2018年7月21日土曜日

英国ファンタジーツアー日記 その20(最終回)












無事に12時前にはホテルにつき、荷物もまとめて、歯も磨いて(笑)チェックアウト。

ロビーでツアーのみなさんと一緒になり、バスでヒースロー空港へと向かいました。
バスの中でみなさんがどこに行かれたのか聞いたり、自分の行ったところを話したり。

ガイドさんからは、出国手続きについての詳しい説明もありました。 
今回私は、ウェッジウッドでお買い物をしたので、付加価値税(VAT)という、消費税の還付手続きができます。
イギリスの消費税は20%と高額なので、少しでも戻ってくるなら(全額は戻りません)、申請したほうがいいです。

お店によって、最低購入価格が違いますが、だいたい50ポンド以上買い物すると還付申請ができるので、買ったお店で「VAT還付申請用紙(VAT FORM)」をくださいと言って、もらいましょう(空港ではもらえません)。
言わないとくれないお店もあるのでご注意を! 

とはいえ、還付手続きのカウンターはいつもとても混んでいて…今回も時間までに順番が来ない可能性があり、どうしようか迷いましたが、なんとか間に合いました。

これは自己責任なので、還付手続きに並んでいたから遅れた、という理由は通用しませんし、飛行機の時刻が迫っているから先にやってほしい、という要求も通用しません、ひたすら順番です…( ;∀;) 

搭乗開始時刻までは自由時間で、みなさん、お土産などを買い物されていました。

私は、一度行きたいと思っていた、フォートナム&メイソンのカフェで休みました。
ランチを食べていなかったので、ウェルシュ・レアビットを注文。
これはウェールズ料理で、チーズにビールや調味料を加えたレアビットソースをトーストにのせて焼いた、いわゆるチーズ・トースト。 

「レアビット」とは、うさぎの「ラビット」がなまったものらしく、語源には諸説ありますが、1500年頃、貧しい農家ではうさぎの肉が高価なため手に入れることは困難で、チーズをトーストの上にのせて食べたのがはじまりとか。
1785年にはレストランで提供が始まったとのことです。
私的には、初めて食べるので、どきどき。 



 
そして、これ、超おいしかった!チーズが濃厚~~。はまりそうです~~。
チーズが濃すぎて、この半分で、もう、おなかにたまりました。
残せばよかったのですが、高価だし、もったいなくてがんばって完食。

これがあだになりました…。
というのも、飛行機が15:45発なので、すぐには料理は出ないだろうと思ったら、しばらくして料理が出てきたんです…(-_-;) 

ウェルシュ・レアビットは、お持ち帰りにすればよかったなあ。 

機内で楽しみなのは、映画です。
今回は観たかった映画が4本も観れました! 

・ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 
・パディントン2
・ピーターラビット(実写版) 
・グッバイ・クリストファー・ロビン(「クマのプーさん」の原作者A・A・ミルンと息子クリストファー・ロビンがつむいだ物語誕生秘話) 
*これは日本では未公開みたいですが、10月にDVDが発売されるそうです。 

クマのプーさんといえば、ディズニーが実写版の映画を作ったそうで。『プーと大人になった僕』。クリストファー・ロビン役はユアン・マクレガー。これも観たいな。


2018年6月7日(木) 11:30頃、無事に成田空港に到着。 

一週間に渡る英国ファンタジーツアーは終了しました。
今回も、すばらしい参加者さんに恵まれ、病気もケガもなく帰ってこれたこと、おかげさまです、ありがとうございました。

またこのようなテーマでツアーが企画されるかはわかりませんが、ご希望の声をいただきましたら検討させていただきますので、どうぞ、声をお寄せいただけましたら幸いです。 

20回にわたった英国ファンタジーツアー日記はこれで終わりですが、引き続き、私のブログをご愛読くださいね。
ブックマーク、あるいはお気に入りにご登録いただけますと幸いです。

2018年7月20日金曜日

英国ファンタジーツアー日記 その19(ロンドン)













2018年6月6日(水)ツアー7日目、最終日。 

今日もいいお天気です!
ロンドンで雨に降られなかったのは、今回が初めて。
本当に天気には恵まれました(暑かったけど)。 

今日は午前中がフリータイム。
12:30にホテルを出発して空港へ。15:45の便で日本へ帰国します。 

ホテルのチェックアウトタイムは12時までなので、12時前に帰ってこれれば荷物は部屋に置いていけます。
歯も磨きたいので、がんばって12時前にホテルに戻れるよう、計画しました。 

まずはお気に入りのテンプル駅へ。このあたりの街並みがとても好きです。
朝早いのでどこも開いてませんが(^^; 
仕事へ向かう人々の喧騒を感じるのもなかなかですね。 



こちら↑は、ハリー・ポッターの映画で、グリンゴリッツ銀行の外観として使われた「オーストラリア大使館」。 



写真の左のほうに、ちんまりと収まっている小さな白いビルが見えますでしょうか。
これが紅茶のトワイニング社。 
 ここからバスで、セントポール大聖堂へ向かいます。 



前回ここを訪ねたのは夜で、おまけに雨も降っていたので、今日はこんなに天気がよくてラッキーです。

セントポール大聖堂も、ハリー・ポッターの映画のロケがされました。
トレローニー先生の占い学の教室に続く幾何学的な階段はこの聖堂だそうです。
すでに見学希望者の長い列ができていたので、時間がかかるかなと思って、見学は諦めました。 


