2019年4月30日火曜日

令和元年初日、浜名湖ガーデンパークへ

あけましておめでとうございます(?) 今日から「令和」になりましたね。

長い長い今年のゴールデンウィーク。まだ前半が終わったばかり(*_*) 
私、どこへ行くという用事はなし(;'∀') 

書かなきゃいけない原稿がいろいろあるのですが、気分転換にちょっと出かけたくはなる。 でも、混んでる中につっこんでいく気力はないので、近場へおさんぽ。 

ちょっと遠いけど、時間がある時に愛犬を連れて行く公園のひとつ「浜名湖ガーデンパーク」。 

混んでる時の行動鉄則:朝一で行くこと。  







いい天気でしたが、なかなか肌寒い。数日前の、半袖出してきた暑さがうそのよう。 

この公園の目玉は、一番奥にある「花の美術館」。
公園ができた当初はモネの庭模したといううたい文句でしたが、今はそれは言ってはいけないらしい(;'∀') 

バラの時期が一番素敵なのですが、まだバラはつぼみ。
でも、池の橋の藤の花がきれいでした。 





2019年4月29日月曜日

賢治ゆかりの「光原社」

岩手県立美術館さんでの『タータン展』で、講演会をさせていただいた際、大好きな宮沢賢治ゆかりの花巻駅を訪ねたことを書かせていただきました

そして、タータン展での講演後にも、宮沢賢治ゆかりの場所へ急ぎました。

盛岡市内にある「光原社」です。 
賢治の初めての童話集『イーハトーヴ童話 注文の多い料理店』の出版社。

賢治の学友だった及川四郎は、原稿も読まずに出版を決めたといいます。
光原社という名前は賢治がつけた名前だそうです。 

1924年(大正13年)に出したこの本はまったく売れなかったそうです。
そのため、新たな事業展開をしなくてはいけないということで、南部鉄器の製造と販売を始め、現在の全国各地の民藝品を扱うお店の流れができていったのだとか。 

お店があるのは、材木町通り。
こちらに移転してきたのは昭和12年だそうです。

この頃から、民藝運動の提唱者・柳宗悦との交流が始まり、陶芸家の浜田庄司、河井寛次郎、染色家の芹沢銈介らが東北を訪れる際の、サロンともなっていたそうです。 

柳が興した民藝運動は全国に広がり、岩手にもその先人がいます。
ホームスパンの父といわれる及川全三はそのひとり。

光原社の社長さんも及川さんですが、親せき関係ではないようです(^^; 
及川全三は、岩手がなぜホームスパンの里として発展していったのかの鍵を握っている人物。
タータンは羊毛から作られますが、機械化される前は家庭で羊毛を紡ぎ、染色し、タータンが織られていたのです。

日本で羊が飼育され、羊毛が紡がれ、ホームスパンが始まるのは明治になってからですが、他地域では衰退したホームスパンが岩手では現在も受け継がれているのは、及川全三の力によるところが大きいと、『岩手のホームスパン』という本で学びました。

ご縁をいただき、この本を出された「まちの編集室」の方とお食事をする機会があり、とても刺激を受けました。地元の情報誌「てくり」も出されています。

てくりさんがプロデュースするギャラリー兼クラフトショップ「shop+spaceひめくり」で待ち合わせです♪ 北上川沿いにあるとっても素敵な建物。 



 
岩手の民藝運動にも通じるものが、このお店にもたくさん揃っています。

てくりのバックナンバーも、光原社のことをまとめた『光原社 北の美意識』の本もこちらのお店に揃っています。私も早速、購入しました。 

さて、光原社に話を戻します(^^ゞ 


 
材木町通りは別名イーハトーヴアベニューと呼ばれているのだそうです!
賢治の銅像や、ゆかりのモニュメントが点在しています。 


 
民藝を扱うお店だけ見て帰ってはいけません(笑) 
奥に広い敷地内には、賢治の資料を展示する建物や、コーヒーが飲めるカフェ(文字は芹沢銈介の作)、雑貨屋さんなどが続いています。 




応接室「えげれす館」。 



「注文の多い料理店」出版の地という記念碑。 


一番奥の白壁には、賢治の詩がずらりと並ぶ。前衛書家の宇山博明によるもの。気迫を感じる…。 


 
そして、盛岡のお土産は…。南部鉄器の鉄瓶の置物にするか、銀河鉄道の置物にするか悩んだ末、銀河鉄道の置物にしました(≧▽≦) 
どっちも買えばよかったかな~。
今度行ったら鉄瓶の置物にしよう。

つゆひかりカフェ@御前崎市

みなさんはこのなが~いゴールデンウィーク、どのように過ごされていますか? 

