2015年6月19日金曜日

オリエント急行でティータイム♪

先日、お友達と一緒に、箱根日帰り旅行に行ってきました。
目的は「箱根ラリック美術館」にある、本物のオリエント急行でのティータイム。  

残念なことに、このオリエント急行でのティータイムは、事前予約ができません。
実際に訪ねていかないとだめなのがネックです。
平日に行ったので、大丈夫とは思いましたが、それでもやっぱりこれのために行くので、予約できなかったらショックだわー。
もちろん、ちゃんと予約はできたんですけどね。  

高速道路の運転には不安があったので、浜松から高速バスで行くことにしました。
御殿場ICまで、そこでまたバスに乗り換えです。

御殿場ICからは20分くらいであっという間に到着。
御殿場から箱根は近いんですね。  

すぐにラリック美術館へ行き、オリエント急行を予約。
ランチタイムだったので、どこで食べようか相談。

ラリック美術館のレストランから、オリエント急行の車両が見えるのと、野菜がたくさん料理に使われているようなので、ここに決定。
 



とてもおいしかったです。
梅雨どきでしたが、雨にはならず、曇りでラッキーでした。
ただ、ものすごく蒸して、ちょっと歩いただけで汗が。  

箱根にはたくさんの美術館がありますね。
今回は「ラリック美術館」と「星の王子様ミュージアム」の2つに行くことにしました。

どちらも事前にチケットを買うとだいぶお安くなります。  

まずは先に「星の王子様」のほうへ。歩いて5分。  



南仏風の建物で、ひときわ目を引きます。
入る前から「かわいい~」とテンションがあがりました。  

ここのお庭は、有名な吉谷桂子さんが手がけていますので、とってもムードがあってすてき。
普通のモードと、最近はまっている「トイカメラモード」の両方で撮影。






上の写真はトイカメラモードです。
こういうメルヘンちっくなところはトイカメラモードが合っている感じがします。

ちょうどバラが満開でした。
浜松ではもうバラは終わっていますが、こちらは標高が高いので今が時期なんですね。

「星の王子様」の物語にも、バラが登場しますよね。

 

庭を過ぎると、フランスの町並みが! 
去年の10月に訪れた「リサ&ガスパールタウン」にもパリの街が再現されていましたっけ。どちらも、作者はフランス人ですものね。




 

あちこちに、星の王子様や、登場人物のオブジェがあり、見つけるのも楽しいです。
これ、物語を読んだ方ならわかりますよね。  

展示ホールでは、星の王子様のお話や、作者サン=テグジュぺリの人生がわかる展示がされています。
裕福な家の出。絵が大好きで、絵の勉強もしたけれど、パイロットになるという夢を叶えて、世界中を飛び回ったんですね。

本も出していて、子どもの本は「星の王子様」が初めてだったんだとか。
二度の世界戦争を体験し、最後は戦争中に、空から戻ってこなかった――。  

子どもの頃、星の王子様を読んで、さっぱり意味がわからなかったです。
どちらかというと、お話よりも絵のほうに惹かれました。
今も内容をわかってるとはいえないかもしれませんが、大人になってわかることがありますね。  

ラリック美術館に戻り、ラリック美術館を鑑賞。
開館10周年記念ということで「ミュシャとラリック展」をやっていました。
二人の作品を同時に並べることは世界初だそうです。

同い年で、同じフランスで同時期その才能を開花させて活躍した二人。
親しい交流はなかったそうですが、二人の共通点や、生き様など、見比べていくとおもしろいものがありました。

展示数も多く、ゆっくり見ていたら、あっという間にオリエント急行の予約時刻に。  

16時からの、最後の回を予約したこともあってか、私たちだけの貸し切り状態でした。うれしい。

最初に、ビデオを見て、この美術館にオリエント急行の車両が来た経緯などを知ります。
この車両は箱根の山を一生懸命けん引されてやってきました。
この車両をセッティングしてから、まわりの外壁などが出来て行った様子が映し出され、オリエント急行をこの美術館の柱にしていることがよくわかります。

 





このオリエント急行、内装はすべて、当時のまま。
ラリックが手がけたガラスも、世界でまだ現役で走っているオリエント急行はレプリカが使われているそうですが、ここのは本物。
なので触らないでくださいと注意されます。  

