2025年8月22日金曜日

ロンドンツアー日記その14 コッツウォルズツアー④チッピング・カムデン

ロンドンツアー日記





その10 チェルシー・イン・ブルーム

その11 コッツウォルズツアー①バイブリー


その12 コッツウォルズツアー②バートン・オン・ザ・ウォーター


その13 ストウ・オン・ザ・ウォルド





ストウ・オン・ザ・ウォルドをあとにし、チッピング・カムデンへ。

フロント・ガラスから、チッピング・カムデンの村が見えてきました。
田園地帯を走っていると、虫がぶつかってくるので、フロント・ガラスがすごく汚くなるんですよね。



コッツウォルズに数多く残る、茅葺屋根の家。
バスの中から撮りました。
これは村の中心地からはだいぶ歩かないといけないみたいなので、自由時間内に帰ってこれないと思い、ここでも遠出はやめました。



中心部に入っていきます。
どこでも、道路の両脇は車でびっしり。これ、どうにかできませんかねぇ・・・。




チッピング・カムデンは、17世紀に羊毛取引で栄えた市場町。町の中心には、「マーケット・ホール」と呼ばれる17世紀の市場が今も残っています。
下の写真の右手に見えるのが、マーケット・ホール。




ここではランチタイムも入れて約2時間くらい、自由時間がありました。
ランチは、地元のお店に入ってもよかったのですが、イギリスあるあるで、料理が提供されるまでどのくらい時間がかかるかわからない(たぶん時間がかかる)→どこもいっぱいで入れない可能性もある。気に入るお店を探している時間がもったいない。
ということで、これまでのアフタヌーンティーで持ち帰ったものを持参し、この風景を見ながら食べました。(上の写真は、座ったベンチからの眺め)




昨日の朝(ツアーの日は6時半にはもうバスに乗っていたのでホテルの朝食時刻に間に合わず)、ホテルの朝食時にこそっと持ち帰ったリンゴやパン(私のぶんは出発してすぐバスの中で食べちゃった)も入って、けっこう豪華なランチになっていませんでしょうか??
このためにアフタヌーンティーを残したわけではなく、食べきれずに持ち帰った結果、この日のランチにいいじゃん!ってなったのです(^-^;




マーケット・ホールで、蚤の市をやっているようだったので、食後、のぞいてみました。



↑ お友だちが撮った写真。右側に私が写ってました(^-^; ちょくちょく、友だちが撮った写真に入り込んでる私。
買うつもりはまったくなかったのですが、目に留まってじっと見ていたら、3客で60ポンドにしますよ!と言われて・・・




スポードのブルー・イタリアンのトリオ、3客。ブルー・イタリアンはものすごく好き、というわけでもなく、どうしても欲しいものではなかったのですが(^^; 
お値段も安いし、持っててもいいかな~と思い、旅の思い出に買うことにしました。アンティークではないですが、メイド・イン・イングランドでした。

こういうのって出会いですものね。
これまでも、海外に行った時にはなんだかんだ、ティーカップを買っていました(意図的ではないです)。1客あればいい、ってことで1客買ってましたので、今回、3客もまとめて買うのは初めて。




↑ 帰国後、ロンドンで買ったクッキーと一緒におうちティータイム。
素朴でアットホームな感じがして、このブルー・イタリアンは映えるんですよね。

陶器なので3客はけっこうな重量ですが、これを持って、集合時刻まで町中を散策しました(^-^;








前庭は人目につくので、花を植えてきれいに整えられていました。特にこの家の前庭は手入れがされていて思わず足を止めてしまいました。




狛犬のように、家を守る犬の像。建てた家主が飼っていた犬種なのでしょうか。




この窓、珍しい。だいぶ古い時代に建てられたのかも。




思わず入っていってしまいそうになる素敵な家。



ゴシックの教会の塔が村のシンボル的教会のようです。とても贅沢につくられた教会のよう(ドライバーがそう説明していた)。



中心部から離れているので、このあたりは人がほとんどおらず、静かです。

バスへ向かう途中、小さなお土産屋さんで、お店で作っているというオリジナルクッキーを購入(前の日記に写真を載せました)。支払いは現金のみ、というところに素朴さを感じました。(現金持っててよかったわ~~~)

このあと、スノースヒルに立ち寄ってくれました。
教会を中心に、ぐるっと回ったら見終わるくらいの、とっても小さな村です。







ここは現代? 現実の世界?? 絵のようなお家が並んでいます。






坂をちょっと登った、この眺めが美しい、と、ドライバーの奥様もこの村が一番好きなんだそうです。
遠景に、コッツウォルズの丘陵がくっきりと。なんていい天気!!!




