2020年8月30日日曜日

パディントンのお茶会@浜松

今日、浜松のC-cafeさんで「パディントンのお茶会」を開催しました♪ 

本当は8月2日に開催予定でしたが、浜松でのコロナのクラスター発生で、安全を考慮して延期したものです。 
6名という少人数で、感染対策を講じ、距離も空けての開催でした。
マスクでは声が通らないので、マウスシールドをつけてお話をさせていただきました。 


 マイ・パディントンコレクション。お茶会のために集めましたよ(*^^)v 


 
ケーキは、パティシエの方にオーダーしました。 
パディントンが大好きなマーマレードを使った英国菓子を、ということで、 マーマレードを使ったヴィクトリア・サンドイッチです。 

英国の栄光の時代に君臨したヴィクトリア女王。愛する夫(アルバート殿下)を病気で亡くし、悲嘆に暮れて何もできなかった女王を元気づけたいとの思いで生まれたお菓子だといわれています。 

本来はラズベリージャムを間にはさむのですが、今回はマーマレード。
写真に写っている、スコットランドのマッカイ社のダンディー・オレンジ・マーマレードを使用。
ダンディーは、スコットランドの港町で、マーマレードが生まれた町です。 

そして、手軽に買えるお菓子として、英国のショートブレッドと、キットカットのほうじ茶味も添えました♪ 
紅茶は、C-cafeさんが扱っている、春野町のお茶生産者さんの紅茶(つまり和紅茶)。 

パディントンのお話が生まれた背景、作者のボンドさんのこと、くまへの意識の変化、子どもの本の中のくま、そしてもう一人の有名なクマ、プーさんの話など、いろいろ話していたら、やっぱり、時間が足りない(;^ω^) 

イラストレーターが変わるとパディントンのイメージも変わるということで、いろいろなイラストレーターのパディントンの本もご紹介。 

浜松市美術館での『くまのパディントン展』は9月13日まで開催中なので、一度見た方も、まだの方も、見に行っていただけたらいいな~と思っています。 


 
↑これは、パディントン展のグッズ売り場で見つけて、私が即買いしたもの。 
実はこれ、とーっても小さなパディントンの銅像なのですが、ロンドンのパディントン駅に設置されている銅像と同じなんです。 

私は実際に行って、その銅像を見ているので、ミニチュアのこの銅像をロンドンの思い出に購入しました!! 

30年前にロンドンに行った方が、今回、お茶会にご参加くださったのですが、30年前は、銅像ではなく、ぬいぐるみが、パディントン駅に、ガラスケースに入れて飾られてあった、と教えてくださいました。

パディントンの銅像が設置されたのは2000年と、比較的最近のことなんですね。 


 
↑その方が、30年前にロンドンのパディントン駅で購入されたという思い出のパディントンのぬいぐるみがこちら。
持ってきてくださいました!!! な、なんてかわいらいしい…(≧▽≦) 

ガブリエル社のパディントンです。
ガブリエル社は、パディントンのぬいぐるみの製作販売許可を著者から初めてもらったイギリスのメーカー。
最初のパディントンのぬいぐるみは、パディントン展で展示してありましたね。 


 
帽子を取ったらこうなってました。
色の違うお耳がのぞいて、くまであることがわかりますね。
くまのプーさんにも見える愛らしさ。
今まで、大事に持っていてもらって、幸せ者のパディントンです。
持ってきてくださって、ありがとうございました(*^^*) 

9月7日にも、もう一度、パディントンのお茶会を開催する予定ですが、おかげさまで満席となっております。ありがとうございます。

もし、4名様、集まっていただければ、ご希望の日に開催を検討させていただきますので、メールでご連絡をくださいませ。 

また、9月2日には、静岡市のミス・カニンハムでも、パディントンのお茶会をさせていただきます。サロン・ド・テ・AIさんの主催です。
こちらも、おかげさまで満席ですが、もしキャンセルが出ましたらご参加もできるかもしれませんので、ご希望の方は一度、ご連絡をいただけましたら幸いです。

2020年8月29日土曜日

天白磐座遺跡@浜松

先月、掛川市の阿波々神社にある磐座(いわくら:神が宿る岩)を訪ねたことを書きました。

そういえば、浜松にも磐座があった…知り合いの方から、ここはパワースポットだから行ってみるといいよと、ずっと前から聞いていたところです。 
ぽかっと空いた日があったので、天白磐座遺跡(てんぱくいわくらいせき)に行ってみることにしました。 