ブラインドがおろされているので、外の世界からはシャットアウト。
まるで本当にオリエント急行で走っているかのような、不思議な感覚です。

アガサ・クリスティもこれに乗ったんだ~~~と、感動します。
椅子もゆったりしてくつろげます。
スタッフの方がいろいろと説明もしてくれて、そしてお茶とスイーツが登場。  


たっぷりの量がありました。
3人とも別々のものを頼んだので、違う飲み物を1杯ずつ楽しみました。
45分はあっという間。優雅で落ち着きのあるひとときを過ごし、幸せな気分で帰路につきました。 


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2015年6月9日火曜日

仙台、ニッカウヰスキー工場へ

新潟を訪れた前の日記の続きです。  

新潟から仙台までは、高速バスを利用しました。
地理的には、新潟と仙台は近いんですが、新幹線だといったん大宮まで戻らなくてはならず、JRだと米沢~山形経由でかなりの時間がかかります。

高速バスは新幹線乗り換えとほぼ同じくらいの所要時間で、重い荷物を持っての乗り換えもなく一本で行けて、楽です。  

仙台の実家は両親の様子を見に行っただけなのですが、膝が痛いだの、めまいがするだの、体のあちこちに不調があるようで……。
いつもはちょっとくらい調子が悪くても、私がおでかけしようと言えばついてきてくれたのですが、今回は家で休んでいる……と言われ。
そんなに体調が悪いのかと、驚きました。

無理無理連れ出して何かあっても大変だと思い、今回は両親とのおでかけは諦め、私一人で気になっていたところへ、レンタカーを借りて出かけました。  

仙台生まれで高校卒業まで仙台で育ちましたが、一度も行ったことのなかった場所。

NHK朝ドラ『マッサン』で一気に注目度がアップしたニッカウヰスキーの、仙台工場(宮城峡蒸留所)です。  

実は私、下戸なので、純粋にマッサンが思いを込めて作った工場を見たいというそれだけ。車で行ったのでどちらにせよ試飲はできませんし。  

仙台駅からニッカウヰスキーまでは車で約1時間とHPにはありますが、実際はもっとかかります。
私の実家は東北自動車道に近いため、30~40分くらいで着きましたが、途中、道が混んでいて、けっこう走った実感があります。



朝の9時15分ごろに到着。
9時20分からの見学ツアーに入れました。見学は無料です。

平日とはいえ、千葉ナンバーなど、けっこう車が来ていました。  
ツアーはさすがに毎日やっているのでスルスルと、滞りなくなめらかに進行します。
土日は一日2千人近くの来場者があるそうです! 

作並温泉郷にあるため、山の自然が豊か。とってもいいところです。  

1967年、この地を訪れたマッサンはそばを流れる新川の水をウイスキーを割り、一口飲んで蒸留所の建設を決めたそうです。
本来の土地の起伏を生かすこと、樹木の伐採は最小限にとどめること、電線は地下に埋設することなど、マッサンのこだわりを説明してくれました。  


これはドラマでもおなじみになった、単式蒸留機(ポットスチル)ですが、この宮城峡蒸留所の特徴は、当時すでに旧式といわれたカフェ式連続式蒸留機が導入されたこと。

写真的には見栄えのしない機械ではありますが、ブレンドウイスキーに大事な役割を果たすウイスキーが出来上がるのだそうです。
個性が違うウイスキーを作るためのマッサンのこだわりなんですね。  

 





最後に待ち受ける、無料の試飲コーナー。
お酒が飲めない人のためにはソフトドリンクが用意されていました(ありがたい)。
炭酸割りもできるように炭酸の機械も用意されています。  


これは「期間限定 リタのハイボール(りんごのハイボール)」。
ドラマ関連で作られた、マッサンとリタの物語、のロゴが入った缶。
これはスーパーなどでも見かけました(まだ売っているようですね)。
 