ここで交代交代で記念撮影。

スノースヒルは、『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)で、ブリジットの両親が住む村としてロケがされたところだそうです。
この映画、観たけど、そんなシーンあったかな、覚えていない(^-^; 
クリスマスに訪れるという設定ですが、撮影が7月だったため、フェイクスノーで村全体を覆い、雪のクリスマスを演出したとのこと。





イギリスといえば、この公衆電話。携帯電話の普及で違う用途に使われているところも多いそうです。ここのは使えるのかな、確かめなかった。




ホテル兼パブもあります。




壁にはめ込まれた郵便ポスト。
ピーターラビットの舞台になったニア・ソーリー村にも同じようなはめこみポストがありました。




フジで覆われたお家。かわいい! フジの花はもう終わり掛けでした。

このあと、ドライバーがどうしてもみなさんに見せたい!と、絶景に連れていってくれました。
その後、いよいよ、今日最後の訪問地、ストラトフォード・アポン・エイボンへ。

(つづく)


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浜松、掛川、静岡でさせていただいているお茶会は夏の間、お休みいたします。
10月から再開します。
10月以降のお茶会の予定です。

★★奥田実紀が同行する静岡お茶ツアー(一泊二日、日帰り参加可)
2025年10月24日(金)~25日(土)
現地集合、現地解散 詳細はこちらをご覧ください


★★10月29日(水) ロンドンのお茶会@浜松市
ロンドンツアーのお写真をお見せしながらイギリスの魅力をお伝えします。
午前の部は満席、午後の部は残席2席です。
参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有


★★11月20日(木)ヴォーリズのお茶会@静岡市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。会場の旧宣教師館ミス・カニンハムは、ヴォーリズの建築です。通常は非公開。
13:30~を予定していますが、ご希望が多ければ午前も開催します。

参加費:3,000円
会場:英和女学院旧宣教師館ミス・カニンハム(静岡市葵区西草深町34-13)駐車場はありません。


★★11月26日(水) ヴォーリズのお茶会@浜松市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。
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お申込み、本のお申込等のお問合せは奥田あてに!

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2025年8月19日火曜日

ロンドンツアー日記その13 コッツウォルズツアー③ストウ・オン・ザ・ウォルド

  ロンドンツアー日記





その10 チェルシー・イン・ブルーム

その11 コッツウォルズツアー①バイブリー


その12 コッツウォルズツアー②バートン・オン・ザ・ウォーター





バートン・オン・ザ・ウォーターの次に訪れたのは、コッツウォルズ丘陵では高台に位置するストウ・オン・ザ・ウォルドStow-on-the-Wold。

お昼前の時間なので、人出はかなりありました。平日とはいえ金曜日だったので、通常の平日よりは人出があったかも。
コッツウォルズは有名な観光地なので、混雑を避けるには早い時間に訪れるのがベスト。ロンドンを早く出発したのは正解ですね。

主要道路も混雑します。田舎の道路なのに(!)長い車の列ができているのには驚きました。
ドライバーさんは何度もこのツアーをしていて慣れているので、できるだけ主要道路を避けてくれますが、どうしてもその道路を使わなければならない場合は、遠慮せずがんがん渋滞の列に入りこんでいくので、さすが!です(^-^;
やはり現地をわかっている人だからこそ、限られた時間内にたくさんの村を回れたんだな~と、ツアーに参加してよかったと思いました。







ストウ・オン・ザ・ウォルドも、バートン・オン・ザ・ウォーターと同じように、わりと大きな村でした。
3つの道が交差するので12世紀は、交通の要衝だったそうです。この地域で採れた上質な羊毛の集積地として発展しました。

検索しますと、現在はローカルフード(特にオーガニック)の集積地として、また、アンティークマーケットの拠点として知られているそうです。
アンティークショップには一軒、入りましたが、集合時刻が迫っていたので落ち着いて見れませんでした。

