ラベル カナダ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル カナダ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年8月30日土曜日

アトランティック・カナダ~ノヴァ・スコシア~

 今日のテレビ「旅サラダ」の海外の旅はアトランティック・カナダで、ハリファクスを紹介していました。


先週からアトランティック・カナダが始まったんですが、先週はルーネンバーグでした。
来週もあるのかな?あるとしたらプリンス・エドワード島かな~なんて期待してしまいます。

ルーネンバーグは、PEIに住んでいた時に旅行で訪れました。
ジブリアニメに出てくるような、カラフルな家が並ぶメルヘンチックな町で、私はここで誕生日を迎え、夕食を取ったお店で誕生日ケーキを出していただいた思い出があります。

私が訪れたのは1993年ですから、ルーネンバーグがユネスコの世界文化遺産に登録される前(登録は1995年)。







18世紀のイギリス統治時代に漁業を目的として建造された港町で、当時の国王ジョージ2世がドイツのブラウンシュヴァイク=リューネブルク公国がルーツであったことから「ルーネンバーグ(リューネブルクの英語読み)」と名付けられたんだとか。

400もの木造建築があるとのこと、私が泊まったお宿もそうでした(泊まったB&Bの名前は憶えていません(;^ω^)でも素朴でカントリーなお宿でした)。


『赤毛のアン』のアン・シャーリーは、ノヴァ・スコシア州のボーリングブローク生まれ。

現在、アニメ放送されているのは大学時代のアンのお話(アン・シリーズ3巻目の『アンの愛情』)ですが、大学のある町はハリファクスがモデル。アンが通うレッドモンド大学はハリファクスにあるダルハウジー大学がモデルです。












写真は番組でも紹介されていたシタデル。天気が悪かった・・・(;_:)


アンは同級生のフィリッパと仲良くなりますね。フィリッパがボーリングブローク出身と聞いて、自分が生まれたのもボーリングブロークよ、と言うと、フィリッパが「あなたもブルーノーズというわけね」と言います。

”ブルーノーズ”は、ノヴァ・スコシア人の俗称ですが、その名前のついた帆船がテレビでも紹介されていました。
初代ブルーノーズは、1921年にルーネンバーグの造船技師が建造。魚をより多く積んで早く戻ってきたほうが勝ち、というレースが米国との間で行われていた時期、ブルーノーズは連戦連勝だったそう。

1944年にハイチで難破。でもそ姿は今もカナダの10セント硬貨に刻まれています。

テレビに映っていたブルーノーズ号は、再建された二代目。1963年に、同じ造船所でまったく同じ設計で作られたのです。

私は乗り物酔いする体質なので、乗れませんでしたし、私が訪れたときは出張中だったと記憶しています(;^ω^)
船酔いするくせに帆船は大好き。見ているだけでいいんです。乗れないからこそ憧れるのかもしれません(;^ω^)

ハリファクスというと景勝地としてペギーズ・コーヴが出てくるのがお決まりですが(ペギーズ・コーヴについてはこちらの日記に書いています)番組ではグラン・プレが紹介されていました。

グラン・プレは昔、フランス系カナダ人(アカディアン)が住んでいた場所で、イギリスとフランスが領土戦争をかわした際、イギリス軍として戦ったにもかかわらず、イギリスは勝利後、この地に住むアカディアンを追放したのです。
そのことについてはテレビでは紹介されず、かなりの時間をワイナリーに充てられていました。まあ、仕方がないことですけどね。


グラン・プレは間接的ですがやはり『アンの愛情』に登場します。
フィリッパが牧師と結婚し、新婚旅行はエヴァンジェリンの土地をめぐる、というセリフがあります。エヴァンジェリンというのは、ロングフェローの長編詩の主人公の名前。舞台はグラン・プレなので、グラン・プレに行くことがここからわかります。この地のアカディアンが上記戦争後に追いやられた混乱の中、新婚夫婦が生き別れてしまい、エヴァンジェリンが夫を探し回るという悲しいストーリーです。

言葉のはしにちょっと出てくる言葉からもノヴァ・スコシアの歴史がうかがえるので、アン・シリーズはなかなかに奥深いお話なんですよね。

ところで番組では干満の差によって潮が川を逆流し、上流から流れ込む淡水とぶつかることで発生する波(「タイダル・ボア(Tidal Bore)」)を体験するツアーが紹介されていました。
ファンディ湾に注ぐプティコディアック川の干満差を体験していましたが、もう少し足を延ばすと、ファンディ湾の奇岩群”ホープウェル・ロックス”が見れます。
ホープウェル・ロックスはもうノヴァ・スコシアではなく、お隣のニューブランズウィック州になるのですが・・・
(追記:3回目の放送でニューブランズウィックが取り上げられ、ホープウェル・ロックスが紹介されました~!干潮の時に歩き、満潮になるのを待ってカヤックに乗ってました。6時間ごとに干満が繰り返されるとのこと)

世界一の干満差(最大で16m)を誇るファンディ湾。
潮の満ち引きによって浸食された岩が圧巻。大きいもので20mにも及ぶ岩を、干潮の時に実際に歩いてみられるというもの。

私の旅行中、天気があまりよくなかったのですが、このホープウェル・ロックスはピーカンでした。












ノヴァ・スコシアというのは”新しいスコットランド”という意味。
スコットランドからの移民が多く、私のステイ先の娘さんたちはハイランド・ダンスを習っていてその大会がノヴァ・スコシアで行われた際、私も一緒に旅行させていただきました。

特にスコットランド系が多い東部のケープ・ブレトン島は、スコットランドに地形的にもそっくり。

しかも、カナダの公式タータンは、このノヴァ・スコシアが最初に作ったんですよ。
詳しくは拙書『タータンチェックの文化史』(白水社)に書いてありますが、『すてきなタータンチェック』(福音館書店)にもちょこっと書いてあります。ぜひ読んでね。




そうしたこともあって、ノヴァ・スコシア州はカナダの中でも特に好きな州です。
もう一度ゆっくりと(車で駆け抜けただけなので・・・)旅行してみたいものです。
円安と物価高でかないそうにないけれど・・・(;_:)


************************

浜松、掛川、静岡でさせていただいているお茶会は10月から再開します。
10月以降のイベントの予定です。

★★奥田実紀が同行する静岡お茶ツアー(一泊二日、日帰り参加可)
2025年10月24日(金)~25日(土)
現地集合、現地解散 詳細はこちらをご覧ください


★★10月29日(水) ロンドンのお茶会@浜松市
ロンドンツアーのお写真をお見せしながらイギリスの魅力をお伝えします。
午前の部、午後の部とも満席で、キャンセル待ち受付中です。
参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有


★★11月20日(木)ヴォーリズのお茶会@静岡市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。会場の旧宣教師館ミス・カニンハムは、ヴォーリズの建築です。通常は非公開。
13:30~を予定していますが、ご希望が多ければ午前も開催します。

参加費:3,000円
会場:英和女学院旧宣教師館ミス・カニンハム(静岡市葵区西草深町34-13)駐車場はありません。


★★11月26日(水) ヴォーリズのお茶会@浜松市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。
13:30~を予定していますが、ご希望が多ければ午前も開催します。

参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有

お申込み、本のお申込等のお問合せは奥田あてに!