キングオブブレンダーのオリジナルステンドグラスも素敵でした。  

ここでツアーは終了。最後に売店へ。
せっかく来たので、ここでしか買えないものを選んで購入。  


ウイスキーは主人に。重いので小さなボトルを。
ラベルが宮城峡オリジナルのラベルです。
樽のものは、チョコレートボール(アルコールはなし)。
宮城峡の焼き印が入った、ウイスキー樽を模した入れ物に惹かれ……私は樽ものにも弱いようです(笑)。

実はこの中でこの樽チョコレートが一番高価でした。
買ったあと、あれ、なんでこんなに合計金額がいくのかと思ったら、チョコレートの値段も見ずに買っていたんですよ……。
でもまあ、食べたあとに入れモノとして使えるので。
ピンクの缶入りのアップルワイン入りのホワイトチョコレートも、缶が欲しくなって購入。アップルワインがかなり効いているので、1枚食べると私などはもうなんだか顔がほてってきましたー(^_^;) 
このピンクの缶は中の包装にも凝ってますよね。


チョコレートは個包装なのに、それをピンクの薄紙でくるんであって、贈答用にもいけるおしゃれなつくりです。  

私が売店を出て帰る頃には、見学者の数がどどお~んと増えていました。
ほぼ朝一で行ってよかった~~。  

このあとも気になったお店を覗きながら、最後は秋保温泉の「さいち」で、おはぎを購入。こっち方面にきたら、さいちのおはぎを買わないで帰るなんてできません~~~。
両親にもお土産で買って帰り、体のあちこちが痛いといいながらもとりあえずは元気そうだったので、ほっとして帰路につきました。  

浜松から仙台はとても遠いので、しょっちゅう帰ることはできませんので、久しぶりに帰ると両親がぐんと年老いて見え、胸がぎゅっとなります。
年月には逆らえないとはいえ、できるだけ健康でいてほしいと思います。 


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2015年6月8日月曜日

新潟観光2015

先週。東京への取材があり、その足を利用して、大学生の息子が住む新潟へ行ってきました。
息子も学校で忙しいので、一泊だけしました。

今年の3月に引っ越したばかりで、そのマンションに行くのは今回が初めて(浜松からは遠いので、引っ越しも自分で業者を手配してやってもらいました)。  

夜に着き、まずは駅のそばで夕食。
新潟名物ののっぺ汁と、へぎそば(天ぷら付き)をいただきました。




息子も新潟に住んで2年目になりますが、どちらも食べたことがないというので。
へぎそばは、つなぎにふのりを使っているのが特徴とのこと。
のどごしがよく、くせもなくおいしいおそばでした。  

翌朝は7時半に息子が大学へ行ってしまいましたので、散らかった部屋を片付けてやり、その後、観光へ。

洋館好きの私にはうれしく、新潟には古い洋館がけっこうあります。

新潟市歴史博物館「みなとぴあ」がある信濃川の河口は、眺めがよく、散策にも適した公園みたいになっています。  


右端に写っているのが新潟市歴史博物館。
左側の川向こうに立っている背の高いビルは「朱鷺メッセ」。
歴史博物館は重厚な建物で、迫力があります。

  

ただ、新潟市歴史博物館は、なんと! 臨時休業でした……(;O;) タイミング悪すぎ。




ということで、同じ敷地内にある国指定重要文化財「旧新潟税関」も閉まっていました……。でも遠くから建物だけ見れただけでもよしとしよう。  


もうひとつ、同じ敷地内にある「旧第四銀行住吉支店」は、レストランになっているため、ここだけオープンしていました。
が、まだオープン前の時間だったため、飲食はできませんでしたが、無理言って中を見せてもらいました。


うわー、素敵。
リノベーションしているとはいえ、銀行の風格が残っていて上品です。
ここで飲食してみたかったな…。  

雨が降ったりやんだりで不安定な天気でしたが、新潟ではよくあるらしい。
観光循環バスに乗っていたのがちょうど私一人だったので、運転手さんと話がはずみ、お勧めの「どっぺり坂」も見てみることにしました。


「どっぺり」とはドイツ語の「ドッペルン(二重)」の由来していて、旧制高校の学生が遊びに行く時の通り道だったことから、遊びすぎると落第する(だぶる=二重)ことから坂の名前がついたそうです。  