ここではドライバーが珍しく車から降りて、案内してくれました。

というのも、車の中でしきりに”ロード・オブ・ザ・リング”と言っており、教会に行くようにと言っていたのです。それ以上は聞き取れず(^-^;

ドライバーの先導で向かったのが、その教会
「聖エドワード教会(St Edward's Church)」でした。





聖エドワード教会は、コッツウォルズの石でできたノルマン様式の教会。塔は15世紀のものですが、それ以外は11~14世紀にかけて建てられたというかなり古い教会です。
塔を増築するにはかなりのお金が必要だったそうですが、当時は
羊毛取引によって村が潤っていたので可能だったようです。

ドライバーがこっちだよ、と奥へと促します。
そこにあった扉に、みんな、歓喜の声をあげました!





これです!
ああ!そうか!! この扉が『ロード・オブ・ザ・リング』に影響を与えたと話題の扉だったんです。


扉の両側の木はイチイです。枯れ木から再生するイチイは生、死、復活を表し、キリスト教と結び付けられる神聖な木。古くから教会に植えられてきました。
イチイの寿命は3,000年以上。この玄関の木の樹齢は分かっていないそうです。

教会のHPを見ると、このノース・ドアは17世紀後半から18世紀初頭の修繕時に加えられた、ただの裏口だったとのこと。
裏口のわりに立派なのは、北側に立つ建物(現在のストウ・ロッジ・ホテル)に住んでいた牧師が使うためのものだったからではないか。

『ロード・オブ・ザ・リング』は原作が好きで読みましたが、だいぶ忘れているので、どこにこのような扉が出てきましたっけ?(^^;

教会のHPでは第一作に出てくるそう。ロスロリアン(エルフ国)を目指して旅をする指輪の仲間9人が嵐に見舞われ、山の下にある鉱山を探す場面。入り口はドゥリンの扉と呼ばれていて、入り口の両脇には2本のヒイラギの木があった、という描写だそうです。

仲間たちが開く鉱山への扉は、ドワーフとエルフによって作られたもの。ドワーフとエルフは敵同士でしたが、指輪の仲間であるドワーフのギムリとエルフのレゴラスは固い友情で結ばれています。教会のHPには「私たちの美しい木々は、友情の象徴だったのかもしれない」と書かれています。

とはいえ・・・
作者のトールキンは、本当にこの扉からインスピレーションを得たのでしょうか?

トールキンはオックスフォードに住み、兄はイブシャムに住んでいたので、兄弟を訪ねる途中に立ち寄った可能性は大いにある(実際に立ち寄った、と書いてあるサイトもあり)とのことですが、この扉がヒントになったという決定的証拠はないようです。

決定的証拠はない、とは、教会のHPには書いていませんが、このストウ・オン・ザ・ウォルドはイングランド内戦の最後の戦いが行われた場所だそうで、古い歴史に詳しいトールキンはこの教会で紛争と友情の力について考えたのではないだろうか、と書いていました。
私も、トールキンがここを知らなかったはずはないと感じています。




教会の裏手に出て、村をぐるっと回りました。
本当はもっと奥まで行きたかったのですが、集合時間が気になり、冒険はしないことにしました。








かわいいティールーム!!ああ、ここでクリームティーしたい・・・。でも時間ない・・・。





中央の建物、ホテルになっている「The Kings Arms」
ここはイングランド内戦の最後の戦いとも関係がある建物だそうです。
1645年にチャールズ1世がイングランド内戦の前に立ち寄ったとか。
ホテルのHPを見ると、とっても素敵!泊まってみたいなぁ。

イングランド内戦とは:1642年~1651年にかけて勃発した清教徒革命のひとつ。国王チャールズ1世率いる国王派(騎士党)と議会派(円頂党)との間の軍事衝突。
このストウ・オン・ザ・ウォルドでの戦いがイングランド内戦の勝敗を決めたとされ(それでイングランド内戦の最後の戦いといわれているんですね。でも戦いはその後も繰り返され、負けが決定的になったのは1651年のウスターの戦い)、最終的にチャールズ1世は降伏し、処刑されることになります。
イングランドは国王処刑後、共和制に(あのオリバー・クロムウェルがトップに立つ)。

