2018年7月4日水曜日

英国ファンタジーツアー日記 その4(ウェッジウッド)





2018年6月2日(土) イギリス三日目。

湖水地方をあとにし、グロスター、レイコックを見学後、オックスフォードへと向かいます。 

ホテルのあるウィンダミアからグロスターまでは約350キロ。
どうしてもお昼と休憩を途中で取ることになり、 どこに立ち寄ろうか悩んだ末、中間地点にあるストーク・オン・トレントの「ワールド・オブ・ウェッジウッド」にしました。 

ストーク・オン・トレントは、陶磁器の町として有名で、たくさんの陶磁器メーカーが軒を連ね、工場見学できるところも多いです。 

日本でもファンが多いウェッジウッド窯は、1759年に、ジョサイア・ウェッジウッドによって創業。
貧しい家庭に育ったジョサイアは、労働者階級でも手が届く器づくりを目指しました。

乳白色の硬質陶器「クリーム・ウエア」を生み出し、これが実用陶器として多くの家庭に普及しました。 

新古典主義が流行した時には、磁器に近い炻器を下地にした新素材で「ジャスパー・ウエア」を開発。ウェッジウッドを代表するほどの人気を博しました。 




入り口に建つジョサイアの銅像。
手に持っているのは、研究を重ねた末に完成した、ジャスパー・ウエアで再現したポーランドの壺
ポーランドの壺は、ミュージアムへ続く通路の壁にも描かれています(下の写真の一番右)。 


 
そうしたウェッジウッドの歴史が詰まっているミュージアムをはじめ、アウトレット、ギフトショップ、紅茶の試飲などを、お昼の時間まで、自由に見て回っていただきました。 




 
ウェッジウッドは、お茶のコレクションも豊富です。
試飲ができるコーナーで、全部、試飲させてもらいました!(^^)! 

ギフトショップは、ディスプレイがとにかくゴージャスで、うっとりしてしまいました。
最初は買う気はまったくなかったのですが…… 



上の写真の、持ち手がついてないティーカップ(ティーボウルといったほうがいいのかな)と、スクエアのソーサーが気に入ってしまい…えい!と購入を決めてしまいました(;'∀') 

この赤い花柄模様は「CRIMSON JEWEL(クリムソン・ジュエル)」という名前で、「ワンダーラスト」シリーズの一つ。

ワンダーラスト(ワンダーは”感嘆すべきもの”、ラストは”熱望”の意)・シリーズは、18世紀に上流階級の子弟が教養旅行と称して行っていた”グランドツアー”から着想を得ているとか。

それぞれのデザインにはインスピレーションを得た国があるそうで、私が気に入ったクリムソン・ジュエルはネパール。

国旗にも用いられ、ネパールのナショナルカラーでもある赤をベースに、スイレンやクリサンセマム、ハニーサックルなどオリエンタルな花々をあしらったとのこと。

ほかにも、ロンドン、京都(日本です!)、ハノイなど、個性的な柄が並んでいました(上の写真のポストカード参照)。 

私がこのシリーズに出合ったのは、つい二日前でして(^^; 
ツアーが始まる前に一人で取材で訪れた「チャッツワース」のレストランで”ウェッジウッド・アフタヌーンティー”を体験したときです。

このクリムソン・ジュエルの茶器が出てきて、好きな柄だな~~と思っていた矢先だったんです。
もし、そのアフタヌーンティーで出合っていなかったら、購入はしてなかったと思うので、これも縁なのかな、と思います。 



 ↑これが、チャッツワースでいただいた、ウェッジウッド・アフタヌーンティー
一番上の赤いのがクリムソン・ジュエル、二段目の青いのが京都、三段目の黄色がハノイ。 チャッツワースのこのアフタヌーンティーの三段トレイセットは、ウェッジウッドのギフトショップに、まんま、ありました!↓ 



丸いお皿も欲しかったなあ…。いつか揃えられたらいいなあ。 

さて、ウェッジウッドのティールームでの、私たちのお昼は――はい、こちらもアフタヌーンティーです!! 

せっかくイギリスに旅行に来たので、ぜひみなさんにもアフタヌーンティーを味わっていただきたいと思いました。
通常は2時からのアフタヌーンティー、なんとか12時からのランチとして出してもらえないか、旅行会社さんに交渉をしていただき、OKしてもらえました♪ 



 
みなさんとても喜んでくださって…食べる前に撮影タイム。
上の写真は4人分。
下の写真は2人分。

盛る人数によっても写真映えが違いますね(私のチャッツワースのATは一人分なので、ちょっと寂しい感じ…( ;∀;))。 

さすがウェッジウッド、フード類はどれもおいしかったです(特にサンドイッチ)。
おなかいっぱいになって、次の目的地グロスターへ!

その5へつづく)