天白磐座遺跡は、渭伊(いい)神社の背後にある、薬師山の頂上にあります。 
初めて行くので、渭伊神社に駐車場があることを知らず、ネットに書いてあった地域遺産センターというところに停めて、歩いていきました。
片道10分。 ものすごい暑い日でしたが、普段は車でサーッっと通り過ぎてしまう道なので、歩いて、細かく周辺を見ることができるのはそれはそれで楽しい。 

神社の境内、そして遺跡のところは、風が吹いていて、暑さはそれほど気になりませんでした。 






約40メートル四方にわたって巨石が点在しています。
モノ言わぬ岩に、朽ちない岩に、古代の人々が神を感じた、というのが、理屈ではなく感覚で、感じ取れます。神域なんですよね。 


 
誰もいない、静かな時間だったことも関係しているでしょうが…。
タイムトリップしても不思議はない感じです。 

「磐座」という言葉を検索していたら、石の研究者・吉川宗明さんのサイトを見つけました。 このサイト、すごいです!こんな方がいらっしゃるんですね。 

このサイトによると、 「いわくら」は「神が宿る岩石」。 
神の立場から見ると、「祭祀の時、人と交流するために一時的に座る、あるいは入りこむ岩石」。 

人間の側から見ると、「祭祀の時、神を迎えるために用意する岩石」。 
気をつけなければならないのは、「いわくら」は神そのものではなく、神が宿るために準備される施設・装置・道具だという点。

神そのものである石は「石神」(いしがみ)と呼んで、別の概念になる。 とありました。

なるほど、なるほど。 

そして、パワースポットブームもあってか、祭りや宗教に関わる聖なる石や祀られている石をすべて磐座と呼んだり、新しく作られた岩石も磐座と呼ばれているのは、違う、とも述べてらっしゃいます。 

その石を説明するために安易に、使いやすい「磐座」を使ってしまうということでしょうかね。
その言葉の意味や定義をきちんと理解して使っている人はどれだけいるか…。

私自身、言葉を使う仕事なので余計にそう思います。
言葉をきちんと使うことの難しさ…。 この方のサイトも本も、もっと時間をかけて、真剣に読んでみたいと思いました。
難しいけど、読んでいるとおもしろいです。 

さて、話は戻って。 天白磐座遺跡の発掘調査により、ここは、4世紀後葉(古墳時代前期)から平安時代に至る長期間、祭祀場として使われていたそうです。 

この遺跡と、渭伊(いい)神社との関係ですが、もともと別々だったようです。 
渭伊神社が、2017年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』の、井伊家の氏神となったのは、平安時代。 かつては龍潭寺(りょうたんじ)の境内にありましたが、南北朝時代に、現在の地に移ったとされています。 

案内板には、「渭伊神社の創祀が古墳時代前期にまでさかのぼることを語る」と書いてありますが、神社がもとあった場所が違う説があるので、渭伊神社と磐座遺跡を一緒に語ってしまうのはどうなんでしょう。 


 
渭伊神社のご神木。 
御祭神は、三神。 玉依姫命(たまよりひめのみこと) 品陀和氣命(ほむたわけのみこと)=応神天皇 息長足姫命(おきながたらしひめのみこと) 玉依姫と知って、どきっとしました。

玉依姫は、今、私がはまっている「八咫烏シリーズ」(阿部智里著のファンタジー小説)に出てくるからです。 

この一週間、6冊のシリーズを夢中で読み進め、頭の中はすっかり八咫烏シリーズの世界に浸かっていたのです(^^; 

漫画化もされ、とても人気のある小説だということは知っていて、一巻目は去年買っていたのですが、一巻目の最初がどうも退屈(おもしろいのだけど女の嫉妬の世界が…(-_-;))で、最後はどうせこうなるのだろう、なんて勝手に先が見えた気がして、放ってあったんですが、読みだしてみたら…中盤からあれよあれよと展開がおもしろくなってきて、なんと、ええ!!!!っていう予想外のラストにはもう、すごい、この人…と、ため息がもれました。 

それからすぐに二巻目以降、全部買ってきて読みふけり、第一部完結という6巻目を読み終わって…なんと、そう来たか!!と、これまた壮大なスケールに圧倒。 

第二部がもうすぐ発刊されるとのことで、またまたはまってしまいそうです(^-^; 
その前に、外伝を読まなくちゃ。 

実は私、天狗のお話を書いていて、天狗や八咫烏に関する本を読んでいたこともあって、このシリーズにはすごく惹かれました。

荻原規子さん、上橋菜穂子さんの本が好きな方、ファンタジー好きの方ならきっと気に入るはず。おすすめです!