 
ここから歩いて川のほうへ。「ミレニアム・ブリッジ」↑があります。
この歩行者専用の橋も、前回来たのはセントポール大聖堂と同じ日、夜で雨でした(^^; 
ハリー・ポッターの映画で、死喰い人に攻撃された橋がこれです。 



テムズ川。お日様の光でキラキラ~♪ 
向こうに見えるのは「タワーブリッジ」。 

さて、このあとが本番です。今日の一番の目的地「Ragged School Museum」へ向かいます。

Raggedとは、みすぼらしい、ぼろを着た、という意味。つまり、昔、貧しい子供たちのための学校だったところが、博物館になっていんです。

こちらは開館日が限られているので、あらかじめ、今日オープンするかどうか、ちゃんと確認しました。
駅から10分くらい歩くので、ここでもホテルのhandyスマホが活躍してくれ、迷わずたどり着けました。 

オープンは10時。ホテルに遅くても11:45には帰っていたい。
ここからホテルまでは、歩く時間も含めると1時間はかかります。
そうなると、40分くらいしか、見学時間がありません。

オープンと同時に入れるよう、10分前には到着。
日陰で待っていると、スタッフが到着(遅い出社だな(^^;)。
「もう入れる?」と聞くと、「まだよ。10時オープンだから」と言われました。
気持ちは入れてくれ~~と必死に焦っているのですが、10時を待つしかありません。 


 
10時きっかりに中に入りました。 
ここは、医者で博愛主義者のトーマス・バーナードが設立した、貧しい子供たちのために無料で教育をほどこす学校です。

バーナードはアイルランドから医者になるためにロンドンに来た際、子どもたちの育つ環境の劣悪さに愕然としたそうです。
学校は1867年に始まり、1908年まで続きました。
この学校は、彼の慈善活動の第一歩でした。 


 
当時、貧しい子供たちにも教育を受けさせようという動きは活発で、そうした目的で作られた学校の中でも、バーナード博士のこの学校の生徒数は最大だったそうです。
貧困層がこの地域に多く住んでいたこともあるでしょう。 

教育だけでなく、食事や、最低限の医療もほどこしていたようで、バーナード博士の名は海外にまで知れ渡っていました。 

実は『赤毛のアン』にも登場するんですよ。
マリラが、隣りの州の孤児院から孤児を引き取ることにした話をリンド夫人にした場面。
マシユウは最初”故国イギリスの孤児院の子はどうだろう”と持ち掛けたのだが、自分はいやだと言った、ロンドンの町中をうろついている浮浪児みたいなのはごめんだ、せめてカナダ生まれの子にしてくださいと言った、とマリラが言います。

ここは原文だとMatthew suggested getting a Barnardo boyとなっています。
バーナード・ボーイというのは、バーナードが1870年に設立した男子孤児院の子ども、という意味でしょう。 

バーナードは、子どもたちが大きくなって自立できるよう、大工仕事や靴磨きなどの技術も教えましたし、カナダやオーストラリアなどの、イギリス連邦に属する新しい土地でよりよい暮らしができるように養子縁組にも関わりました。 

1873年には女子の孤児院も設立。
生涯、貧しい子供たちのために尽力しました。
1905年に亡くなるまで、バーナードは96の孤児院に関わり、8500人以上の貧しい子供たちを助けたそうです。

その意思は引き継がれ、現在「バーナード」というNPO団体となっています。
ダイアナ元妃は、生前、この団体の会長をつとめていました。 

マリラがバーナード・ボーイはいやだと言ったおかげで(?)アンがグリーン・ゲイブルズにもらわれてきたともいえますね。

『赤毛のアン』は、イギリスからカナダに移民してきた人々が作った村のお話なので、ちょくちょく、こんなふうに、故国イギリスのことが出てくるのです。 

こうした、物語の背景を知ると、より物語が深く味わえるので、私はセミナーでこうしたお話もさせていただいています。 

スタッフの方がバーナード博士のことや、当時の子どもたちの様子などを丁寧に説明してくださいましたが、いかんせん、私には時間がなく(-_-;) 

後ろ髪をひかれつつ、ホテルへと急いで戻りました。

 (その20へつづく)

2018年7月19日木曜日

英国ファンタジーツアー日記 その18(ロンドン)








アフタヌーンティーを抜け出してまで向かったのは、はい、「ワーナー・ブラザーズ・ロンドン・スタジオ メイキング オブ ハリー・ポッター」(ハリー・ポッター映画のテーマパーク)です!