こちらからどうぞ(goole form) 。返信はパソコンのフリーアドレスになります。受信拒否設定されていると返信メールが届かないので、数日たっても返信がない場合はお手数ですが設定を変更されるなど、お客様のほうで対処お願いします。
こちらからメールをしないということはございません。
携帯メールを使って送られてこられた方への私の返信がブロックされる例が多発しています。こちらでは対処のしようがありませんので、ご自身の設定を確認お願いします。
メールアドレスの入力ミス(打ち間違い)も過去ございました。再度フォームから入力をしてみていただくのも一案です。


これまで出版していただいた本がどんどん絶版になっています。原料高で増刷もないとのことです。新品でまだ購入できる本をまとめてあります。サインもいたしますのでご希望の方は ↑ からご連絡くださいね。


**インスタグラムやっています。フォローお願いします(^◇^)気軽な投稿はインスタのほうが頻繁です~*** ***フェイスブックはこちら。***




2024年2月23日金曜日

カナダの灯台をイメージしたタータン

 スコットランドタータン登記所(The Scottish Register of Tartans)にアカウントがあるので、新しいタータンが登録されるとお知らせが届きます。

気になる名前のタータンがあるとそのページを開いて見ています。

先日「The Lighthouse(灯台)」という名前があり、気になって見てみました。
私、灯台が好きなんです(*^▽^*)

プリンス・エドワード島(PEI)に住んでいた時も、島に76あるという灯台全部を回ろうとトライしました(が、制覇できず・・・)。


The Lighthouseタータンはこちら


日本人はこういう色合い、好きではないかな?私は大好き、もろ好み。色の意味はこう書いてあります。

「ダークブルーは北大西洋を、白は砕け散る波と灯台の構造体を、赤は標識灯を、グレーは不毛の花崗岩を、そして黒は水際の危険地帯を表し、海で亡くなった人々を偲ぶためのものである。」

なぜ、危険地帯、海で亡くなった人を偲ぶ・・・と書いてあるかというと、このタータンはカナダのノヴァスコシア州にあるペギーズ・コーヴPeggy's Cove(ペギーの入り江)と呼ばれている場所にある灯台をイメージして作られたからなのです。

私は震えました!(喜びに)

なぜかというと私はこのペギーズ・コーヴを訪れたことがあるからです。ノヴァスコシアはPEIの、海を隔てた向かい側にある州。『赤毛のアン』では、アンの生まれたところ、孤児院があるところとして描かれています。

PEIに住んでいた頃、ノヴァスコシア州とニューブランズウィック州を車で旅行したことがあり、当時はまだ橋がかかっていなかったので、カーフェリーでノヴァスコシアへ入り、ハリファックス→マホーンベイ→ルーネンバーグ→ペギーズ・コーヴと、海岸線沿いを走りました。

ペギーズ・コーヴはノヴァスコシアの有名な観光地です。こちらのサイトをDeepLで訳してみると・・・

大西洋の海岸沿いの海で磨かれた花崗岩の上に立つのどかな漁師町。人口わずか40人のこの小さな町には、毎年70万人以上の観光客が訪れる。実際、観光客よりも地元の人の方が多いということは、ほとんどない。

ペギーズ・コーブの命名の裏にはドラマチックな物語がある。地元の人に尋ねれば、おそらくこの話を聞くことになるだろう。

それは、1800年代初頭に高波、みぞれ、霧のために座礁した不運なスクーナー船の話だ。


ここで甲板が洗われ、若い女性を除いて乗組員全員が行方不明になった。ひどく冷たい大西洋の波と荒れ狂う天候と闘いながら、彼女はなんとか泳いで上陸し、地元の漁師たちに救助された。

マーガレットと名乗ったその若い女性は、地元の人と恋に落ち、村に家を建てた。そして彼女の話が広まるにつれ、人々は「入り江のペギー」を訪ねて来るようになり、やがてこの地域はペギーズ・コーブと呼ばれるようになった。

↑ こう説明があるように、このあたりは気性の荒いことで有名な海域で、のどかで安らかな時もあれば、怒りに満ちて荒れ狂う時もあり、時にはその両方が同じ日に訪れることもある。船が座礁することもたびたび。

そういえば『赤毛のアン』の作者モンゴメリも、小さい頃に船が座礁したのを目撃しその様子を綴ったものが新聞に掲載されていますね。

「ペギーズ・コーヴを取り囲む波と海は、予測不可能なことが多い。荒々しい波が海岸に押し寄せ、岩の上に飛沫を上げることもしばしばだ。毎年、不注意な観光客が岩から流され、氷のように冷たい大西洋の海に流されている。過去20年間で、そのうちの4人が亡くなっている」
と説明にあります。

ガイドブックには、青空と紺碧の海が美しい写真が掲載されていますが、そうでない時もあるわけで、私が訪ねた時はまさにそんなひどい天気の時でした。








私が撮った写真を見ていただければわかるように、波が押し寄せて怖くて怖くて。灯台に近づくのはこの写真が限界でした。近づいていたらどうなっていたか・・・(/o\)

この灯台、新垣結衣さん主演の「ハナミズキ」という映画でロケがされたことで日本でも有名になりました。2010年の公開ですから、14年前ということになりますね。新垣結衣さん、当時と変わらずお美しいですよね。


灯台の話です。

この灯台が建てられたのが1868年。そのオリジナルの灯台は、1914年、現在の高さ15mの灯台に建て替えられた。1954年にハリケーンで被害を受けるまで、オリジナルの木造の小屋は灯台守の家となっていた。

と説明にあり、

その象徴的な地位にもかかわらず、ペギーズ・コーヴ灯台はユネスコ世界遺産にもカナダ遺産にも登録されておらず、灯台保護法にも含まれていない。

とありました。これにもびっくりです!!!