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2020年8月23日日曜日

蘭字展@フェルケール博物館

前回書いた『ショパン展』は、お友だちと行ったのですが、コロナ禍なので、会場内でのおしゃべりは禁止です。 
終わってからランチへ。そこでは気兼ねなくお話できました(もちろん食事している以外はマスク着用で)。 



ランチは『祥瑞』という、北京ダックや小籠包がおいしいことで知られるお店でいただきました。静岡市内に2店舗あり、こちらの駅南のお店は、落ち着いた店構えなので、こちらのほうがゆっくりできる、とお友だち。 


入り口にディスプレイされている真っ白いお皿は、ノリタケみたいです。こういうセンスがいいですね。 



麺もおいしそうでしたが、悩んだ末、夏チャーハンのランチコースを選びました。 ランチには、サラダ、スープ、そしてミニ点心(小籠包&焼売)、デザートがついてます。どれもおいしくて、大満足。また来たいです。 お友だちとはここでわかれて、私はもうひとふんばり、清水まで足を延ばしました。 


駅前で見つけた、お茶のタクシー。お茶のまち静岡市、と書いてあるので、静岡市内全域で走っているのかな??? 

清水に来た目的は、フェルケール博物館で開催中の『蘭字 輸出用茶箱絵の世界』を見るため。今日は、展覧会のはしごです。 

日本から輸出した、お茶の箱に貼られていたラベルのことを「蘭字」とよびます。
入っている商品が何で、だれが、どこへ送るのかがわかるという実用性を超えて、そのデザインや色に、私はとても惹かれるんです。
(もともと私はライターではなく、デザイナーを志望していたからよけいかな) 


 
チラシに使われているニワトリの絵が描かれたラベル、これが蘭字のひとつ。
 「おはよう」という日本語とニワトリ、そして”100%純粋な日本茶”という宣伝文句と、会社名が描かれています。囲んでいる飾り罫も素敵ですよね! 

 会場には明治時代の木版蘭字から1960年代まで使われたオフセット印刷の蘭字まで、100点あまりが展示されています。 
第二次世界大戦後、輸出先がアメリカ大陸から、旧フランス領のアフリカや西アジアに移ったため、蘭字の雰囲気も、写真のようなデザインから、中東っぽくなってくるのもおもしろいです。 

 な、なんと、展示の中に、「タータンTartan」と書かれた蘭字を発見!!!!
撮影禁止なのでお見せできないのが残念なのですが、タータン模様の蘭字です!!
コーフン(≧▽≦) Rob Roy Tartan  Japan Tea  imported by Balfour, SMYE&Co., HAMILTON とあり、静岡のヘリヤ商会から輸出。 ロブ・ロイ・タータンは、赤と黒が均等の割合で格子柄になっているタータンなのですが、その蘭字も、ちゃんと赤と黒の格子柄になっています!!!か、かわいい~~~(*'ω'*) 

ハミルトンというのは、スコットランドのグラスゴーという大都市の南東にある町。そこの会社が、日本茶(たぶん緑茶)を輸入したんですね。
スコットランドに輸出するために、タータン柄の蘭字を作った・・・ヘリヤ商会さんのデザインでしょうか、粋です!!! 

いつのものか書かれていないのでわかりませんが、木版印刷なので、オフセット印刷になる前のもの、19世紀後半~20世紀初期でしょうか。 
タータンの蘭字はほかにも何種類か作られたのかな。タータンおたくとしては大変に興味のあるところです。 