今日はハリー・ポッターに浸る一日♪ 
ワーナー・ブラザーズも事前予約が必要で、前払い、キャンセルしても払い戻しはありません。

個人で行く場合は自分で予約しないといけませんが、ロンドンからの日帰りツアー(いろんな旅行会社が扱っています)に参加すれば旅行会社のほうで手配してくれます。

また、自分で手配して、自分で電車を使って行く場合との料金を比べても、ほとんど変わらないので、手間を考えるとツアーで行ったほうがいいです。

私も最初はツアーにしようかと思いましたが、ツアーだと丸一日それだけに取られてしまうという点がネックで今回はやめました。

自分で手配すると、希望する入場時刻を選べるので都合がいいのです。

私は一番最後の16時入場で予約しました。
20時閉館なので、4時間あれば十分かなと考えました(実際、その時間の予約で、私的には十分でした)。 

ワーナー・ブラザーズ・スタジオの最寄り駅「Watford Junction」までは、ユーストン駅からナショナル・レイルに乗り、特急で20分。
最寄り駅からは送迎バス(有料。現金のみ受付け、おつりは出ません)で約15分です。 


 
ナショナル・レイルはオイスターカードが使えるのですが、それを見落としてしまい、事前にチケットを買ってしまいました(ちゃんと調べないとこういう無駄足をふんでしまう…けっこうそういうことがある私)。

ユーストン駅から出る電車は特急だけでなく、各駅停車もあります。

ギリギリまでアフタヌーンティーを堪能していたので、間に合わないかもととても焦っていて、飛び乗った電車はなんと各駅停車…((+_+)) 

途中で乗り換えられるのかがわからないまま、結局各駅停車で1時間もかかってしまいました…(;゚Д゚) 
ああ、なんたる不覚…。 

そんなハプニングがありましたが、20分前(20分前までに必ず来るようにとチケットに書いてあるのです)には余裕で間に合いました。
あー、冷や汗かいた。 

ディズニーランド並みの人気アトラクションなので、チケットも早くから予約しないと取れませんし、送迎バスも一回では乗り切れないほどでした(二階建てバスなのに)。

ハーフタームということで、車内は親子連れではちきれんばかりです。 

ワーナー・ブラザーズ・スタジオは、入り口から楽しめる工夫があちこちにされているので、入る前からテンションがあがります!!パーテーションの柵もこの通り。 



 
もともとは飛行機の整備工場だったところらしく、とにかく天井も高いし、広いったらありません。

まあ、映画のセットを組めるくらい広大な場所じゃないと、撮影も無理ですものね。 

予約時刻16時になり、予約していた人たちがスタッフの指示に従って一斉に入るのですが、前座からのもっていき方が上手いっ!!
この歳になると胸がどきどきするような興奮や感動を味わうことが少なくなるのですが、私、久しぶりに「うわあああ~っっ!!!」と声を出してしまいました、鳥肌が立ちました。

すごいです、ここは想像していたよりもはるかなスケールとリアリティで人々を魅了します。
まさに、別世界、ファンタジーの世界がそこにありました。 

真っ暗な中、扉が開いて、さあ、そこは――ホグワーツ魔法学校のグレートホール! 




 
ハリー・ポッターの映画が好きな方は、絶対に訪ねることをお勧めします! 
シリーズそれぞれの撮影に使われた実際のセットが見れるんですから!

飾ってある肖像画や、置いてある薬品、教科書、道具といった細かいところまでじっくり見れるし、俳優さんたちが着ていた衣装、特殊効果の説明などなど、撮影現場の裏側まで体験できちゃいます。

もう、本当に興奮しちゃいますよ!! 
こちらはスネイプ先生の魔法薬学の教室。
さっきまで、似たような教室でアフタヌーンティーを楽しんでいたので、余計にテンションがあがります!! 


 
私、写真は撮られるより撮るほうが好きで、どこに行っても自分自身の写真はほとんど撮らないのですが、ここでは舞い上がって、撮ってしまいました(^▽^;) 
ただ、シャッターを押してくれる人を探すのに苦労しまして…みんな、複数で来ているので割り込むようにして頼みづらく…そこで気づきました、お一人様は私一人じゃないですか!!ガーン。

誰に押してもらおうかとあわあわしていたら、「シャッター押してもらえますか」と声をかけて来たかわいい女の子(大学生くらいかな?)、おおっ、お一人様です! 

喜んで押してあげて、代わりに私のも押してもらいましたぁ~~。よかった~~~。 

その後も、ポイント、ポイントで、その子と撮り合いっこしました(笑) 
意図して一緒に行動しているわけではないのですが、巡る速度がおんなじくらいだったようです。 



 
中に入る時はみんな一緒ですが、入ったあとは自由に回るようになっているので、自分のペースで、好きなだけ見れます。もう終わりかな、と思ってもまた次が、また次が…と、とにかく果てしないほど場面が展開していくのもすばらしい演出。大満足です。 

私はわりと見て回るのは早いほうですが、今回ばかりはけっこうゆっくりと見学し、たっぷり2時間かかりました。

カフェ以外に休めるところがないので、カフェで”バタービール”を飲みたかったのですが、席がなくレジにもずらっと行列ができていたので諦めました。

カフェではアフタヌーンティーをやっているのは知っていましたが、すでに取り扱い時間は過ぎていましたし、過ぎていなくても、お昼にアフタヌーンティーをいただいたうえに、またアフタヌーンティーはとても無理(-_-;)

