たぶん、埼玉県と静岡県の2つくらいではないでしょうか。
静岡県島田市にある「ふじのくに茶の都ミュージアム」に行ってきました♪
混雑はいやなので、もちろん、平日に行きました。
な、なんと、2020年8月30日まで、静岡県民と山梨県民は、入場料が半額になります(≧▽≦)
通常300円、お茶の試飲付きで300円は破格の入場料だと思いますが、それが半額になるなんて!
フォトスポットや、お茶に関することばのコーナーもできてました!
知らない言葉があって、勉強になりましたよ~。
企画展が年に何回か変わるので、私は何度も行っています。
今回は『浮世絵・蘭字にみるお茶の世界』(10月5日まで開催)が目当てです。
展示の撮影が禁止だったのが残念ですが、なかなかにおもしろい内容でした。
まずは、浮世絵とは? 浮世絵はどう作られるか? から学びます。
茶摘み風景のような、ドンピシャ、お茶が関連する浮世絵だけでなく、何気ない日常風景の中にお茶や茶器が描かれているものも、ずらっと並んでいます。
当時からお茶は生活に欠かせないもので、茶の作法を子どもに親が教えていたことも、浮世絵からわかります。
おもちゃや、教育の教材の中に見られるお茶のことも…。
お茶のこともそうですが、私が目を引いたのは、浮世絵に描かれている女性たちの着物。一人一人、違う着物を着ていて、その柄が素敵なんです(*'ω'*)
とても細かく描かれていて、その絵の着物が欲しい!って、親にねだった子どももいたのではないかな、と妄想(笑)
後期(8月19日~)から展示内容が変わるそうなので、もう一回、来たいと思っています。
このミュージアムは茶園が広がる牧之原台地のうえに建っているので、眺めがとてもよく、空気がきれいな時は富士山も望めます。
あいにく、この日は天気はよかったものの(うだるような暑さ!)、案の定、もやっていて富士山は見えず…(;_:)
やっぱり、冬ですね、遠くまで見通せるのは。
庭と茶室は、江戸時代の大名茶人・小堀遠州(1579-1647)が手掛けた茶室と庭園を復元しています。
茶室の見学も入場料に入っているのですが、私はいつもあまり時間がなく、いつでも来れるし、と思って、目的の企画展だけ見てさっと帰ってしまっていました。
ですが、今回は時間があるので、茶室も見学してきましたよ♪
いや~、この茶室は見ごたえがあります(今さら…???って声が聞こえそう…(;'∀'))。
ここも一人でささっと見れるかな、と思っていましたら、ちゃんとスタッフがいて、消毒チェック、そして熊倉功夫館長の音声ガイドを渡してくれました。
茶室は、現在残されている絵図面などをもとに、京都の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の滝本坊(たきもとぼう)と伏見奉行屋敷(ふしみぶぎょうやしき)の一部を復元したものだそうです。
遠州は、珠光(じゅこう)、武野紹鴎(たけのじょうおう)、千利休(せんのりきゅう)、古田織部(ふるたおりべ)と受け継がれた「わび茶」を基盤としつつ、王朝の雅や和歌の世界を融和させ、独自の「綺麗さび」という茶の湯を確立しました(茶の都ミュージアムHPより)。
細かいところまで気を抜かない、デザイン的にもすばらしいです。
水の上に建てられた茶室も美しい…そして涼しい…(笑)
もうひとつの、数寄屋の茶室で抹茶(別料金)をいただくことができますが、それは次回のお楽しみにします(^^♪