私は、焼津へ行く用事があったので、途中、御前崎市に寄って「つゆひかりカフェ」行ってきました♪ 

500円払うと、参加店舗リストから3か所選べて、各店舗で、”つゆひかり”という品種の緑茶とスイーツのセット(スイーツはお店によって違う)をいただけるというもの。

御前崎市はこの品種茶で地元の活性化を図っています。
【御前崎市推奨茶 つゆひかりの特徴】
「つゆひかり」は、「静7132」と「あさつゆ」を交配させて出来た品種です。
一番茶は色沢が明るい緑色。苦みはほぼなし。
早生の品種なので、早いうちから新茶の風味を楽しめます。

毎年行われているこのイベント。
最後に行ったのは…2013年でした(ひゃ~6年も前!!(^^;))

当時は無料でしたが、現在は500円の参加費になったんですね。無料では申し訳ないので、有料にするのはよかったと思います。500円でもお得ですもん! 



 
つゆひかりの緑茶はとってもおいしくて大好き。自宅用にも買ってきましたよ。 
スタンプを3つ(つまり3か所全部行ったら)揃ったら、つゆひかり商品が10%オフになるんです。これはうれしい(≧▽≦) 


 
お茶がお好きな方にはおすすめのイベントですよ~(#^^#) 

私はお昼を食べてから一般道でゆっくり行って、3時くらいに着きましたら、だいたいのお店が3時までで終了、ほぼやっているお店がなくて焦りました(;'∀') 

パンフレットで営業日時をしっかりと把握して、午前に回るのがおススメです。
だいたい毎年4月末~5月中旬に開催されるので、「つゆひかりカフェ」で検索してみてくださいね。

2019年4月28日日曜日

賢治ゆかりの「林風舎」

今回、岩手県立美術館さんの『タータン展』での講演会というありがたいお招きをいただきました。
この機会を有効に使わせていただこうと、長い間会っていなかった岩手在住の友達に連絡して、会う時間をもらいました。 

東京の専門学校時代のクラスメイトで、卒業後の二年間は一緒にアパートを借りて共同生活もしました。
お互い東京で働いていましたが、私はカナダへ行き、その後結婚して浜松へ。
友達も、その後東京を離れて岩手の実家へ戻っていました。 

会うのは…22年ぶりくらいです(;'∀') 

せっかく会うなら、岩手の誇る作家・宮沢賢治(私も大好き!)とゆかりのある場所にしたいと思い、宮沢賢治の弟・清六の孫である宮沢和樹氏が営むカフェ「林風舎」で会うことにしました。

カフェがあるのはJR花巻駅。 
仙台から、東北新幹線で「一関」まで行き、そこから東北本線で「花巻駅」へ。
新幹線の「新花巻駅」から釜石線で入る方法もあったのに、乗換案内で待ち合わせ時刻を入れたら、一関乗り換えが出てきたので、素直にそれに従ったわけです。
一時間近く、各駅停車に揺られて行きました。

早い電車もいいけど、こういう各駅停車での旅、実は好きなのです。 
窓から見える景色をぼうっと眺めながら、あら、岩手はスコットランドに似てるわ!と感じました。 


 
JR花巻駅周辺も、宮沢賢治ゆかりの場所。
駅の待合室の看板に描かれているのは、賢治のお話のキャラクターかと…。 


 
林風舎は、駅から歩いて数分とのことで、グーグルマップを片手にてくてく。
すぐに目に入ったのが、「どんぐりと山猫」のモニュメント!! かわいい!! 


 
こればっかり写真に撮ってて、上を見あげもしなかった私。

上を見上げれていれば、「なはんプラザ」の建物に時計がかかっているのがわかったはず。その時計、「銀河ポッポからくり時計」といって、午前10時から午後10時までの毎正時に「銀河鉄道の夜」の登場人物ジョバンニとカンパネラが登場して動くんだとか!!!知らなかった!!

まあ、知ってても、今回はその姿を見られる時刻ぴったりにここに来る余裕はなかったのですが(^^; 

花巻駅前にある、21本のポール(これも賢治を記念するものだそうで)にさえも気づかなかったし…(-_-;) 



 
はい、そして着きました!林風舎
店名は、賢治の 『北守将軍と三人兄弟の医者』の、3人兄弟の二番目「リンプー先生」からとったものだそうです。 
賢治の好きだったミミズクがマークになっています。 


 
一階が雑貨で、カフェは二階。二階にのぼってみると――きゃ~素敵。
私好みのイギリス風のしつらえ。
イギリス製アンティーク家具などで、『注文の多い料理店』の世界観をイメージしたと、ネットを調べると書いてあります。

正面の炉棚の上には、賢治の肖像画が。 
お客さんは私と友達だけで、貸し切り状態でした。
というのも、行った時間がランチタイムだったからでしょう(こちらのカフェは食事はないので)。 