どっぺり坂のそばに、旧県副知事公舎の洋館をリノベーションしたレストラン「ネルソンの庭」がありまして、洋館好きの私としてはそこでのランチをと考えたのですが、今回は別のお店のほうを優先しました。
このレストランは次回に…。


外観だけパシャリ。木造はやはりだいぶ痛みが見えます。  

ランチは「英国紅茶サロン メイフェア」さんで。
一人でもアフタヌーンティーを受け付けてくれ、時間も自由に決めていいですよという寛大さ。予約をして、アフタヌーンティーをランチとしていただきました♪  


紅茶は2014年のダージリンセカンド「ギダパール農園」さんのをチョイス。
ティーカップ&ソーサーはウェッジウッドのターコイズクロッカス、とてもかわいらしい。こちらのスコーンはおいしいと有名らしく、確かにサクサクで、お持ち帰りしたくなるほど気に入りましたよ。

ピアノの生演奏もしていただき、優雅な時間を過ごすことができました。  

さて、午後は再び、洋館めぐり。


石油王・新津恒吉が外国人客用に迎賓館として建てた洋館が「新津記念館」。
国登録有形文化財。高い塀に囲まれていて中に入らないと建物の様子もわからないんです。入館料が高いですが、それだけの価値はありました。

公開しているのは、一階の「イギリスの間」、二階の「フランスの間」と「日本間」です。ステンドグラスもすばらしかった。  

貧しい家の出でしたが、実力で石油王にのぼりつめ、自分が今あるのはお世話になった世間の人々のおかげと、奉仕の精神も忘れなかったという新津氏、立派です。



そして最後に訪れたのが「新潟県政記念館」。
明治16年に建造された旧新潟県会議事堂。国指定重要文化財。
建物の裏のほうを先に見たんですが、後ろ姿(?)も実に美しい。
しかも入場無料で、内部の撮影も自由。
公共施設はこうでなくちゃあ。  

議事堂にも入って、椅子に座って雰囲気を味わうこともできます。すばらしいっ。  

ほかにもいろいろ見どころはあるのですが、夕方の高速バスで、実家の仙台へ向かうことになっていたので時間切れ。また次回のお楽しみです。  

高速バスに乗る前に、いつも撮影しているマンホールを。
デザインマンホールは3つ見つけましたよ~。  







この写真では見えないかもしれませんが、中央部分、4つにわかれて「喜」「怒」「哀」「楽」の文字が入っています。どゆことかな?  

これは『デザインマンホール100選』(アットワークス)に載っていたので覚えていました。国指定重要文化財の「萬代橋」のアーチを、抽象化したデザインだそうです。
本に載っていたのはカラーマンホールでしたが、それは私が歩いた範囲では見つかりませんでした。

 

そしてチューリップと太陽がかわいらしいマンホール。
チューリップは新潟市の花です。  

お土産。古町で見かけた和菓子や「金巻屋」さんでちょこっと気になったお菓子を購入。パッケージもかわいらしかったので。  

上に写っているお菓子は新潟米粉で作った「まるこぼうろ」。
北前船を模しているんですよ。↓  



かつて港町としてにぎわった新潟。
北前船が発展していた江戸時代から明治初期まではかなり栄えていたとのこと。  

同じく古町に新潟オリジナル雑貨を扱う「ヒッコリースリートラベラーズ」というお店にも惹かれ、いくつかお土産を購入。
新潟らしさを取り入れたポップで新しいお土産がいろいろありましたよ。

  

左のお茶缶は、なんだかパリっぽくて。でもパリじゃありません、
萬代橋をデザインしています。和紅茶もありました~!!!  
あえて新潟らしい、こちらも萬代橋と、トキのラベルをセレクト。
これは、こんぺいとうではありません、と書いてあったので、なにかな~と思ったら、あられ菓子。アメやガムが私は好きじゃないので、これはいい!と思って買いました♪ 


そのまま食べても、お湯を注いでもOK。いろんな味があるので楽しいし、プレゼントにもお値段も手ごろでかわいい。
ほかにも手ぬぐいとか、心そそられるものがありましたが、このあたりで今回は我慢、我慢。  

ということで、いつものように、駆け足でめぐってしまいました。
息子がいるのでまた来ることもあるかなと思い、次の目的地、仙台へGO。 


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