私のブログはまだ続きます(^^;

この灯台をイメージしたタータンの話。

登録者名が個人になっていて、どんな人かしらと検索をかけてみると・・・
あら、この方は女性のガラス作家でした。fused glassを使っていると書いてあります。これってどんなガラス?

石英 (SiO 2) から作成される ガラス で、SiO 2 純度が高いものをいう。 溶融石英、溶融 シリカ 、シリカガラスなどとも呼ばれる。

だそうです。

彼女のガラス工房のサイトを見てみると・・・・
タータン柄のガラスにくぎ付け(◎_◎;)

え!なになに~~~~~

カナダのタータン、クラン・タータン柄のガラスがい~~~っぱいあるではないですかぁ~~~(゜o゜)
うわ~~~これ~~~~私に見せる??????

サイトはこちら


どれも欲しい・・・!!
これからは自分が登録した灯台のタータンの商品も出てくるってことですよね???

ほ、欲しい・・・・って言葉しか出ないんですけどぉ・・・。

彼女もタータンが私と同じように好きなのかな! 

終活でモノを減らしているのにね・・・。でもいつか欲しいなぁ!!!

ということで、タータンのガラスに行きついてとってもハッピーな私です(^^;

タータンについては子ども向けにわかりやすく書いた拙書がありますのでぜひご覧ください。
『すてきなタータンチェック』(福音館書店)





★★浜松&掛川で、お茶会を開催中★★


**掛川での開催**

場所はサロン&カフェSerendipity(静岡県掛川市大多郎39)
駐車場あります。電車で来られる方はご相談ください。

2024年3月30日(土)13:30~15:00「イースターのお茶会」
残席あります。


2024年4月21日(日)13:30~15:00「ピーターラビットのお茶会」
残席あります。

***浜松での開催***

3月以降のお茶会についてはこちらのブログで告知させていただきます。

お申込み・お問い合わせはこちらからどうぞ(goole form) 。返信はパソコンのフリーアドレスになります。受信拒否設定されていると届かないのでご注意ください。



**インスタグラムやっています。フォローお願いします(^◇^)気軽な投稿はインスタのほうが頻繁です~*** ***フェイスブックはこちら。***
**X(旧twitter)はこちら。***


2023年12月28日木曜日

【つくレポ】モンゴメリのレシピで作ってみた感想

私が訳させていただいた『赤毛のアン レシピ・ノート』のなかにある料理を実際に作ってみた感想です。

15年以上前にブログに掲載した記事ですが、新しいこのブログには転載せずお蔵入りしていました。
データ整理をしていて発見し、自分でもがんばって作った記録になるのでこちらのブログに再掲載します。

読んでいくうちにおわかりになると思いますが、私、料理づくりは得意ではありません……が、私の失敗がみなさんの成功の役に立つでしょう!(笑) 



おかげさまで売り切れとなりました。増刷はございません。

新品で購入できる本はこちらのページにまとめてあります

お申込み・お問い合わせはこちらからどうぞ(goole form) 。返信はパソコンのフリーアドレスになります。受信拒否設定されていると届かないのでご注意ください。



あ行

51ページ アスパラガスのレモンソースがけ

ゆでたアスパラガスに、バターとレモン汁を加えたものをかけるだけの簡単料理。バターとレモンの組み合わせは、129ページのオランディス風ソースにもあるが、そちらほどくどくはない。たまにはこういう洋風ソースもいいかも。レモン味が苦手な子どもには、やはりマヨネーズのほうがいいようだった。


741ページ アップルソースケーキ

これも友人が作ってくれました(^_^)v。P28の「マリオンのオレンジケーキ」も一緒に出してくれました。どちらも、どっしりと重いフルーツケーキ(パウンドケーキ)と見た目も味も似ていました。味が違うだけという感じです。
オレンジケーキのほうは、オレンジが丸ごと入っている、つまり、皮も入っているので、気になる方には気になるかもしれません。また、2,3口はいいのですが、あとはなぜか飽きがきてしまいます。アップルソースケーキのほうが飽きずに食べられる味付けだと思いました。アップルソースは、アップルジャムを使ったそうです。

また、デイツが手に入らなかったとのこと。デイツはとってもおいしいのに、日本ではなかなか手に入りません(これを書いた15年前の話。今はネットで手に入る時代になりました)。

131ページ アニーおばさんのレモンパイ

料理上手なアニーおばさんのレモンパイ。
モードのレモンパイと違うのは、コーンスターチで固めていないところ。
‘スポンジ状の軽いプディング’と本に書いてあるように、できあがりは、モードのレモンパイとは違って軽い口当たり。ふわふわとしたスポンジと、プディングのようなコクが絶妙なバランス。食べやすいのはこちらのほうかも。
でも、個人的には、モードのレモンパイのほうが好きかな。味は相変わらず甘い。レシピでは少な目の砂糖の量が記してあるが、もう少し少なくてもいいかもしれない。

ひとつ、私の訳ミスがありました。作り方の1番に「塩、こしょうを加える」と書いてありますが、これは正確には「塩、バターを加える」だった。どうしてこしょうを加えるのだろうと思いながら、私はひとふり、こしょうを入れてしまった(でも、ひとふりだったので味に影響はなかった…)。あとから原書を調べたら、こしょうではなくバターだった。気をつけて訳していたのですが、本当に申し訳ありません。

モードのレモンパイのときもそうだったが、泡立て卵白を焦がさないように気をつけすぎて、焼きが甘くなった。火をしっかり通すために、温度を下げて長く焼くほうがいいかもしれない。

それともうひとつ、パイ皿について。PEIで買ったパイ皿(底の直径18センチ、上部の直径22.5センチ)が、ぴったりだった。アニーおばさんのレモンパイのほうは液体を流し込むので、パイ皿が小さいと入りきらない。大き目のパイ皿を使うとよいと思う。


23ページ オレンジビスケット

ベーキングパウダーを入れてあるので、スコーンのようなカリカリ感がある。抜き型で抜いた生地のうえに、オレンジの絞り汁にひたした角砂糖を押し付けて(つまり砂糖衣にする)から焼くのだが、砂糖の量を減らしてしまうとおいしくないビスケットになってしまう。というのも、生地に砂糖が入っていないので、この砂糖衣がおいしさのポイントになっているからだ(私はけちってしまって、おいしくないビスケットになってしまいました)。
それと、抜き型は、大きめの抜き型を使うほうがいい。小さいと、角砂糖を押し付けにくいし、オレンジの風味を存分に味わえない。オレンジ好きの人にはたまらないお菓子です。オレンジの皮もすりおろして生地に入れてあるので、多少、皮の苦味がある。私は気にはならないが、気になる方は絞り汁に代えてみるとよいかも。