いただいたのは、岩手の米粉で作ったロールケーキ。 



 
コーヒーカップには、お店のトレードマークのミミズクが描かれています♪ 

店内には賢治の本や、賢治にまつわるお土産品がいっぱい並んでいましたが、友達とのおしゃべりに花が咲き、そのうち電車の時間も来てしまったので、ほとんど店内をゆっくり見ることができませんでした(*_*) 

今度来るときは、時間に余裕を持って、賢治ゆかりの場所をめぐる旅にしなくちゃ、と決めました。 

22年ぶりだったけれど、仲良しの友達とは年月を忘れて、学生に戻った気分で楽しくおしゃべりができました。
お互い、いろいろあったけれど、今もあるけれど。気兼ねせず、何でも言い合える友達がいてくれるというだけで、心が折れずにすみます。

友達(アン風に言えば“腹心の友”ですね)のありがたさを、しみじみと感じました。
ありがとう。
いつになるかはわからないけど、また会おうね、絶対に。

2019年4月26日金曜日

台湾旅行記2019 その14(最終回)

台湾旅行記















2019年3月16日(土)曇り 

今日が、台湾最終日
結局、雨にはあわずにすみました、本当にラッキーでした。 

10時半にはお迎えが来るのですが、それまで何もしないのはもったいない(^^; 

6:30に起きて、朝ごはんを食べに出かけたのでした。 

台北の人びとにとってポピュラーな豆乳の朝ごはんがいただける、あの有名な「阜杭豆漿(フーハンドウジャン)」へ行ってきました。

こちら、朝5時半から開店ですが、さすがにその時間に行くのは無理なので、7時到着をめざして早起きしました。 

お店にはすでに長蛇の列が…ひえええ~~~。
並ぶのが苦手な私、ひるみましたが、せっかく早起きして来たのですから、がんばります。あとからあとから人が並び、最後尾の人が見えなくなっていきます…。 

食べ終わってお店を出たら、私たちが並んでいたあの列の長さは短いものだった、ということが、はっきりとわかりました。
早めに行ってよかったです。短い列だったとはいえ、30分くらい、並びました。 


 
左下が、絶対頼むべき(笑)「鹹豆漿(シェンドウジャン)」。
干しエビ・ザーサイ・ネギ・黒酢・塩などが入った器にアツアツの豆乳を注ぐと、お酢の酸や塩分が作用して凝固し、ふわふわのおぼろ豆腐のようになります。

ここにカリカリの油條(ヨウティアオ:揚げパン)やパクチーがトッピングされますが、パクチーなしを注文。 
これは確かに、おいしい! 

左上が、岡本先生が食べられた「厚餅夾蛋(ホウピンジャータン)」。
厚餅夾蛋とは、窯の内側に貼りつけて炭火で焼く香ばしいパンに、ネギ入りの卵焼きを挟んだもの。

入り口のガラス窓から、焼いている様子が見えるので↓ 
それを見ていると食べたくなっちゃうんですよね(私はホテルに戻ったらしっかり朝食をいただくつもりだったので、こちらはパスしましたが…)。 


 
右下が、毎朝作られる新鮮な豆乳にほんのり甘さをつけた「甜豆漿(ティエンドウジャン)」。
台湾の方は甘いのが好きですよね…。
私は甘い豆乳は苦手なので、これは味見程度、いただきました。 

ネットには、もち米で作られる台湾式おにぎり「飯糰(ファントン)」もおすすめ、と書いてあったので、こちらはお昼用にテイクアウトしました(写真右上の、ラップに包んであるのがそれ)。 
 このお店は、実はフードコートの中の一店。こんな感じです。 


 
このあとホテルに戻り、私はしっかり、ホテルの朝食をいただきました。

お迎えの10時半まではまだ時間があるので、台北駅から歩いていける逸仙公園に行ってみましたよ。

公園の中には、孫文が台北を訪れた折に宿泊した日本旅館と庭園(地下鉄の工事で現在の場所に移設)が、紀念館として一般開放されています(入場は無料)。 




 
着物を来た女の子を撮影しているカメラマンがいました。
便乗して私も遠くから撮影(笑) 

こうしていつものごとくめいっぱい時間を使い、無事にお迎えの車で空港へ。

でも、混載車で格安ツアーなので、途中、フルーツ屋さんと免税店に立ち寄りました。
去年行った免税店とは違うお店でした。
買うものなく、時間をやり過ごすのって…ね(-_-;) 


 
チェックイン後、スーツケースがちゃんと検査を通過したかを確認し、ガイドさんとおわかれ。

搭乗ゲートを確認後、朝に買っておいた台湾式おにぎりと、空港内で見つけた紅茶味のクロワッサンと、自販機で買った台湾ウーロン茶とでお昼。

おにぎりの中身は…ザーサイや肉鬆(台湾風肉そぼろ)、油條など、食べ慣れないものがいろいろ、ぎっしり入ってました(笑) 


 
14:15発の便は、遅れることなく飛び立ち、17:45に関空に無事に到着しました。

こうして私の3回目の、台湾旅行(今回は4泊5日)を終えました。
お疲れさまでした! 