チャールズ1世はスコットランド王ですが、イングランド王も兼ねてました(同君連合)。まだスコットランドとイングランドは連合していない時代です。

絶対王政をしいたチャールズ1世に反発して起こったのが清教徒革命(ざっくり)。
議会で話し合って国を動かそう!と、国王を処刑してまで共和制になったのに、結局はクロムウェルの独裁となってしまった。結局、王政が復古。
チャールズ1世の息子のチャールズ2世が王位につきます。

チャールズ2世はカトリックでしたが、プロテスタントの議会と決裂までは行かずなんとか乗り切って死去。
次に王位についたのは、弟でやはりカトリックのジェームズ2世。ジェームズは親カトリック政策を打ち出し、追放されます。これが名誉革命。(ざっくり)
ほとんど血を流さなくて済んだといわれますが実際は多くの血が流れました。

多くの血が流れた名誉革命についてはスコットランドも大いに関係しており、それはローズマリー・サトクリフの小説『はるかスコットランドの丘を越えて』(ほるぷ出版)を読むと大変よくわかるので、ぜひ読んでみてください♪
この時代に生きてたの?と思うくらい、サトクリフの描写がすばらしいです。この小説以外でも、サトクリフの歴史小説はどれもすごいんです。

17世紀どころか、もっと昔、ローマの支配下にあったグレートブリテンを舞台にした『第9軍団のワシ』は映画化もされました。
(当時のスコットランドの描かれ方が・・・(◎_◎;)まあ、あれが事実に近いのでしょうが・・・)





車がこんなにたくさん停められるだけの場所、昔はマーケットが開かれていたところだそうです。今は駐車場と化している・・・
せっかくの美しい歴史的建物の写真が、車で台無し・・・。どこの村も同じなのですが。
遠くに広い駐車場を設けられるところはそうなっていますが(先に訪れたバートン・オン・ザ・ウォーターはそうなってます)、ここは違うので、ほんと、車が邪魔( ̄▽ ̄;)




ポーチ付きの家、憧れます。ラティスにバラとかツタをからませたら・・・絵本の家だわ~~~。

ここだけは!
と、大急ぎで駆け込んだ「ハフキンス」
阪急さんの英国フェアで、エコバッグが有名になりましたね。






クリームティーやアフタヌーンティーができますが、もちろん私たちは時間がないのでできません(;O;)

ハフキンスは1890年、バーフォードで創業。
1999年、テー家がハフキンスを買収し、その後数々の賞を受賞するベーカリー&カフェ・ティールームに発展させたそうです。
今ではコッツウォルズとロンドンに9つのお店があるそうです。私はまだどこのお店にも行ったことがなかったので、今回、短い時間でも行けて嬉しかったです。




エコバッグとオリジナルブレンド紅茶を購入。
ジュートなので丈夫です。イギリスの綿のエコバッグはぺらっぺらですぐにだめになりそうなくらいはかなげなので、綿製のものは買いません(^-^;

写真に写っている缶のビスケットは、次に行ったチッピング・カムデンで買ったもの。

チッピング・カムデンは、ランチタイムも含まれていたのでだいぶ長く滞在することができました。

(つづく)

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2025年8月14日木曜日

読書の夏、ヴォーリズ来日120年

 1945年。

8月6日、8時15分。広島に原爆が投下

8月9日、11時2分。長崎に原爆が投下

8月15日、終戦。

今年は終戦から80年。


今も世界では戦争が起きていて人が亡くなっている。

過去から学んでいないのでしょうか。

人間同士、意見は確かに食い違うでしょう。だからこそわかろうとして話し合って妥協点を見出すのではないのでしょうか。みんな、がんばって生きているのだから・・・。

世間の夏休みは混雑するのと、猛暑なのとでできる限り家にいるようにしています。
見ようと思ってたまっている映画やドラマ、見たかった映画を見て、読みたかった本を読んで。コロナ禍と似てるな(笑)

観た映画

『銀河鉄道の父』

『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』

『ジェイン・オースティン 秘められた恋』

『ジミー、野を駆ける伝説』

『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』

『パレードへようこそ』

『ジブリの風景 宮崎作品と出会うヨーロッパの旅』

『ジブリの風景 ~高畑勲・宮崎駿監督の出発点に出会う旅~』

『君たちはどう生きるか』


読んだ本

『ヨークシャーの丘の幽霊』(徳間書店)