どんなアフタヌーンティーなのか、写真が見たくて検索してみたのですが出てこず…うーん、興味あるなあ。 

帰りの電車は帰宅ラッシュにかかっていたようで混んでいましたが、今度はちゃんと特急に乗りましたよ!
ユーストン駅まで、あっという間でした。行きのあの1時間はなんだったんだ…。

夏は21時くらいまで明るいので、ホテルに帰った時もまだ明るかったです。 

かなり歩いたものの、それほどおなかもすいていないし、一人では外食もつまらないので、いつものように、日本から持参したカップラーメンで済ませました(^^; 

ツアー参加者さんからいただいた湿布を貼って、足をマッサージして、明日に備えます。 

その19へつづく)

2018年7月18日水曜日

英国ファンタジーツアー日記 その17(ロンドン)

ロンドンでは地下鉄じゃなく、なるべくバスを利用するようにしています。
乗り降りが簡単で、窓からの景色も楽しめるからです。
乗ったらすぐに二階へ!
二階の一番前の席がお気に入りの席です。

写真が撮りやすくて、高い場所からロンドンの街並みを見るのはとても爽快です!

高いところからだと、建物の様子もはっきりとわかります。 
こちらは有名な「ハロッズ」。バスの二階からだとこんなふうに見えます。 


 
ただ、バス利用の難点は、道路が混んでいること。
ヴィクトリア&アルバート博物館から、アフタヌーンティーを予約している「カッター&スクイッジ(Cutter&Squidge)」のそばまで、バスが通っていたのでそれに乗ったのですが、やっぱり途中がめちゃ混み。
間に合わないかとハラハラしました。

初めて行くお店なので、道順も不安、迷ったら到着が遅れてしまいます。
wi-fiをレンタルしていかなかったので、持参した地図を読み間違えたらアウトです。 

しかし!!!今回は、心強い味方が!!!
それが、ホテルの部屋に備え付けてあった「handy」です。

グレードの高いお部屋に宿泊できたおかげで、部屋には、ホテル宿泊者が無料で使えるレンタルスマートフォン「handy」がありました!
初めて知るサービスです(いつも安いところに泊まっていますからね(^^;)。
宿泊している間は自由に持ち出して使ってOKとのこと。
う、うれしすぎる~!(日本でも導入したホテルがあるようですね) 

そういうわけで、handyのおかげで、バスを降りてからお店まで、迷うことなく行くことができ、ほぼ時間ジャストに到着できました。 

今回予約したアフタヌーンティーは、ハリー・ポッターをイメージした「Potion Room(魔法薬学の部屋)」という名のアフタヌーンティーです。

このお店は今までも、ハロー・キティやディズニー映画のキャラクターをモチーフにしたオリジナルのアフタヌーンを企画しているスイーツ店。
添加物を使わず手づくりしたお菓子も人気だそうです。 

今回、ハリー・ポッターをイメージしているとあって、始まった5月から話題になっていました。
ネットでの事前予約が必要で、前払い、キャンセルしても払い戻しはなしという、かなり厳しい条件でしたが、これには絶対に行きたかったので、思い切って予約!
一緒に行きたいと希望されたツアー参加者さんが何人かいらっしゃったので、みなさんもぶんも一括で予約しました。
お一人の方だけ二週間前の予約になり、席が空いているか心配でしたが、最後の一席が奇跡的に空いていて(感謝!)予約できました。 

お店の地下が、魔法薬学の部屋です。
私たち参加者は、「カッター&スクイッジ・錬金術学校」の生徒という設定で、部屋に入る前に、ハリーたちと同様、黒いローブの着用をうながされました。
(きゃ~気分が盛り上がりますね♪♪)

部屋は暗く、スネイプ先生の魔法薬学の部屋を思い起こさせるようなしつらえです。
黒いとんがり帽子をかぶった魔法薬学の先生が出迎えてくれて、席に座ると、一人一人に合う杖を授けてくれます!!!
(まるで杖がハリーを選んだ映画の一場面のよう)。 

まずは飲み物を選ぶのですが、「ユニコーンの涙」とか、魔法的な名前がついているのが楽しい♪ 

ウェルカムドリンクのジュースは、ビーカーで出てきた薬(?)を、杖で呪文をかけてから(うふふ)加えると、色が変わるという楽しい仕掛け。

最初のスイーツは、魔法薬の調合の仕方を先生から教授してもらって、これまた杖で呪文をとなえて、調合薬をふりかけると、ぶくぶくと泡立ってくる…という仕掛けです。 



 
先生が言っていることがよく理解できなかった(何しろ英語ですから(^^;)けれど、それなりに魔法薬の授業は楽しく、童心に返ってハリー・ポッターの雰囲気を味わいました。 


 
運ばれてきたおなじみの三段トレイは、鳥かごのような形でかわいらしい(#^.^#) 
乗っているスイーツも大鍋の形をしているなどの工夫がありましたよ。

写真に写っているフード以外にも、物語に登場するロック・ケーキが出てきましたし、最後のほうには生菓子がワゴンで出てきたそうです。
”そうです”と書いたのは、私は電車の時間があり、途中で抜けてしまったからで(^^; 

最後まで体験できなかったのが残念です、行かれる方は2時間半たっぷりアフタヌーンティーの時間があるので、余裕を持って予定を組まれてくださいね、
私のようにならないよう…。 

こちらのアフタヌーンティー、最後にお土産もつきました。
アフタヌーンティーの名前が書かれたピンバッジ。
けっこうな大きさなので(^^; 記念に飾ってあります。 


 

 (その18へつづく)

2018年7月17日火曜日

赤毛のアンのお話会@兵庫 無事終了しました!