この企画展は9月6日までですが、先日の日記に書いた、「ふじのくに茶の都ミュージアム」の蘭字に関わる展示のほうは10月5日までやっていますよ~。 

お子さんの研究テーマとしてもぴったりだと思います。 

また、フェルケール博物館は港の博物館なので、船や海に関する展示が充実しています。
1階常設展示の一角に、ちょこっとだけ、蘭字と茶箱の展示がありました。 



 
こういう茶箱が、積み荷として港に山積みされている写真も展示してあり、そうした写真を見ると、なんだか、わくわくしてくるんですよねー。 


 
↑こちらは和船の展示 船酔いしてしまうくせに(笑)、帆船とか、港とかにはロマンを感じて憧れてしまう私。


街角の時計は船舵の形をしています。


このフェルケール博物館は、居心地がよくて好きな空間です(遠くてなかなか来れませんが…)。博物館のまわりを水が流れていて・・・すがすがしく・・・ 


 
鳥が水浴びをしている姿を発見。暑い日だったので、気持ちいいんでしょうね。 

博物館から歩いてすぐそばに「エスパルスドリームプラザ」があります。ちびまる子ちゃんランドが入っているショッピングモール。
帰りはここでちょこっとお土産を買って、帰路につきました。 


 
「清水の紅茶」は、”まちこ”という茶の品種を使ってつくった国産紅茶の缶。 
まちこは静岡市清水区のみで生産されている茶。正式な品種名は「静7132」というのですが、そんな番号の名前ではかわいそうだと思った、地元清水のお茶摘みさんが、ご自身のお名前をつけたのがはじまりとか。 

桜葉の香りがする天然成分・クマリンを含んでいるということで、これをブランド化する動きが活発です。 
ちびまる子ちゃんの作者・さくらももこさんの「さくら」と、まちこの「桜葉の香り」が偶然にもマッチして、清水という町をもりあげているようですね♪ 
さくらももこさんと私は一歳違い。なので、ちびまる子ちゃんの時代はまさに私の子ども時代とぴたりと重なります。 お亡くなりになったことがショックで、本当に残念でなりません。 

2020年8月22日土曜日

ショパン展@静岡

各駅停車にゆられて静岡まで行ってきました。
いつもなら混雑する東海道線ですが、コロナの影響もあるのか、乗客は少なく、距離を取って座っていくことができました。
もちろん、みんなマスク着用。 

目的は、静岡市美術館で開催中の『ショパン展』。



 
美術館はビルの3階にあるのですが、エレベーターの扉にも、展覧会の告知がしてあります。 

私は幼稚園の時にピアノを習っていたのですが、先生の言葉から、子どもながらに自分は下手なんだとわかり、すぐにやめてしまいました(-_-;) 

そんなトラウマもあるのか、音楽の授業の成績も悪くて、音楽というのもにものすごい劣等感があります。 

なので、以前『タータン展』でお世話になった方が、このショパン展に関わっておられなければ、観に来なかったと思います(;^_^A 

音楽音痴ですから、ショパンのこともよく知らないので(有名な曲は聞いたことはあっても曲名までは覚えておらず…)、展覧会は何から何まで新鮮でした(笑) 

ショパンが生まれたポーランドは興味の範囲からはずれていて、ポーランドという国の成り立ちも知らなかったので、ポーランドが領土(国境線)をめぐって戦いを繰り返していたことを学びました。

ショパン(1810~1849)が生きた時代は、他国に干渉され、戦争をし、分割されたり独立したりと、めまぐるしく政情が変わった激動の時代だったんですね。 

神童・ショパンはすでに幼い頃からピアニスト・作曲家として活躍。演奏家としてヨーロッパのあちこちを回っていました。 

亡くなる前年には、イギリスを訪れ(演奏会を企画したのはスコットランド人の弟子スターリングとその姉)、ヴィクトリア女王とアルバート公の御前で演奏も果たしました。
この時、ショパンはすでに病気で弱っていて、イギリスの悪天候と、英語が話せないのに連れまわされた社交界にさらに病状が悪化したそうで、死期を早めた原因ともいわれています。

スコットランドでショパンが滞在した家はまだ残っているようで、イギリスと関連があるとわかるとがぜん、興味が湧いてくる……。 

ショパン展の目玉は、日本初公開となるショパンの友人にあてた自筆手紙と、自筆譜。
どちらも劣化を防ぐために暗い一角に展示されていました。 

また、ショパンの肖像画の中でも特に有名な作品のひとつ、本展のチラシ(上の写真のエレベーターにも描かれている)にも使用されたアリ・シェフェール作「フリデリク・ショパンの肖像」も日本初公開だそうです。
亡くなる2年前に描かれ、ショパン自身も気に入っていた絵だとか。 