『魔法使いマーリンの犬』(評論社)

『続 魔法使いマーリンの犬』(評論社)

『中世のイヌのくらし 装飾写本でたどる』(美術出版社)

『舌の上の階級闘争「イギリス」を料理する』(リトルモア)

『ドエクル探検隊』(福音館書店)

『立ちどまらない少女たち<少女マンガ>的想像力のゆくえ』(松柏社)



冷たい飲み物は体を冷やすので、夏も温かい紅茶を飲んでいます。



タイのお土産でいただいた、バラ紅茶と、ドライマンゴー。
タイではこのバラ紅茶が親しまれているとのこと。バラが描かれたパッケージもかわいいです♪
ドライマンゴーは、私のために砂糖を使っていないものを探してくださいました。ありがとうございます<m(__)m>

物価高で外食やカフェめぐりもすっかり遠のいてしまい、もっぱら自宅での楽しい時間を充実させています。(なんか、これもコロナ禍と同じだ・・・(;^ω^))
考えてみれば、自宅には自分が好きなお茶がやまのようにあるので、わざわざ知らないカフェに行って冒険しなくてもいいのだな、と納得したりもしてます。

おうち時間で、見たり読んだりする作品から戦争(第二次世界大戦だけでなく世界で起きた、起きている戦争全般)をさらに理解することもあります。

 



『負けんとき』(玉岡かおる著、新潮社)もその一冊でした。

秋に開催する「ヴォーリズのお茶会」のための再読なのですが、内容をすっかり忘れちゃってて(;^ω^)

改めて読んでみていい小説だなあ・・・と実感。


今年はウィリアム・メレル・ヴォーリズが日本へ来てから120年。

テレビでも特集番組が組まれるなどしていますが、もっとスポットが当たってよい人物だということを、この本の再読でさらに思いを強くしました。

神の啓示を受けてアメリカからはるばる日本の地を踏み、ふみにじられても日本にとどまり地域に貢献し、帰化して日本で亡くなったヴォーリズ。

第二次世界大戦時期は、帰化してもなおアメリカ人だということで目をつけられつらい日々を過ごしましたが、終戦後にはそれを恨むどころか日本のために力を尽くしました(天皇を守ったアメリカ人といわれる)。まだまだ、知られていないヴォーリズの功績。


お茶会では、たくさんの功績を残したヴォーリズをとても1時間ほどでは伝えられませんので、建築家ヴォーリズをテーマにお伝えいたします。

日本各地に残っているヴォーリズ建築(洋館を中心に)の魅力をお写真とともにご紹介予定です。

『負けんとき』は、ヴォーリズの妻となる一柳満喜子さん(華族)が主人公です。

たくさんの資料を読みまとめられているとはいえ本人が書いた自伝ではないのでフィクションにはなるとは思いますが、それでも女性蔑視が当たり前だった時代を生き、ヴォーリズと出会い結婚したことで自分の志に気づき理想への道を突き進んでいく。玉岡さんならでは卓越した展開にうなります。


ヴォーリズ来日120年を記念したイベントや、ドラマに!という動きも高まっています。ご興味のある方はこちらの記念サイトをご覧くださいね。玉岡かおるさんの講演もあるようです(聴きたい・・・)。


一柳満喜子さんとヴォーリズに大きな影響を与えた女性として、広岡浅子さんが小説に描かれていますが、広岡浅子さんはすでに朝どら「あさが来た」のモデルとして取り上げられているので(ドラマに登場するかと期待していましたが出てきませんでした・・・)、次は満喜子さんとヴォーリズを!と私も願っています。

読書時間に、私の本も読んでいただけたらうれしいです。
NHKで「アン・シャーリー」が放送されていますので、その背景を知るにも新刊『図説赤毛のアン』(河出書房新社)は役に立ちますよ♪





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ロンドンツアー日記その12 コッツウォルズツアー②バートン・オン・ザ・ウォーター

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バイブリーの次に向かったのは、バートン・オン・ザ・ウォーター Bourton-on-the-Water。
これ、村の名前です。