2018年7月15・16日と、西宮市の紅茶教室「スシーラティー」さんにお招きいただき、赤毛のアンのセミナーをさせていただきました。 

いつもはテーマごとに、3回、6回と、お話しすることがたくさんあるアンのセミナー。
1回のセミナーではとても全部お伝えできないのがいつも残念なのですが、ぎゅっと凝縮して、がんばってまとめました(^^; 

すでに梅雨明けし、毎日酷暑が続いている中、足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。心より、感謝いたします。 

先月の英国ファンタジーツアーにご参加くださった方々が、遠くからご参加くださって、うれしい再会もありました。 

また、フェイスブックでつながっている方と実際にお目にかかれたり、何年か前にお会いしてご無沙汰していた方とも、笑顔の再会。 

そして、スシーラさんに通っているみなさまも、みなさん、とても良い方々ばかりで、私のほうまでうれしくなってしまいました。 


 
セミナーの最後は、スシーラ茶園の紅茶と、私が訳させていただいた『赤毛のアン レシピ・ノート』(東洋書林)にある、「モック・チェリーパイ」を代表の吉田直子さんが手づくりしてくださいました♪ 
吉田さん、ありがとうございます!!!(^^)! 

このレシピ本は、赤毛のアンの作者のモンゴメリが実際に使っていたレシピをまとめたもので、 「モック・チェリーパイ」は、モンゴメリの息子の大好物でモンゴメリが息子のためによく作っていたお菓子です。 

”モック”というのは”まがいもの””~もどき”という意味で、実際にはチェリーが入っていないのにチェリーの味がするんですよ。
チェリーが手に入らない時の代用レシピ(?)みたいなものでしょうか。 

材料が簡単に、あるいは自由に手に入らない時に女性たちがどう工夫して料理を作っていたかがうかがえるのがこの”モック~~~”と、モックという言葉がつくお料理です。

 『不思議の国のアリス』に、モック・タートル(ウミガメもどき)という架空の動物が出てきますが、 これはウミガメの肉の代用として仔牛の頭肉を使った「モック・タートルスープ」をパロディにして作り出したといわれています。 

ウミガメのスープはおいしいと人気があったそうですが、希少種のため、ウミガメを使っていないのにウミガメのスープの味を出すという工夫がされたのですね。 

そういえば、このウミガメのスープを作れと命令された家政婦(メイド)さんが困り果てていたところ、モンゴメリのモック・チェリーパイの話をヒントとしてしてもらったことで見事スープを作ることができた、というエピソードが、小説『オークブリッジ邸の笑わない貴婦人』という小説に書いてありました。

このシリーズ、私、とても大好きなんです。
現代にあってヴィクトリア朝の暮らしを忠実に送りたいという老女のところへ、家政婦紹介所から一人の女性が派遣され、ヴィクトリア朝のメイドの仕事をこなしていく…というお話。 
ご興味のある方は、ぜひ読んでみてください(#^^#) 

そして、スシーラさんでのセミナーは、実は今回が終わりではないんですよ~うふふ。 

テーマは違いますが、9月16・17日は、タータン(チェック)をテーマに。
10月7・8日は、和紅茶(国産紅茶)をテーマにさせていただきます!! 

ご参加、お待ちしています。

2018年7月16日月曜日

英国ファンタジーツアー日記 その16(ロンドン)


2018年6月5日(火)ツアー6日目 終日フリー

今日もまたまたいいお天気です! 
終日フリー、ツアーに参加してくださったみなさんは、それぞれ、自分の行きたいところへ向かわれたご様子。 

私はといえば、朝食をほんのぽっちりにして、ホテルのそばのティーショップ(以前から行きたいリストに入っていたお店!ホテルのすぐそばにあり、朝早くからオープンしていたのでラッキーでした)でクリームティーをいただきます♪ 

クリームティーは、スコーンと紅茶のセットですが、スコーンがすでに半分になって焼いて出てきたのにはびっくり。こういうスタイルもあるんですね。 


 
ビアトリクス・ポターが結婚式をあげたセント・メアリー教会がホテルのそばにあることをガイドさんから教えてもらったので、このあと、教会を訪ねました。
以前もこのあたりのホテルに泊まったことがあるのですが、この教会がそうだったとは!
灯台下暗し。 


 
地下鉄の駅まで、ぐるっと遠回りして、路地を歩いてみました。
歴史を感じるテイラーが。いいですねえ、これぞイギリスって感じ。 


 
そして、おお!なんと、ウォルター・クレインが住んでいた家を発見! 