ショパンは祖国ポーランドを愛していましたが、後半生の大部分はフランスで暮らしました。フランスでは、知人を介して知り合った女性作家ジョルジュ・サンドとの恋愛が有名だそうです。
サンドは知人の恋人だった人ですが、離婚歴と二人の子持ち。でも、恋愛する男性が次々と現れ、ショパンもその一人になるわけです。
10年近くつきあったのち破局。
そして、39歳という若さで亡くなってしまいます。 

サンドとの恋愛も、ショパンの命を縮めたとも言われているようです…。
サンドは72歳まで生きたんですねぇ…。恋多き女は強いのかな(^-^; 

本展ではショパンの人生や作品だけでなく、ショパンが生きた時代のワルシャワとパリの芸術作品も展示されていて、見ごたえがありました。 

ショパンの曲がもっと大きな音で流れていたらよかったのでは、と思うけれど、会場の都合で難しいのかな。
近ければミュージアムコンサートに来るのだけど…。ちょっと遠い…( ;∀;) 

同じ静岡県内とはいえ、浜松から静岡は、新幹線で2駅、鈍行で1時間10分かかります…。 ショパン展、この静岡会場が日本での最後の展示のようです。

帰宅後、クラシック名曲集のDVDから、ショパンの曲を選んで聴いてみました。
今度はショパンをモデルにした映画も観てみようと思います♪

2020年8月14日金曜日

茶草場ってなに?

今日8月15日は「終戦の日」ですね。第二次世界大戦が終わってから75年。
体験を伝える方のニュースが流れます。
想像するだけでおぞましい…絶対に風化させてはなりません。
戦争を知らない私たちができること。 

ミュージアムのあと、お友だちと落ち合って、掛川市にある「粟ヶ岳(あわがたけ)世界農業遺産茶草場テラス かっぽしテラス」に連れていっていただきました♪ 

粟ヶ岳は、標高532mの山で、遠くから見ると山腹に、「」の文字が描かれていることで有名です。
山頂からの眺めがよく、春は500本の桜がきれいだそうです。 

私はだいぶ前、桜じゃない時期に一度行きましたが、その時はごく普通の、休憩所があるだけでした。 

それが、昨年、おしゃれなテラスが出来たということで話題になったので、一度行きたいと思っていたのです。
でも、山道は車一台通るのがやっとの幅で、一人では怖くて行けなかったのです。 
今回、お友だちが連れていってくれて、本当にありがたい限りでございます~~~(;_:) 


 
もやってて遠くまで見通せない…。でも、風が吹いて気持ちがいいです。 
後ろ姿の像は、栄西(ようさい)禅師。
鎌倉時代、栄西禅師は、中国で学んだ茶の生産と効能を日本に知らせるために『喫茶養生記』を著しました。 


こちらが正面。頭頂が平らでかなり長い頭が特徴だったそうです。 


 
新しくできたテラスを後ろから見るとこんな感じ。
2つの塔は、「かっぽし」と呼ばれる、刈り取った茶草を干すために束ねる形をイメージしているとか。 

茶草を利用したお茶栽培――静岡の茶草場農法は、2013年に世界農業遺産に認定されました。
茶園の畝間にススキやササといった、いわゆる雑草を敷くという伝統的農法です。
詳しくはこちら→https://www.chagusaba.jp/ 

茶園の周囲には、茶園に敷く草を育てる「茶草場」が点在しています。
春~夏にはただの草むらにしか見えないんですけどね。
秋から冬に掛けて、茶園の畝間に敷くために「茶草場」の草を刈る作業がされます。 
以下、HPより。 

静岡の茶草場のような風景は、昔は日本中どこにでも見られた、ありふれた里山の風景であった。 
一昔前であれば、農村では、刈った草を肥料として田畑に入れたり、牛や馬の餌にしたり、かやぶき屋根の材料としたのである。 
このような人の手によって維持管理されている草地環境は「半自然草地」と呼ばれている。 1880年代の記録では、国土のじつに30%もの面積が「草地」として利用されていたという。 
ところが、農業や人々の生活が近代化すると里山の資源は使われなくなり、人の手が入ることで美しさを保っていた「半自然草地」も放置されるようになってしまった。 

