2018年7月13日金曜日

英国ファンタジーツアー日記 その13(オックスフォード)

午後は、14時から、ボドリアン図書館のツアーを予約してもらっています。
それまで少し時間があるので、フリータイム(参加者さんから、どこかでまたフリータイムが欲しいと言われていたので、ちょうどよかったです)。 

私は、本当にこれは神様のお導きだと思っているのですが(^^ゞ 
トールキン展」という特別展が、ちょうど数日前に始まったんです!!(2018年6月1日~10月28日開催)

トールキンの原稿やイラストの他、地図や書簡など200点が展示され、そのうち3分の1は初公開だのこと!! 

主催者のボドリアン図書館は、トールキン関連の最大のコレクションを有しているとのことで、時間が短かろうが、これは観たいと思っていたのです。 

通常、このような大規模な展覧会は予約制なのですが、空きがあれば当日も閲覧可だとのこと。ガイドさんに一緒に受付に行ってもらい、あとちょっと待てば入れるといわれて、もう、うれしくて、うれしくて。

ガイドさんと、もうお一人トールキンに興味があるという参加者さんと、三人で、トールキン展を観てきました~。 



 
トールキン展が開催されていたのが、ジャイルズ・ギルバート・スコットその7のツアー日記に書いた建築家)が1937~1940年にかけて手掛けた新しいボドリアン図書館の建物、現在のウェストン図書館です。

膨大な蔵書を収めなくてはならないのに、周りの建物より高い建物は建てられなかったため、地下にスペースを作る工夫がされました。 

トールキン、小さいころから母親に絵を教えられ、大人になるまで絵を描いていたそうです。
文章だけでなく、自分の作品の挿画も手掛けているんですよ。

ホビットの冒険』の表紙も、トールキン自身が描いたものです。
私はトールキンの絵が好きなので、その原画や、使われなかったトールキンの絵などが見れて、本当に感動でした!! 

プロではないけれども、かなりの腕前です。
何気なく描いたものでも、う、うまい…!!
新聞に直接描かれたいたずら書きも、額に入れて飾りたいくらいの芸術になっている!! 

自分の物語の世界は、作者が一番よく知っているわけだから、作者自身が納得できる絵を描けれるのならそれは理想的ですよね。

ピーターラビットのビアトリクス・ポターはその典型的な例ですね。

ハリー・ポッターのJ・K・ローリングも、日本では魔女の宅急便の角野栄子さんも絵を描く人ですよね。 

「トールキン展」、ゆっくり見る時間はなかったのが残念でしたが、とにかく観れた!!!ことに感謝、感謝でした。
隣りの「ブラックウェルズ・ブックショップ」でカタログやポストカードもお土産に買って…♪♪
今はポストカードは額に入れて飾ってあります!! 

 (その14へつづく)