________________________________________


か行

184ページ キャロットプディング、ブラウンシュガーソースがけ

苦労をして、冷凍カラントを手に入れたので、早速キャロットプディングに挑戦してみました。じゃがいものすりおろし時に出る水分はきちんとしぼったほうがいいですよ、私はそのまま入れてしまって水っぽくなってしまいました。カラントがドライではなく生を使ったので、よけいに水っぽくなったのかもしれません。

牛脂がないので、クリスコで代用し、量を少し減らしました。蒸したケーキというのが、どうも馴染めないのですが…不思議な食感です。やわらかいような、ベタっとしたような。でも、味はおいしいです。じゃがいもとにんじんが入っているので、甘ったるい感じはなく、カラントのつぶつぶが口に残って、私は好きです。PEIの人々がクリスマスに作るフルーツケーキに似ています。レーズンはあえてくだかずに入れましたが、できあがりのケーキの中にレーズンが見えたほうがおいしそうな感じがしたので、くだかなくてよかったと思いました。

そのままでも充分おいしいですが、181ページにあるブラウンシュガーソースをかけると、また違ったおいしさ。ソースがあるだけでとたんにお菓子になります。ブラウンシュガーソースは、キャラメルのような味で、子どもはこのソースだけなめて喜んでいました。


44ページ クランベリーゼリーのサラダ

これも友人宅でご馳走になって、自分では作ってません(^_^;)。実は、私は個人的にゼラチン料理はあまり好きではないのです(だからこのトライアルダイアリーにはゼラチンを使った料理が出てこないのです…)。おまけに、ゼリーや果物をサラダに入れるということも耐えられない性格で…。友人が作ってくれたおかげで、ゼラチン料理の味を確かめられることができて、本当にうれしいです! 

とはいえ、砂糖で甘味をつけたゼリーをサラダにしたこの料理は、何と言って表現していいのかわからないです…味が微妙で。ドライ・クランベリーを使ったためか、酸味がないと友人が言った通り、砂糖の甘味が強く(砂糖の量は減らしたそうですが)、お菓子のようです。が、セロリとマヨネーズがあって、やっぱりサラダ?という感じ。クルミはアクセントになっていて、おいしいです、ぜひクルミはおつけになってください。

結論は、私達のサラダへの観念を捨てて食べれば、変り種でおいしいということです。砂糖の量をもっと少なくして、クランベリーの酸味がもう少し出れば、サラダの感じがもっと出るかもしれません。赤いゼリーは見た目にもきれいですし、レタスの緑色との調和も見事です。

89ページ クリームキャラメルケーキ

これはおいしいケーキです! ただ、レシピ通りにアイシングを作ったら、多すぎました。日本人には、半量で充分です。
また、砂糖の分量も減らしたほうがいいです。甘すぎます。
生地自体は、あまり濃厚な感じはありませんので、やはりアイシングは必要かな、と思います。アイシング作りはおもしろかった! 水に入れて、指で柔らかいボールが作れる状態にまで煮詰めるのですが、本当に柔らかいボールが作れるんです!! 一度お試しください。実験みたいで、子どものように楽しんでしまいました!

________________________________________


さ行



161ページ サーモン・ローフ


日本の鮭缶は高いので、夏にPEIに行ったときに、スーパーから鮭缶を買ってきました。PEI産の鮭ではなく、アメリカのクローバー・リーフという有名な缶詰会社のピンク・サーモンの缶詰ですが。缶詰の鮭は213gと、ちょうどレシピの半分の分量にあいました。

これも、思ったより簡単にできた料理です。卵をどのくらい泡立てたらいいかわからなかったけれど、泡立てれば泡立てるほど、仕上がりはふわっとするようです。  

私はパセリが苦手なんですが、焼いてしまうとパセリ臭味が飛び、まったく気になりません。半量で作ったので、「ローフ」といえるほどの厚みが出ませんでしたが、でもなんとなくそんな感じには仕上がりました。半量で作るなら、わざわざオーブンで焼かなくても、フライパンで火が通るまで焼いてもいいかもしれません(まだ試していないけど…)。 

これはご飯にもとっても合うおいしいおかず!(お弁当にもグッド!) 
レシピには、温かいうちはトマトソースで、冷たいときはマヨネーズで、と書いてあるけど、私は温かくてもマヨネーズがいいな。


134ページ サッコタシュ

サッコタシュというのはアメリカ・インディアンの言葉らしい。ライマメとトウモロコシで作る料理(スープの一種)で、パイ皮をつけてポットパイにしたりもするとか。レシピには乾燥マメを一晩以上水につけて…とあるが、そのへんの手間は勘弁いただいて、ゆでである市販のミックス・ビーンズを使わせてもらった。そうすると、あっという間にできてしまう。
トウモロコシ缶も市販のものを使ったので、忙しい人にも簡単に作れます。主食として出された、と書いてあるが、モンゴメリのレシピ通りに作ると、濃厚なスープ。ポタージュのような感じ。シチューのようでもあり、チャウダーのようでもあり…。でも、スープとかポタージュとかシチュー、チャウダーって、どう違うんだろう? 

調べてみると、チャウダーとは「アメリカの代表的スープ。魚介類を主に野菜を煮込んだ実だくさんのスープ」。シチューは「特に肉、ジャガイモ、タマネギなどを炒め、スープで長く煮込んだ洋風の煮込み料理」。

スープは「汁物。コンソメ、ポタージュなどがある」。ポタージュは「どろっとした濃厚なスープ」。

ってことは、このサッコタシュは、魚介類は使っていないから、ポタージュということになりそうです。牛乳の量を少なくすればするほど、スープがどろどろしてくるので、具が引き立って、主食に近くなります。 

いずれにせよ、とってもおいしい! 
私はマメ料理が大好きなので、気に入りました。寒い秋から冬にはたまりません。熱々のをどうぞ! 
クロフォードさんのおすすめにあるように、さいの目に切ったソーセージを入れるとさらに主食らしい。ウインナーなんか入れてもいけそう。子どもも大喜びで食べると思います!


178ページ サンクスギビング・サラダ

クランベリーにセロリ、レタス、クルミ…この組み合わせは以前食べたような…そうです、P44のクランベリーゼリーのサラダでした。前回はゼリーでしたが、今回はクランベリーソースを使っています。
ものすごい砂糖の量でしたが、レシピ通り作ってみました。角切りにしたりんごとセロリに、レモンとオレンジの絞り汁をあえ、そこに甘く煮たクランベリーソースを混ぜます。クランベリーの赤い色と実が、とてもきれいです。それをレタスの緑色の葉のうえにのせると、まさにクリスマスにぴったりの、緑と赤の色合いが美しいサラダになりました! 