そして、全国的に見られた半自然草地は著しく減少し、それらの草地をすみかとしていた多くの動植物が絶滅に瀕しているのである。・・・・・ 
草を敷くことによって、茶の品質がよくなることから、茶農家の方々は手間ひま掛けて、草を刈り、草を敷いてきた。 


これが、失われつつあった里山の草地の環境を守ることにつながっていたというわけです。 このテラスでは、茶草場農法で育てられたお茶を飲むことができます。 



 
私は抹茶セット。「茶」の文字がおされた茶まんじゅう付き。 
平日でしたが、思ったより人が来ていました。休日はどんなに混むんだろうと怖くなります(^^; 交通制限があるようなので、車やバイクで行く方はご注意ください→http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/spot/shizen/awagatake_renewal.html 

テラスからちょっと歩けば「阿波々神社」があり、厳粛な気持ちになることができます。
原生林が広がる森には、古代において神宿る岩として祀られた磐座(いわくら:神が宿る岩)といわれる巨石があり、日常を忘れてしまう静寂と神々しさが…。 


 
かっぽしテラスに行ったら、神社をおまいりして、この森で邪気を払って帰りたいものです(*'ω'*)

2020年8月7日金曜日

県民半額♪茶のミュージアムへ

日本でも数少ないお茶のミュージアム。
たぶん、埼玉県と静岡県の2つくらいではないでしょうか。 
静岡県島田市にある「ふじのくに茶の都ミュージアム」に行ってきました♪ 

混雑はいやなので、もちろん、平日に行きました。 
な、なんと、2020年8月30日まで、静岡県民と山梨県民は、入場料が半額になります(≧▽≦) 

通常300円、お茶の試飲付きで300円は破格の入場料だと思いますが、それが半額になるなんて! 



 
フォトスポットや、お茶に関することばのコーナーもできてました!
知らない言葉があって、勉強になりましたよ~。 

企画展が年に何回か変わるので、私は何度も行っています。 今回は『浮世絵・蘭字にみるお茶の世界』(10月5日まで開催)が目当てです。 


 
展示の撮影が禁止だったのが残念ですが、なかなかにおもしろい内容でした。 

まずは、浮世絵とは? 浮世絵はどう作られるか? から学びます。 
茶摘み風景のような、ドンピシャ、お茶が関連する浮世絵だけでなく、何気ない日常風景の中にお茶や茶器が描かれているものも、ずらっと並んでいます。 

当時からお茶は生活に欠かせないもので、茶の作法を子どもに親が教えていたことも、浮世絵からわかります。 おもちゃや、教育の教材の中に見られるお茶のことも…。

お茶のこともそうですが、私が目を引いたのは、浮世絵に描かれている女性たちの着物。一人一人、違う着物を着ていて、その柄が素敵なんです(*'ω'*) 

とても細かく描かれていて、その絵の着物が欲しい!って、親にねだった子どももいたのではないかな、と妄想(笑) 

後期(8月19日~)から展示内容が変わるそうなので、もう一回、来たいと思っています。 このミュージアムは茶園が広がる牧之原台地のうえに建っているので、眺めがとてもよく、空気がきれいな時は富士山も望めます。 


 
あいにく、この日は天気はよかったものの(うだるような暑さ!)、案の定、もやっていて富士山は見えず…(;_:) 
やっぱり、冬ですね、遠くまで見通せるのは。 


 
庭と茶室は、江戸時代の大名茶人・小堀遠州(1579-1647)が手掛けた茶室と庭園を復元しています。 茶室の見学も入場料に入っているのですが、私はいつもあまり時間がなく、いつでも来れるし、と思って、目的の企画展だけ見てさっと帰ってしまっていました。 

ですが、今回は時間があるので、茶室も見学してきましたよ♪ 
いや~、この茶室は見ごたえがあります(今さら…???って声が聞こえそう…(;'∀'))。 ここも一人でささっと見れるかな、と思っていましたら、ちゃんとスタッフがいて、消毒チェック、そして熊倉功夫館長の音声ガイドを渡してくれました。 

茶室は、現在残されている絵図面などをもとに、京都の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の滝本坊(たきもとぼう)と伏見奉行屋敷(ふしみぶぎょうやしき)の一部を復元したものだそうです。 
遠州は、珠光(じゅこう)、武野紹鴎(たけのじょうおう)、千利休(せんのりきゅう)、古田織部(ふるたおりべ)と受け継がれた「わび茶」を基盤としつつ、王朝の雅や和歌の世界を融和させ、独自の「綺麗さび」という茶の湯を確立しました(茶の都ミュージアムHPより)。 