まだまだ、台湾で行きたいところはいっぱいあります。

台湾は、ふっと思い立って“行っちゃおうかな”と、気軽に行ける距離なのがいいですね。
きっとまた行くと思います~(#^.^#) 

今回買ってきたお茶の一部。 


 
実は、去年買ってきたお茶も残っている…((+_+)) 
がんばって、どんどん飲まなくちゃ。

お茶と一緒にいただくお菓子もいろいろ買ってきました。
おなじみのパイナップルケーキ、タロイモの入ったまんじゅう、青豆の落雁などなど。
どれもおいしかった!!






2019年4月25日木曜日

台湾旅行記2019 その13(迪化街)


行きたかった茶館は、「ASW Tea House」です。 

迪化街を私が気に入っている理由は歴史的な建物がたくさん並んでいるところ。
迪化街の歴史的建物がパッケージに描かれたお茶を見つけ、お茶の質はそっちのけで(!)、パッケージが気に入ってパケ買いしてしまうほど、古い建物フェチの私です(^^; 


 
↑この写真の左下に描かれているのが、歴史的建物の、Watosonsビル。
目指す「ASW Tea House」は、このビルの二階にあります。

Watosonsビル(↓)は、かつて台湾中部で漢方薬局を営んでいた李俊啓氏が1917年に建てた、台湾初の西洋薬局でした。
「ASW Tea house」の名は、屈臣氏の英語名であるA.S WATSONにちなんだものだそうです。 


台北にありながら、イギリス風の内装。お茶もスイーツも、台湾のものも、イギリスのものもあり、両方セットになっているのもおもしろいです。

岡本先生はイギリスの紅茶を、私は台湾のウーロン茶を注文。

お菓子は両国のお菓子のセットを二人でシェアしました。

なんといっても、ここは雰囲気がすばらしい。
迪化街の喧騒がうそのように静かで、一人でゆっくりくつろぐのもおススメです。 




 
このあとは、私のお友達がおススメしてくれたお茶屋「青葉茶葉」へ行ってみましたが、閉まっていました…((+_+))
事前に予約したほうがいいよと言われていましたが、やっているだろうと甘く見ていました。本当に残念。 



 
でも、そばに、インドの紅茶店を発見↑ 
まだオープンして間もないそうです。
「ナルギス」と読むのでしょうか。ホームページを見ると、仲介者を入れず直販している、とあります。
日本にはまだ入ってきてないのかな?? 

もうおなかがたぷたぷでお茶は飲めないので、中だけ見せてもらいました。
お値段はけっこうしますΣ(・□・;) 

台北で、インドとインドのお茶を味わえるお店があるなんて、バリエーションが広がっていいですね。 

昨日立ち寄った、ダージリン茶を扱う東門駅のお店もしかり、台北では、インドのお茶が人気があるのでしょうか。 

今日も、結局、たくさん歩き(笑)、たくさん買って、暗くなってからホテルへ戻りました。

夕食は、台北駅2階のフードコートへ。
日本にもあるお店がたくさんあり、台湾ならではのところを探すほうが大変だったりします(^^; 

最終的に入ったのは「池記」というお店。
あとから調べてわかったのは、ワンタンメンで有名な、香港のミシュラン店だということ。ここは台北の一号店なんだそうです。 

実は、私はワンタンメンのセットを頼んだつもりだったのですが、間違ったようで(-_-;) 鶏肉がどかーんと載った丼が出てきた…。
ああ、ワンタンメン、食べたかったな…(爆)。 


 
ドリンクとサイドメニューが選べるセットを頼み、二人でシェア。美味しかったです。 

実はこのお店で、喧嘩騒ぎがありました。
お客同士、正確にはお客の一人が一方的にもう一人のお客に怒鳴り散らしたという…。

台湾の方は、おだやかで大声でしゃべったり、声を荒げて怒鳴る人は少ないと思っていたので、びっくりしたと同時にショックでした。言
葉がわからないので、どうして怒っているのかは不明ですが、周りのお客さんたちもみな唖然(;'∀') 
お店の人はとばっちりを受けてかわいそうでした。 

こうして今日も充実した一日が終わりました。

明日は10時半にはお迎えが来るので、実質、今日が最終日となります。
昨日、足をマッサージしてもらって、かなりよくなったけれど、今日もまたたくさん歩いたので、足が悲鳴をあげています(笑) 
今日もマッサージをしてもらいたかったなあ。