問題は味です。酸っぱい味と、甘いソースの組み合わせ…すごく微妙です。日本では味わうことのない新しい味と食感。まずくはないけど、おいしいともいえない…。あんなに砂糖を入れて甘く煮たソースが、レモンの絞り汁と混ざると、中和するというか、調和するというか、甘さはあまり感じなくなります。
でも、どこか甘酸っぱい感じで、慣れればおいしいと思うかもしれません。クルミも入っていて、ボリボリという噛み心地がよく、いつもと違うサラダにしたい方はぜひ挑戦してみてください!

70ページ シェパードパイ

ローストビーフの残りを上手に利用する方法、とありますが、私たちの普段の生活ではローストビーフさえ出てくることはないので、今回は牛肉の薄切りを使用しました。(スーパーで見かけたといって、友人がローストビーフを買ってきてくれて、少し、ローストビーフも混じっていますが)
レシピ通り、スライスしたじゃがいもを使いましたが、残り物のマッシュポテトを使ってもよい、とアドバイスにあるように、マッシュポテトにしたほうが食べやすいかなと思いました。
というのも、スライスじゃがいもだと、切り分けるのがたいへんで、切り分けて皿に移すときに気をつけないと、ぐちゃぐちゃになって見た目がよくありません。マッシュポテトだと、レイヤーケーキのように、具をぎゅっとはさんでしまえるので、切り分けたときも形がきれいです。
レシピには、いちばん上の層をビスケットの生地で覆ってもよい、とありましたが、面倒なのでじゃがいもにしました。ビスケットの生地で覆えば、レストランで出てくるパイシチューのようになるのだと思いますので、お客様に出すときは、そうするとよろこばれると思います。

いずれにせよ、味は、とってもおいしいです! レシピには、味付けが何も書かれていませんので、お好みで塩こしょうをすると、味わいが増しますよ。

159ページ シュガークッキー

「昔から、台所には欠かせなかったおなじみのクッキー」とあるように、私も島でよくいただいた。缶の中に作り置きしてあって、いつでも缶を開ければシュガークッキーがいただける。ステイ先のおばあちゃんの作るシュガークッキーは最高においしかった。柔らかくてサクサクしていて、真ん中にレーズンが埋め込んである。このレシピも、真ん中にレーズンが! あの、おばあちゃんのシュガークッキーを思い出しながら作ってみた。

クッキーのへりがきつね色になり始めるまで焼く、とあるように、焼き色がついてきたあたりで取り出すこと。色がまだ白っぽくていい。心配して焼きを長くすると固くなってしまって、せっかくの柔らかさが台無しになってしまうので注意。私はナツメグがなかったので入れなかったし、できあがりに砂糖もかけていない。そのままでも十分に甘いクッキーです。

おばあちゃんは薪ストーブのオーブンでシュガークッキーを作った。そのほうがおいしく焼けるのだという。その通り、おばあちゃんのシュガークッキーに比べると、固めだし、口当たりも違う。モードのレシピとまったくおなじ材料で作っていたとは思わないが、味にはやはりPEIが詰まっていて、うれしかった。

作るときに困ったのは、生地がとにかく柔らかいこと。だから冷やして、のばしやすくするのだろう。また、フライ返しを使って天板に移す、というのも、生地が柔らかいためだ。手早く型抜きをして天板に移さなくてはならず、焦った。

直径7センチの丸型で24枚できる、とある。私は直径5センチほどのもので抜き、40枚くらいできた。缶に入れて保存してある。いつでも食べられるように。島で、おばあちゃんは寝る前には必ずこのクッキーを出してくれた。牛乳と一緒に食べるとおいしいと言って、いつも2,3枚食べるのだ。モードの小説によく「寝る前のちょっと一口」というのが描写されているが、シュガークッキーが定番で出ていたかもしれない。

直径が大きいクッキー丸型が探しても見つからず、ジャムの空き瓶(蓋ではなく、透明な本体の瓶のほうです)を使ったら、これがとても使いやすい! 瓶は高さがあるので、ベーキングパウダービスケットのような厚い生地も楽々抜けるし、手も痛くならない。これからもこの瓶が大活躍することだろう。

62ページ スイス・ポテト・スープ

6~8人分とあるが、レシピ通りに作ったら10人分はありそうなほどの量にびっくり。通常なら、半分の量でよいと思う。このスープは、ゆでた野菜を裏ごしして使うので、サラサラ、クリーミーなポタージュスープになっている。白一色で、とっても上品。普段の料理で出すスープとしては手間もかかるし贅沢感があるので、人をもてなすときにぴったりだろう。
材料のホワイトターニップは、白カブで代用。牛乳1リットルに、野菜のゆで汁750mlを加えると書いてあるのを見て、味が薄くなるのでは、と思ったが、できあがりはやはり水っぽかった。ゆで汁は250mlに減らしてもよいと思う。濃いスープが好みであれば、ゆで汁を混ぜなくてもよいかもしれない。
私の場合は、低脂肪牛乳を使ってしまったので、コクはさらになくなった。そういう反省点はあったが、味はとてもおいしい。

137ページ スコッチ・ショートブレッド

バターを1カップも!と、バター使用量の多さに仰天しました。けれど、このお菓子はとってもおいしいです!!作り方も簡単! 友人が、まさにスコットランドで買った「ウォーカーズ」のショートブレッドの味だよ、と言っていた通りでした。コクがあって、サクサクとして、いくつでも食べちゃえます(カロリーは高いですが)。これは何度でも作って食べたいお菓子のひとつになりました。おすすめ!