 
細かいところまで気を抜かない、デザイン的にもすばらしいです。 
水の上に建てられた茶室も美しい…そして涼しい…(笑) 

もうひとつの、数寄屋の茶室で抹茶(別料金)をいただくことができますが、それは次回のお楽しみにします(^^♪

本好きの名言

梅雨が明けて、いきなりの30度超えが続いている浜松です(;^_^A 
こんなに暑いと、冷たい飲み物ばかり飲みたくなりますが、胃腸に負担がかかって夏バテの原因にもなると聞くので、時々は温かい飲み物を飲むようにしています。 

私は紅茶派なので、飲むのは紅茶か、烏龍茶がほとんど。 
写真のコースターは、汚れたらいやなので使えないでいる(→コースターの意味をなさない・笑)お土産。 

昨年の6月の、アメリカ・ニューイングランドツアーで買ってきたものです。 
コロナの感染もなかった、平和で幸せな時だったな…と、しみじみと思います。 

その時の日記、よかったらツアー日記、読んでくださいね。(1~17まで、長いですが(^^;)

ニューイングランドツアー日記 その1 ボストン

ニューイングランドツアー日記 その2 オーチャードハウス

ニューイングランドツアー日記 その3オーチャードハウス

ニューイングランドツアー日記 その4コンコード

ニューイングランドツアー日記 その5 フルートランド

ニューイングランドツアー日記 その6 ネイティック・モール

ニューイングランドツアー日記 その7ターシャ・テューダーの庭

ニューイングランドツアー日記 その8 ターシャ・テューダーの庭

ニューイングランドツアー日記 その9 オールド・スターブリッジ・ビレッ

ニューイングランドツアー日記 その10 オールド・スターブリッジ・ビレッジ

ニューイングランドツアー日記 その11 ボストン美術館

ニューイングランドツアー日記 その12 ボストン観光

ニューイングランドツアー日記その13 ビーコンヒル

ニューイングランドツアー日記 その14 パブリックガーデン

ニューイングランドツアー日記 その15 クインシーマーケット

ニューイングランドツアー日記 その16 ティーパーティミュージアム

ニューイングランドツアー日記 その17 カフェ&ディナー


コロナが収まって、気兼ねなく海外旅行に行けるようになるのはいつでしょう…(´;ω;`) 



 
コースターの中にはハーブやスパイスが入っていて、熱い飲み物を置くと、熱で香りがふわ~っと立ってくるようになっています。(ゴソゴソして安定はよくない(笑)) 

大好きな本のことが書かれているのでこの2つを買ったんですが、意味は…と聞かれると「??」なので、調べました。 


 

ふくろうのほうは 

So many books So little time 

直訳すると「たくさんの本、少しの時間」。
これは何となくわかる(^^; 
読みたい本がたくさんあるのに、読む時間がない、ということですね。 

ネットで調べたら、ミュージシャンのフランク・ザッパ(知らない…)の言葉だそうです。 


そしてもう一つが、私が大好きなC・S・ルイス(『ナルニア国』シリーズの著者)の言葉です♪ 

You can never get a cup of tea large enough or a book long enough to suit me 

直訳すると「私を十分に満たすほど長い本や、でっかいカップに入ったたっぷりの お茶を手に入れることはできない」。 

どんなにたっぷりの紅茶でも、どんな長編の本でも私は満足できないんです、ってことのようです。 
もっともっと、たっぷり紅茶が飲みたいし、長編の本を読みたいんですよ、私は!! という心の叫び!??なんですね。 

読書の虫で、紅茶好きのルイスの心情がよくわかる言葉です。

私はさすがにここまで…じゃないけど(笑) 

GoToトラベルキャンペーンのせいで、県外に出ること自体を白い目で見られるようになってしまって、なんだかな~と思う毎日。 
自分ができる感染予防対策を万全にする、一人一人がする、ことが第一だと思うのだけど…。 

お盆休みは、読書とDVDの映画鑑賞します(。-∀-) 

このコースター使って、たっぷりの紅茶飲みながら。 読書は心を豊かにしてくれます。
みなさんもぜひ読書を♪ 
私の本も読んでくださいね(^-^; 

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