切歯管嚢胞(せっしかんのうほう)という病気、前歯二本の間、その裏側奥の管に嚢胞があって、それを取る手術です。
病名を聞いて、きょとん???
そんな病気、あったの?って、驚きました。
大きな手術ではないのですが、局部麻酔には耐えられないだろう私が、全身麻酔をお願いしたため、二泊三日の入院となりました。
ある日突然、前歯の裏にぷくっと腫れものができて、どんどん大きくなり、痛くて痛くて、歯科から耳鼻咽喉科を渡り歩き、原因がわからないと言われ、また歯科へ戻って、歯科の先生から、口腔外科を紹介いただいたのが6月。
何かの菌が入って感染したらしいのですが、CT画像から、なんと皮膚の奥に嚢胞が残っていて(というか、これが原因で腫れた)、これを取らない限り、また何らかの理由でぷくっと腫れてくる。と言われました。
皮膚の奥の嚢胞は、生まれながらに持っていたらしく、今まで腫れなかったのが、不思議だと言われました。
耳鼻科の先生もCT撮ったのに、理由がわからんと、塗り薬をくれただけ。
こんな塗り薬ぬっても治らないですよ、と口腔外科の先生に言われ、耳鼻科の先生に不信感を抱いた私。
口腔外科の先生曰く、見慣れていないとわからない病気、仕方がないとのこと。
原因がわかったのだからよしとしましょうと、前向きな先生です。
飲み薬のおかげで腫れはひき、すっかりなくなったのですが、どうしますか、元の原因である、奥の嚢胞を取りますか?と言われて、迷ったのですが、またいつなんどき腫れるかわからないことにびくびくしているよりは、思い切って取ってしまおうと。
で、一番早かった手術日が昨日です。
二か月も先!!!! これにはまいりました。
それまでまた腫れたらどうしようとおびえる日々。
でも腫れることなく過ごせました。
そうなると、手術しなくてもいいかなあ、って思ってしまうのが人間です。
もちろん、先のことを考えて手術に踏み切りました。
全身麻酔、本当にふっと意識がなくなる!!!!
どこまで覚えているんだろうな、って思っているうちにもう意識がなくなっていて、起こされた時には手術は終わっていました。
眠いのを起こされた不快感と、だるさと、ぼうっとした感じ。これ、いやですね…。
のたうちまわるほど痛みが出ると覚悟していたけど、全然痛みがなく、おかげさまと感謝しました。
手術部の腫れがひくまで、マウスピースをしています。
それがすごい違和感ですが、感染したら困るのでがまん、がまん。
あと3日はしておかないと、です。
一応、痛み止め薬ももらったけど、まだ痛みが出ていないので、このままいったら、使わずになんとかなりそうです。感謝、感謝。
丸一日絶食だったので、朝出たごはんのおいしいこと!
どろどろのお粥と味噌汁でも、おいしかったです…
病院にいて、看護師さんや先生たち、働いていらっしゃる方のご苦労をつぶさに見ました。私にはとてもできない大変な仕事。本当に頭が下がりました。
まだ全身の倦怠感が残っているので、数日ゆっくり寝てます。
ここ二ヶ月間、私にしては珍しいハード・ハードな毎日だったので、疲れてしまいました。この入院を機に、ゆっくり静養しようと思います。
みなさん、まだまだ暑いですので、体に気をつけてくださいね