 
入り口のところに青いプレートがかかっているのがわかるでしょうか。
これは「ブルー・プラーク(Blue Plaque)」といって、有名な人物が住んだ家や働いた場所などの建物の外壁に掛けられているんです。  

イギリスでは古い建物をそのまま残しているので、ブルー・プラークも何百という数、設置されているんだそうです。

設置が始まったのは1866年とのこと、な、なんとヴィクトリア朝です。 

ブルー・プラークをつける人物には選出条件があり、また、一人につき1つのブルー・プラークしか作れないのだとか。 

ということは、ウォルター・クレインのブルー・プラークは、私が見つけたこの1つのみということになりますね!! 

ウォルター・クレイン(Walter Crane 1845-1915)は、イギリスの有名な芸術家ですが、私にとっては絵本画家として君臨している大好きなイラストレーター。

陶磁器タイルや、アーツ&クラフツ運動にも深く関わりました。 
あてもなくぶらぶら歩いて、こういう発見があると嬉しくなっちゃいます。

ウキウキ気分で次へ向かいます。

目的地は「ヴィクトリア&アルバート博物館」。

開館と同時に入ろうと思っていたのですが、違う電車に乗ってしまい、次の駅で乗り換えたので、少し到着が遅れました(笑) 
何度もロンドンに行っていますが、こういううっかりは毎度のこと(^^; 


 
ヴィクトリア&アルバート博物館は初めてではないですが、陶磁器コーナー(6階)まで見たことがなかったので、今回は陶磁器コーナーに絞りました。 

「とにかくすごい数のコレクションがある」とは聞いていましたが、確かにすごかった!!それぞれのガラスケースの中には、おびただしいほどの陶磁器がびっしり、年代ごとに飾ってあります。

本当に、どこから、どう目を移していっていいのやら。
興味を引く素敵な柄の品物があっちにも、こっちにも。
目ばかり泳いじゃって仕方がない(笑) 
展示は奥までず~~~っと、続きます。 



 
12時から、アフタヌーンティーを予約しているので、あまり長く見ることができなくて残念。
せめてもう30分、早く開館してくれると後が楽なのですが…こちらの博物館は開館が遅いのが困る…(そして閉館も早い(;'∀'))。 

その17へつづく)

2018年7月15日日曜日

英国ファンタジーツアー日記 その15(オックスフォード)

ボドリアン図書館ツアーのあとの、最後の訪問場所は、こちらもオックスフォード大学付属の自然史博物館 (Oxford University Museum of Natural History)です。 


 
設立は1860年。地質や動植物の標本や剥製の数は、大学付属の博物館としては最大級。
地元で発掘されたという恐竜の骨格標本もすごい迫力です。
私たちは一階しか見てませんが、2階、3階もあって、一つ一つじっくり見ていたら一日(以上)かかっちゃうほど(^^ゞ 



手で触っちゃった。
実は私、化石も好きなんですよね。
この三葉虫の化石は5億1300年前のものだと書いてありました(;'∀')
三葉虫は古生代の終期に絶滅した節足動物。 



ハリー・ポッターのヘドウィグを思わせる白フクロウ。かっこいいなあ。
こういう見せ方、うまいですよね。 

こちらの博物館は、入ってすぐのところに、『不思議の国のアリス』のコーナーがあるんです。
アリスの物語にはいろいろな動物が登場するので、それを説明しながら子どもたちに自然史に興味を持ってもらうということでしょうか。

絶滅したドードー鳥の剥製は、本物です!白ウサギも。 





ガイドさんおすすめのコーナーが、一番奥にある、世界の民族学的なコーナー。
日本のものも展示してあります。
しかしこの部屋の種々雑多な展示は何でしょう??(笑) 

照明も暗いし、いかがわしい骨董屋的な…感じもなくもないです。 

 自然史博物館の向かいは、キーブル学寮。
以前、私が泊まったところです。
大学の学生寮は、学生がいない間は観光客が利用できるんですよ。

エレベーターがないのが難点ですが、それは大学に限ったことじゃないですしね(^^; 
学生になった気分で、堂々と学寮内を歩ける!!グレートホールで食事ができる!!(これが一番のうれしかったこと) 

いろいろな年代の参加者さんがいらっしゃるので、今回のツアーではホテルにしましたが、今度またファンタジーツアーをやることになったら、学寮に泊まるというのも個性的でいいかな? 