バートン・オン・ザ・ウォーターの「バートン」。
サクソン語起源の、兵士が駐屯する場所や要塞を意味する「burgh」と、村や集落を意味する「ton」という2つの言葉からきています。(村の歴史は紀元前まで辿る古いものなんですね)

ローマ人は、今よりずっと川幅も水深も深かったウィンドラッシュ川(テムズ川の支流)を渡る拠点としてここに集落を築いたといいます。
なので、水辺に作られた兵士が駐屯する集落、という意味でしょうかね。

近くには、バートン・オン・ザ・ヒル、バートン・オン・ザ・ヒース、という村もあります(^^; 
コッツウォルズの村々の名前は似ているし、変わっているしで、こんぐらがっちゃいます。




17世紀には、製粉所を複数建てるために、ウィンドラッシュ川の流れを変えたそうです。

今、村の中心を流れるウインドラッシュ川は、流れがゆるやかで、とてもおだやか。







「コッツウォルズのヴェニス」とも呼ばれているそうですよ。




川に架けられている橋は、古いもので17世紀のものだそうです。





1時間くらいしかなかったので、あまり遠くまでは行かないようにして、駐車場の近くのエリアをぶらぶら。













アンティークショップを発見。お友だちはこの写真の商品の中から、購入しましたよ。
私は店内に気に入ったものがありましたが、お値段がちょっと高めだったので断念。





ドライバー(兼ガイド)さんが、あまりにアイスクリームの話を車の中でするので(^^;
食べてみました。
私は右側の、キャラメル&ソルト。おいしかったです。700円、ちと高い(^-^;




こんなにかわいらしい家も。
みんながこの家の写真を撮っていました。手入れが行き届き、この家も喜んでいるのがわかります。

コッツウォルズは、コッツウォルズ・ストーン(はちみつ色の石、との呼び名も)とよばれる、地元で採掘される黄色がかった石灰石で建てられた家が特徴的で魅力です。

灰色がかった石よりも温かみがあり、かわいらしく、コッツウォルズ・ストーンの家並みが続く村の景色が、絵のようだということで、観光客が押し寄せるわけです。
もちろん、私もその一人なわけですが(^^ゞ

これらのコッツウォルズ・ストーンの家は、17~18世紀にかけて建てられたそうです。

お店もたくさんあり、もっとゆっくりしたかったです。ティールームにも入りたかったなー。一泊してゆっくり歩いてみたいところです。

このバートン・オン・ザ・ウォーター。
イギリス映画『グリーン・フィンガーズ』のロケ地じゃないかなと思っているのですが・・・。
川にかかる石橋を自転車で走っていくシーンが冒頭にあり、そこがおそらくバートンではないかと・・・。
バートンじゃないにしても、コッツウォルズのどこかの村だと思うんです。
公式にはどこ、とは発表されていないので不明ですが。

グリーン・フィンガーズという映画は、ガーデン好きさんにおすすめの、2001年公開の映画です。
ヘレン・ミレン、クライヴ・オーウェン、ナターシャ・リトル出演。

’グリーン・フィンガーズ’とは、天才庭師という意味。緑の指を持つ、という表現をするようで、植物を育てる才能がある人をさします。
私はサボテンさえ枯らしてしまうので、グリーン・フィンガーを持っていません・・・(;O;)

内容は、服役中だった男が思いがけずガーデニングの魅力に目覚め、その才能は有名な園芸課に認められて、ハンプトンコートで開かれるガーデンショーに出場するというサクセス・ストーリー。実際の出来事を基にしているそうです。
植物とのふれあいが、負け犬とされる男の運命を変えてしまうという、イギリスらしいお話で、実際の出来事がもとになっているというのも、イギリスだわ~と思う映画です。

(つづく)


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参加費:3,000円
会場:英和女学院旧宣教師館ミス・カニンハム(静岡市葵区西草深町34-13)駐車場はありません。


★★11月26日(水) ヴォーリズのお茶会@浜松市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。
13:30~を予定していますが、ご希望が多ければ午前も開催します。

参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有

お申込み、本のお申込等のお問合せは奥田あてに!

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これまで出版していただいた本がどんどん絶版になっています。原料高で増刷もないとのことです。新品でまだ購入できる本をまとめてあります。サインもいたしますのでご希望の方は ↑ からご連絡くださいね。


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