________________________________________


た行

21ページ チキンサンドウィッチ

簡単なので挑戦してみました。ローストチキンの残りで作るサンドイッチのようですが、ローストチキンを作る習慣がないので、わざわざ(!)ローストしなければなりません。
胸肉を使ってオーブンでローストしましたが、面倒であればゆでてもいいと思います。塩、こしょうをすりこんでローストしましたが、やはり味は淡白ですね。ゆで卵の量を少なくしたほうが、鶏肉の味がより前へ出てくると思います。卵が多いと、卵の味で消されてしまうと思いました。
オリーブの実は好きではないので今回は入れませんでした。サラダドレッシングは、フレンチにしましたが、とてもあっさり、さっぱりとした味です。セロリの味が利いています。モンゴメリはこういう、さっぱり味が好みなのかな。

濃い味が好みの方、子ども用には、マヨネーズであえるといいと思います(私も残ったものはそうしました)。野菜を入れてもいいですよね。私はゆでたマカロニを混ぜて量を多くし、翌日も食べました(^_^;)。だんだんとモンゴメリのレシピからは離れていきますが、アレンジするのも楽しいですよ。

25ページ ティーパンチ

冷凍カラントが手に入ったので、これも作ってみました。ラズベリーまでは手が回らなかったのでラズベリーはなし。作ったあとで思ったのですが、砂糖の量をレシピの半分に減らしても、やはり甘ったるい感じがあり、甘いのが好きではない方は、砂糖なしで作って、あとから砂糖を入れたほうがいいです。それと、砂糖の量のところに「カップ」が抜けていました(校正ミスがまた発覚)、申し訳ありません。

レモンもカラントも酸っぱいので、オレンジの絞り汁の量を増やしてもよいかと思います。酸っぱいのが好きな方はこのままでも。

全体的に、味はにんじんジュースに似ています。こんなに甘くなければ何杯でもいけそうなのですが…つくづく、砂糖を先に入れてしまったのが悔やまれます。

それにしても、こんなにフルーツの絞り汁を入れるなんて、贅沢。また、ビタミンたっぷりだし、酸味もあるので、夏にはぴったりの飲み物ですね。

________________________________________


な行

54ページ ニュームーン・プディング



島で暮らしていたときに、ごちそうになったことがある。その時はこの本はまだ出版されておらず、モードの日記にあったレシピ通りに作ったわけだが、日記のレシピは、メレンゲに使われている砂糖が2倍の量だ。今回は少ないほう、「レシピ・ノート」に沿って作ってみた。

島で食べたときには、レモンの皮の苦味がとても気になった。今回も苦味はたしかにあるが、それほどではない(黄色い皮の部分だけすりおろしたからか)。でも苦味が嫌な人は、皮は使わずに絞り汁にしたほうがいいと思う(子供は苦味を嫌がって食べてくれなかった)。下の層は卵黄が3個も入ったプディング、上はきつね色に焼けたメレンゲ。ふわっとしたおいしいプディングで、いくらでも食べられそう。甘すぎないところもよかった。

冷たくして出すので、夏にもぴったりのデザートだ。小麦粉を使っていないのでふるう手間もなく、この本にある、今まで作った料理の中では簡単に作れるほう。

115ページ ノラのプディング

これはプディングというより、ババロア、牛乳味のババロアだ。オーブンを使わないし、作り方も簡単。冷やして食べるので夏のデザートにもぴったりだ。
そういえば、カナダで食べたマシュマロは、日本で売っているマシュマロより一回りくらい大きかったような気がする。レシピ通り15個入れたものの、もう2,3個多めに入れてもよかったかもしれない。レシピでは大きな型で冷やして固めているが、ババロアが山芋みたいにスプーンにピタリと張り付いてきて分けにくいので、最初からプリン型などに小分けにしたほうがよい。
また「ココナツを散らす」と書いてあるが、あまり味の調和はなかった。パイナップルだけで十分。ホイップクリームは飾りのようなものなので、普段食べるぶんにはいらないと思う。

パイナップルの代わりに刻んだいちごを置いてみたが、いちごは牛乳味のババロアにぴったりだった。フルーツなら何でも合うと思う。
また、フルーツ抜きで、メープルシロップをかけてみたら、なんととてもおいしかった。
ほかに、アーモンドの粉末(私の大好きなアーモンド味)をまぜてみたら、これもおいしかった。
でも個人的にはフルーツなしで、メープルシロップをかけたものがいちばんよかった。何もかけなくても、牛乳味がしっかりついているので楽しめる。

________________________________________


は行

140ページ パークコーナーのリボンケーキ

クリスマス用に作りました。子どもがいるので、クローブやオールスパイスは入れず、個人的に好きではないモラセズもぬきました。それでもレーズンが入っているので、生地はとてもおいしく出来上がりました。

また、レシピには正方形のケーキ型に入れて焼く、と書いてありますが、うちには3つも焼き型がないので、100円ショップで紙製の丸型を買ってきて、それで3つ、生地を焼きました(焼きあがったあと、紙をやぶけば、3つの生地を簡単に重ねられるのでラクでしたよ)。ただ、型の直径が17センチくらいと、小さかったので、生地が厚くなり、上のほうが山型にふくらんでしまい、3つをきれいに重ね合わせるため、後で余分なところを切り落としました。

間には、いちごジャムをはさみ、生のいちごの細切りも加えました。いちばん上と側面には、泡立てた生クリームを塗って、トップにいちごをのせて、できあがり。とても豪華なケーキになりました。おいしい! と評判もよく、子どもも夢中で食べていました。

モンゴメリのレシピには、オレンジアイシングが載っています。このバージョンもやってみたところ、オレンジの爽やかな味が素朴で、とてもおいしかったです。
ただ、生地と生地の間にもオレンジアイシングをはさむのは、くどいような気がしました(いちばん上だけで充分だと私は思いました)。

3つの生地のうち、ひとつはバニラエキス、もうひとつはレモンエキスを入れて、風味を変えていますが、食べた感じではその違いはほとんどわかりませんでした(なので、オールスパイスを入れてもよかったかも)。もっと違いをはっきりさせたいのであれば、エキスの量を多めにしたほうがいいでしょう。

87ページ ピンク・レモネード

材料にある赤いジェリー。ジェリーとは果肉が入っていない透明なジャムをいうのですが、このジェリーが見つかりませんでした。市販のジャムは全部果肉が入っているし、市販のゼリーも何かしら入っていて、ただ赤いだけのシンプルなゼリーは見つかりません。
では自分でゼリーを作るしかないのですが、赤い色をどの果物で出すかというと、レシピにはチェリーやカラントなど、と書いてありますが、カラントは日本では手に入りづらいし、チェリーも季節でないと高価。
今日は赤は諦めて、桃をベースにしたミックスジュースを使いました。ゼリーの素にジュースを入れて、ゼリーを作ります。その時点で、ゼリーは赤ではなく、桃色(ベージュ系)。残念ですが仕方がありません。

レシピにある通り、飲む直前に電動ミキサーで泡立てると、きれいに泡立ち、とても涼し気。ゼリーが細かくなってグラス全体に浮いているのも、きれいです。夏にぴったりのレシピだと思いました。