今日も、昨日ほどではないですが、けっこう歩きました。
朝は曇っていましたが、だんだん晴れてきて、やっぱり暑いくらいのいい天気に。
強烈な晴れ女の方が何人もいらっしゃったおかげで、天気には本当に恵まれました。 

こうして丸二日間のオックスフォード観光が終わり、ツアーバスは一路、ロンドンへ。
1時間半~2時間の距離です。

ツアーの場合は移動中、寝ることができるのがいいですね(^^; 
渋滞もなく、スムーズに、予定より早くロンドンに到着。

ホテルは、ケンジントン地区の「コプソーン・タラ・ホテル」。 

明日、あさっての最終日と、終日フリーになるので、みなさんと一緒に食事ができるのはこの日の夜が最後ということで、休憩の後、夜ごはんはみんなで、ホテルのそばのパブでいただきました。

インターネットで調べた古いパブに行ってみたのですが、雰囲気があって、店員さんの給仕もよく、お料理も普通に(笑)おいしかったです。 





明日6月5日は丸一日フリー、あさって6月6日は12時半までフリーで、その後帰国の途へ。 つまり一日半、ロンドンで自由に過ごすことができます。

もともと、私のツアーはスケジュールをゆったり組んでいるのが特徴ですが、やはりツアーであっても、自分の好きなところへ行ったり、興味のあるお店を見る時間はほしいと思うので、少ない時間であってもフリータイムを入れるように心がけています。

ロンドンは交通の便がよく、ガイドブックも豊富にあってさまざまな過ごし方ができるので、今回、ロンドンは終日、フリーにさせていただきました。 

みなさん、それぞれ、計画を立てておられて、遠くはストーン・ヘンジに行かれた方もいらっしゃいますし、ガイドさんがつく半日観光、一日観光などを選ばれた方もいらっしゃいました。

ファンタジーツアーなので、ロンドンの「ワーナー・ブラザーズ・ロンドン・スタジオ メイキング オブ ハリー・ポッター」(ハリー・ポッター映画のテーマパーク)に行きたい方が多いかなと思っていましたが、ワーナーに行ったのは、結局、私一人だけでした(;'∀') 

そういうわけで、明日からのロンドン旅行日記は、私の記録になります(^^♪ 

その16へつづく)

2018年7月14日土曜日

英国ファンタジーツアー日記 その14(オックスフォード)


14時からのツアーを予約している「ボドリアン図書館(Bodleian Libraries)」は、ハリー・ポッターの映画でロケがされた場所の一つですが、世界的にも有名で歴史のある図書館です。

ボドリアン図書館と一口にいっても、26の図書館の総称で、個々の図書館にはそれぞれ名前がついています。

 ”ボドリアン”という名前は、図書館再建に多大な貢献をしたトマス・ボドリー卿からついたもの。 
オックスフォード大学生が利用するので、館内を見学するにはガイドツアーを申し込まないといけません。



 
ハリー・ポッターのロケがされた図書館は、「ハンフリー公爵図書館(medieval Duke Humfrey's Library)」と、円形図書館の「ラドクリフ・カメラ(Radcliffe Camera)」。

2つを回るツアーになると料金もあがり時間も長くなりますが、それだけの満足感はあります。 

今回、ハーフタームという繁忙期にあたり、団体の事前予約はできないと言われて(-_-;) 添乗員さんが当日オープン前から並んで、オープンと同時に予約をしてきてくれたんです(添乗員さん、ありがとう!) 

1グループ14名が定員とのことでしたが、それだとツアー参加者さんのみになってしまうので、日本語ガイドさんを入れての15名で交渉をしてくださいました。

残った私と添乗員さんは、別のグループへ(日本語ガイドさんがツアー参加者さんのほうへ行ってしまったので(^^; 英語の説明を聴くのがきつかった!)。 

カメラだけ持って、あとの荷物は全部預けます。
図書館利用者が迷惑しないよう、一人一人にイヤホンが配られて、ガイドさんが小声で説明するのをイヤホンをとおして大きく聴くようになっていました。 

今回は時間の関係で、ハンフリー公爵図書館のみのツアーです。

写真撮影OKなのは一階の神学部(Divinity School)のみです。

ディヴィニティ・スクールは名前の通り、神学校の試験教室だったところ。
ハリー・ポッターの映画では、医務室としてロケされています。

映画のスチール写真もパネルになってありました。 
天井の、模様のつなぎ目(?)にほどこしてある彫刻が、一つ一つ違うんです。
文字や動物、盾やら紋章的なものが、さまざま彫刻されていて、とても全部の説明ができないと、ガイドさん(でもけっこうあれこれ話してくれました)。 





 
二階が、ハンフリー公爵図書館です。
蔵書をオックスフォード大学へ寄付したハンフリー公爵(ヘンリー五世の弟)からその名がつきました。

公爵から寄付された本を収めるために、あらたに図書館がつくられたのが1480年。 

その後の宗教改革と政治混乱で荒れていたこの図書館を、ボドリーが再建しようとしたのが1598年。
書棚(ハリー・ポッターの映画にも出てきた)は当時設置されたものだそうです。

当時、貴重だった本は鎖につながれていて(現在はつながれていません)、デスクに刻まれた溝は、本を閲覧している間、鎖をたらしていくためのものでした。 
写真をお見せできないのが残念です、本当に美しい図書館です。
(拙書『図説英国ファンタジーの世界』(河出書房新社)にはたっぷり写真を掲載しています。もちろん許可済みです) 




実は私、仕事柄もありますが、小さいころから図書館が大好きで……。
特に、世界の美しすぎる内装の図書館にとても興味があり、『世界の図書館』(河出書房新社)という大型本も買ってしまったほど。
中世の鎖付き図書館を実際に見てみたくて、このツアーの前に実は行ってきたんですよ~~~(#^^#) 
その話はまた後日。 

その15へつづく)

2018年7月13日金曜日

英国ファンタジーツアー日記 その13(オックスフォード)

午後は、14時から、ボドリアン図書館のツアーを予約してもらっています。
それまで少し時間があるので、フリータイム(参加者さんから、どこかでまたフリータイムが欲しいと言われていたので、ちょうどよかったです)。 

私は、本当にこれは神様のお導きだと思っているのですが(^^ゞ 
トールキン展」という特別展が、ちょうど数日前に始まったんです!!(2018年6月1日~10月28日開催)

トールキンの原稿やイラストの他、地図や書簡など200点が展示され、そのうち3分の1は初公開だのこと!! 

