで夜間開館が可能になったとのこと。

建物上部の三角形のところ。ロンドン万博の建物「クリスタル・パレス」の黒いシルエットの前で、手を広げて立つヴィクトリア女王のモザイク画です。
左側に描かれた蒸気機関車と印刷機は、科学と発明を象徴しているとか。

ちなみに、現在の名前「ビクトリア&アルバートミュージアム」に改められたのは1899年だそうです。
その時、アルバート公は亡くなっていて(腸チフスで42歳の若さで他界)、女王は亡き夫の偉業を称えるため「アルバートミュージアム」という名前にしたいと言ったそうですが周囲に反対されたとのこと。
このレンガの建物の正面玄関を入ると、カフェが3つあります。
いきなりカフェ!
サウス・ケンジントン博物館の初代館長のヘンリー・コール(ロンドン万博にも大いに貢献した人)が、楽しんで文化体験するにはリフレッシュメントエリアが大事だと、展示室ではなく、飲食を楽しめるカフェ・レストランにしたんだそうです!これも世界初だとか。
コールがそう思ったのは万博で飲食を楽しむ人々を見たからとのこと。
万博から学んだことが大いに生かされているんですね。
3つとも、1868年に作られたとても美しいカフェ。
それぞれ、設計したデザイナーの名前がつけられています。
食事やスイーツがずらっと並んでいましたが、ゆで卵をはさんだブリオッシュロール(オープンサンドみたいなもの)が16ポンド(3,200円)でしたよ(◎_◎;)
この奥にある美しい階段へ、ガイドさんが連れて行ってくれました。
ガイドさんの案内のあと、自由観覧となりました。
ここは装飾デザインに特化したミュージアムとして、世界中の歴史的美術品の数々(彫刻、家具、タペストリー、鉄細工、ガラス工芸、食器、服飾、ジュエリーなど)300万点近くが展示されており、限られた時間しかない時、これだけは!と絞っていかないと、目が回ってしまいます(^^;
私はヴィクトリア女王と、モリスに絞りました。
ロンドン万博とからめてヴィクトリア女王とアルバート公関連の展示がありました。
モリスのコーナーもやっと見つけた(^-^;
この日の午後、キュー・ガーデンに行くことになっていて、そこにある18世紀に作られたパゴダの実物を見るのを楽しみにしていたので、思わず写真に撮りました。
1800年代初頭、象牙や磁器で作られた中国のパゴダ模型が輸入された。プリンス・オブ・ウェールズ(ジョージ四世)は、ブライトンのロイヤル・パビリオン用に磁器のパゴダをいくつか購入した。それらはおそらく、この珍しい大型の作例と同じ工房で作られたものだろう。中国景徳鎮製。

その横に飾られていたブルー&ホワイトのお皿。
おお! 右側はアン・シリーズにも登場するウィロー・パターンじゃないですか!
キャプションより。
1800-1820。これはウィロー・パターンの最も一般的なバージョンで、英国製陶器のプリント・デザインの中で最も有名なものである。イギリスのメーカーによって考案されたが、中国の青と白の陶磁器に見られるデザインに触発された。
このフロアはジョージアンのフロアだったのでしょうね、ほんと、自分がどこにいるのかさっぱりわからなくて(^-^;
見たいものはいろいろあったのに、ちょっと抜け出して隣りの自然史博物館へも行きました(おいおい(^^;)。
ジュラ紀後期に生息していた大型恐竜の一種ディプロドクスの模型。
浜松、掛川、静岡でさせていただいているお茶会は夏の間、お休みいたします。
10月から再開します。
10月以降のお茶会の予定です。
★★奥田実紀と行く静岡お茶ツアー(一泊二日、日帰り参加可)
2025年10月24日(金)~25日(土)
現地集合、現地解散 詳細はこちらをご覧ください。
★★10月29日(水) ロンドンのお茶会@浜松市
ロンドンツアーのお写真をお見せしながらイギリスの魅力をお伝えします。
午前の部は満席、午後の部は残席2席です。
参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有
★★11月20日(木)ヴォーリズのお茶会@静岡市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。会場の旧宣教師館ミス・カニンハムは、ヴォーリズの建築です。通常は非公開。
13:30~を予定していますが、ご希望が多ければ午前も開催します。
参加費:3,000円
会場:英和女学院旧宣教師館ミス・カニンハム(静岡市葵区西草深町34-13)駐車場はありません。
★★11月26日(水) ヴォーリズのお茶会@浜松市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。
13:30~を予定していますが、ご希望が多ければ午前も開催します。
参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有
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これまで出版していただいた本がどんどん絶版になっています。原料高で増刷もないとのことです。新品でまだ購入できる本をまとめてあります。サインもいたしますのでご希望の方は ↑ からご連絡くださいね。
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