ゼリーに甘みがあるし、砂糖も加えていますが、レモンがたっぷり入っているので、甘酸っぱいです(どちらかというと酸味の方が強いかな)。水で薄めて好みの味にすれば、子どもでもOK。うちの子は酸っぱいといいながら、全部飲んでしまいました。

ピンク・レモネードではなく、ベージュ・レモネードになってしまいましたが、これは夏にはぜひとも飲んでみたいドリンクです。モンゴメリはレモン味が大好きだったので、こういう飲み物を好んだのでしょう。でもやっぱり、赤いゼリーを使って、ピンクにしたほうがきれいですよね。今度はハイビスカスで、赤いゼリーを作ってみたいと思います。いちごでもいいかもしれません。

132ページ ファニーのドーナツ

かき混ぜる作業が多くて、電動ミキサーがない私はひたすら手を動かし続け、ぐったりと疲れてしまいました。昔の人は体力があったんですねえ。生地を厚さ1センチ程度にのばす、とあります。1センチはけっこう厚みがあります。薄く延ばさずおおざっぱにさっとのばして型でサッサッと抜いて、どんどん揚げていきます(抜いた後に長く置かない、と書いてあるので、焦ります)。

とってもおいしそうに揚がったのですが、食べてみると、もちもちしすぎていて、サクサク感がありません。市販のオールドファッションドーナツのようにずしっと重みがあって、中身が詰まっているのですが、食べてみると元気がないというか、ねばねばしているというか。
卵の泡立て方、砂糖とバターをクリーム状にするところ、混ぜ方、古いベーキングパウダーなど、問題だったかも、と思うところはいくつかありました…難しいですね。
また、砂糖がこんなにたくさん入っているのに、甘味が全然ありませんので、レシピにある通り「グラニュー糖をたっぷり」ふりかけないと物足りなさを感じます。
私は砂糖をふりかけたドーナツが好きではないので、砂糖をかけずに食べてみましたが、味のなさにびっくりしました。あとからメイプルシロップをつけて食べましたが、やっぱり、砂糖をかけたドーナツがいちばんいいと思いました。

73ページ フィッシャー夫人のコーンブレッド

できあがってびっくり! ブレッド(パン)ではありませんでした! 
ふくらみもせず、身がぎっしり詰まった焼き菓子のようです。コーンミールを使うと不思議な味になるんですね。日本人にはあまりなじみのない味です。味は、パンのような、お菓子のような…。うーん、うーん、と考えながら、いくつも食べているうちに、味になれてきて、おいしく感じられるようになりました。でも…やっぱり、失敗? 

ブレッドというからには、パンのようにふくらんで、もっと軽いはずでは。私の作り方が悪かったのでしょうか。たしかに、卵の泡立て方は足りないかな、とは思ったのですが。主人はベーキングパウダーが足りないと言う。うーん。

他のページのパンのレシピを見て、もしかして、ベーキングソーダ(重曹)かも、と思い、重曹を使って再挑戦してみたところ、やっぱり失敗! ふくらんだことはふくらみましたが(それもとてもおいしそうに焼けたのに)、味がひどいものでした。ベーキングソーダの味が強く、食べられたものではありません。もったいないけど捨てるはめに(せっかく作ったのに…ショック)。焼け感は、パンというよりはパウンドケーキ(あるいはマフィン)のような感じでした(中身がぎっしり詰まったお菓子ですネ)。

友人に聞いてみたところ、以前TVで見たコーンブレッドは、確かにパウンドケーキみたいなものだったというのです。彼女もモンゴメリのコーンブレッドを作ったことがあり、やはりパウンドケーキのようだったとか(つまりあまりふくらまない)。また、古いベーキングパウダーを使うと、ふくらまないこともあると教えてくれました(私が使ったのは古いベーキングパウダーでした!)。ただ、コーンミールは、イーストを使うパンでさえ、ふくらみが通常に比べて悪くなると、友人も言っていたので、とにかく新しいベーキングパウダーでもう一度焼いてみることに。

三度目の正直で、成功しました! 
卵の泡立てをしっかりやり、ベーキングパウダーも新しいものをしっかり用意。出来上がりは、やっぱりパウンドケーキ(マフィン)でした。味も、やっぱり不思議な味。おいしいような、おいしくないような。
主人はホイップ・クリームなんかかけたらおいしくなるんじゃない、と言っていましたが、確かに、何かかけるといいかもしれません(甘くはないので)。

32ページ ブラウンシュガー・アイスクリーム

このアイスクリームを作りたいがために、フリーマーケットで小さなアイスクリーム製造機を買った(とても安くてうれしかった)。レシピの分量はこの製造機には多すぎるので半量にした。
ブラウンシュガーには、三温糖を使ったのだが、これでは「ブラウンシュガー・アイスクリーム」というほど「ブラウンシュガー」の味は出なかった。
というのは、バニラの量を、多いなあ、と思いながらレシピどおり入れたため、やはりバニラの味が強すぎてしまったのだ。製造機の説明書には5,6滴とあるので、そのくらいで十分だろう。でも主人はこのくらいでいいと言っているので好みの問題かもしれない。

バニラを減らして、黒砂糖で作れば、もっとブラウンシュガーの味が出ると思う。

初めて自分ひとりで手作りしたので、あっという間にアイスクリームが出来上がったのには驚いた。このレシピは、材料を火にかけてとろみをつけたり、卵を泡立てたり、ふるいでこしたりと、事前の手間が多いが、製造機の説明書にあるのはもっと簡単で、材料を混ぜて入れるだけと書いてある。それだったらこれから何度も作れそうだと思った。

(後日、説明書の通りの材料で作ってみた。モードのレシピほどのコクの深みは出なかったが、日本人好みのアイスクリームができた。でも主人はモードのレシピのアイスクリームのほうがおいしいと言ってました)

出来立てのアイスクリームはソフトクリームのように柔らかく、失敗したかと思ったが、そのまましばらく冷凍庫に入れて置いておいたら、普通のアイスクリームのように固まったので安心した。たいへん濃厚な味で、PEIで食べたアイスクリームを懐かしく思い出した。

PEIではアイスクリームがとても安くて、100円以下でスコーンの1スクープが食べられる。私が知っているいちばん安いアイスクリームは40セントだった。それでも日本人にとっては大盛りで、なおかつおいしくて、その店(ガソリンスタンド併設のお店)を通るときには必ず寄って、いろいろな味を試した。