主催者のボドリアン図書館は、トールキン関連の最大のコレクションを有しているとのことで、時間が短かろうが、これは観たいと思っていたのです。 

通常、このような大規模な展覧会は予約制なのですが、空きがあれば当日も閲覧可だとのこと。ガイドさんに一緒に受付に行ってもらい、あとちょっと待てば入れるといわれて、もう、うれしくて、うれしくて。

ガイドさんと、もうお一人トールキンに興味があるという参加者さんと、三人で、トールキン展を観てきました~。 



 
トールキン展が開催されていたのが、ジャイルズ・ギルバート・スコットその7のツアー日記に書いた建築家)が1937~1940年にかけて手掛けた新しいボドリアン図書館の建物、現在のウェストン図書館です。

膨大な蔵書を収めなくてはならないのに、周りの建物より高い建物は建てられなかったため、地下にスペースを作る工夫がされました。 

トールキン、小さいころから母親に絵を教えられ、大人になるまで絵を描いていたそうです。
文章だけでなく、自分の作品の挿画も手掛けているんですよ。

ホビットの冒険』の表紙も、トールキン自身が描いたものです。
私はトールキンの絵が好きなので、その原画や、使われなかったトールキンの絵などが見れて、本当に感動でした!! 

プロではないけれども、かなりの腕前です。
何気なく描いたものでも、う、うまい…!!
新聞に直接描かれたいたずら書きも、額に入れて飾りたいくらいの芸術になっている!! 

自分の物語の世界は、作者が一番よく知っているわけだから、作者自身が納得できる絵を描けれるのならそれは理想的ですよね。

ピーターラビットのビアトリクス・ポターはその典型的な例ですね。

ハリー・ポッターのJ・K・ローリングも、日本では魔女の宅急便の角野栄子さんも絵を描く人ですよね。 

「トールキン展」、ゆっくり見る時間はなかったのが残念でしたが、とにかく観れた!!!ことに感謝、感謝でした。
隣りの「ブラックウェルズ・ブックショップ」でカタログやポストカードもお土産に買って…♪♪
今はポストカードは額に入れて飾ってあります!! 

 (その14へつづく)

2018年7月12日木曜日

英国ファンタジーツアー日記 その12(オックスフォード)



植物園のあとは、オックスフォード大学「ニュー・カレッジ」へ。
設立は1379年なのに、”ニュー”カレッジっていったい…(^^; 

俳優のヒュー・グラントが学んだところがここです。
でも今は、ハリー・ポッターの映画のロケ地として有名になりました。 

大学の入り口はどこもとっても小さな木の扉。
特にこのニュー・カレッジは、入り口が通りから引っ込んでいて、見つけにくい!!! 


 
食事をいただくホールは、どの学寮も似たような感じですね。
実際に学生たちが使うので、お昼時間は閉まって見学できませんのでご注意を。 



 
ハリー・ポッターの映画のロケがされたのは、こちらの回廊。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で、この木のところでドラコは先生にフェレットに変えられてしまいます。 



 
さて、今日のお昼は…。
予約ができないとのことで、開店を待って入るという、ツアーではまずない”賭け”に出たお店。

なぜかというと、トールキンやルイスゆかりのパブだからです。

ルイスが文学仲間と「インクリングス」というグループを作ったことは前に書きましたが、インクリングスのメンバーは、毎週火曜日には「イーグル&チャイルド」というパブで集まっておしゃべりを楽しみました。
ファンならば絶対に立ち寄りたいパブなんです。 


すでに何人か並んでいる人がいましたが、大丈夫、席は取れました!よかった~。 




上の写真の部屋が、インクリングスお決まりの場所になっていたラビット・ルーム。
トールキンやルイスの写真や直筆のサインなどが展示されています。

まだ誰も座っていなかったので、バシバシ、写真撮りました!!
(この部屋で食事をとりたかったけれど、私たちツアーは人数が多すぎて入りきらないので…一番奥のスペースでした) 


イギリス名物?!のフィッシュ&チップス
このお店のは、とてもおいしくて、好評でしたよ~。
衣でごまかしているのではなくて、お魚自体も大きかったですが、けっこうぺろっといけちゃいます(笑) 
バラ柄のお皿もかわいいですね♪ 

ただ、いつも思うのですが、イギリスのお酢(ビネガー)はモルト・ビネガーなので、全然酸っぱくないんですよね。
酸っぱいのが好きな私としては、そこが残念なのですが…。 

その13へつづく)