値段はそれより高くなるが、PEIの牛乳を使ったカウズCOWSという地元のアイスクリーム店は、今では有名になり、ブランドとして知られている。トレードマークの牛の絵がユニークでかわいいと、Tシャツなどのオリジナルグッズまでが大人気で、通販もしているほどだ。この牛が、赤毛のアンに扮した絵があって、思わず笑ってしまった。こういうユーモアがうける理由のひとつ。この絵は今も人気があるらしく、ホームページでANNE COWで検索すると絵柄が出てくる。COWY POTTERというのもあって、ハリー・ポッターに扮した牛の絵が…。スパイダーマンに扮した牛もいる。見ているだけでおもしろい。

180ページ プラムプディングの女王

以前から作ってみたかった一品ですが、6時間蒸す、というところがひっかかっていました。今回はモンゴメリの誕生祝いということもあって思い切って作ってみることにしました。
量を減らせば蒸す時間も減るため、半量にし、容器も大きくて平べったいものを使いました(友人の家にそういう鍋があったので助かりました)。

香辛料のクローブとメースは省略、シトロンはレモンで代用。サイダーではなくオレンジの絞り汁を使い、牛脂はクリスコを使いました。
友人が料理教室に通っていて、お菓子作りに慣れていることと、事前に下準備をしてくれていたので、本当に助かりました! 

2時間蒸したあたりでちょうどよい具合で出来上がり、ブラウンシュガーソースをかけていただく。デイツのほうが量が多いのですが、やはりレーズンの味が強い。
それと、レモンの皮がやはり苦味があり、この苦味が、おそらくモンゴメリの好みだったのだろうと思います(大人の味ね)。モンゴメリはレモンが大好きだったから、レシピにもいつもレモンが登場するのだけれど、苦味が気になる方は絞り汁にするとか、あるいは省いてもいいかもしれません。

私がPEIで食べたプラムプディングにはデイツは入っていなかったような気がしますし、ソースも違うソースだったような…。やはり微妙に家によって入れるもの、ソースの味などが違うのだと思います。
まさにこれは、モンゴメリが食べたプラムプディングなんですよね。そう思うと、素朴な味わいがモンゴメリの頃のPEIを彷彿とさせてくれ、懐かしい感じがしました。
味はフルーツケーキに近いですが、フルーツケーキほど重くはありません。蒸す一方で、試しにオーブンで焼いたバージョンも作ってみたのですが、これは本当にスポンジケーキのようで、プディングという感じではなく、やはりプディングは蒸したほうがいい、と思いました。

22ページ フレイザー夫人のサンドウィッチ

友人宅でご馳走になりました。自分では作っていません(^_^;)が、おいしいですよ! 
レシピでは、バターとクリームチーズの量が半々ですが、友人はクリームチーズの量を多めにしたとのこと。赤ピーマンは、皮が硬いので火であぶって皮をむいてから使うようですが、友人はそのままミキサーで細かくしてから使ったそうです。バターとチーズを混ぜたものに、細かくした赤ピーマンを混ぜると、きれいなピンク色に変わって、見栄えもすてきになります。
私の子どもは赤ピーマンが苦手なので、やはり一口で食べるのをやめてしまいましたが、ピーマンなしなら喜んで食べたと思います。クリームチーズにくどさがあるので、パンに塗る量は少なくていいですよ。
また、これにレタスの葉をはさんでもGOODです。レシピにあるように、黒パンと白パンと2種類作って交互に重ねたら、パーティにもぴったりだと思いました。

129ページ ブロッコリー、オランディス風ソースがけ

オランディスソースというのは卵黄、バター、レモンジュースに調味料を加えて作る、マヨネーズに似たソースだという(食したことはないが)。置いておくと固まるため、モードは小麦粉と牛乳を加えて凝固をなくした。その通り作ってみると…うーん。なんと言ったらいいのだろう…。苦労して作った割には、バターとレモンを混ぜたような味しかしない。くどい。砂糖が入っていないが、ケーキのフィリングみたいな味。ブロッコリーにかけて食べてみるも、あっというまに飽きてしまう。
フランス料理ではこういうのもあるのだろうが、普段の料理でこのソースは…。マヨネーズに近づけるために酢を入れてみたが、そうすると以前作ったOACドレッシングのようになった(砂糖を加えればまさにOACドレッシングになる)。
酢を入れたので少しはドレッシングのような感じになったが、やはり違和感が残る。野菜にかけるのはやめて、じゃあ、残ったソースをどうしようと(口に合わなかったときのことを考えて、半量で作ってみたのだが、それでも余った)考えた。トーストに塗って焼いてみた。ブロッコリーにつけるよりはよかった。トーストにつけるなら、砂糖を加えたほうがいいと思う。それでもまだ残っているので、先に作ったベーキングパウダービスケットにつけて食べてみた。もともとお菓子用のソースみたいなので、合う。甘さが好きな人はやはり砂糖を加えたほうがいい。

65ページ ベーキングパウダービスケット

これは、島でよくいただいたスコーンの味だった。スコーンには甘味がなく、ビスケットには糖分が入るそうだが、島ではスコーンを「ビスケット」と呼んでいた。136ページに「ハイランド・スコーン」の作り方が載っている。スコットランド発祥というスコーンは、中にジャムなどを詰めて三角形にして焼いたものをいうようだ。だから、これはスコーンではなく「ビスケット」。なおかつベーキングパウダーの量が多いので、ベーキングパウダービスケットだ。

小麦粉が「万能小麦粉」とあるので、強力粉と薄力粉を半々に混ぜて使った。弾力のあるいい生地ができたので、できあがりを楽しみにしていたのだが、膨らまず、かつ、カチカチに固い。焼きすぎもあったのだろうが、あとからインターネットでスコーンの作り方を見てみたら「バターを溶かして練りこむとサクサク感がなくなるので、バターは細かく切って溶ける前に混ぜ込む」とある。

また「こねすぎるとふくらみが悪くなる」ともある。どちらも私がしてしまったことだった!(作る前にチェックしておけばよかった…)バターもショートニングも溶かして使ってしまったし、よく混ぜ合わせようと思い切りこねこねしてしまったのだ。せっかくうまくいくと思ったのに、とても悲しい。せっかく作ったのに、固いので誰も食べてくれなかった…。仕方がないので一人で食べた。メープルシロップをつけたり、ジャムをつけたり、クリームをつけたり。固いけど味はよい。


155ページ ボストン・ブラウンブレッド

いつもの通り、レシピの半量で作ってみました。実は、私はモラセズがあまり好きではありません。それで、メープルシロップで代用してみました。

缶にプリーツをよせた紙をつけるのは、パンがすごくふくらむからなのですが、私の場合、コーンブレッド同様、全然ふくらまないのです! 紙をつけている意味がないので、途中ではずしてしまいました。

また、レシピには約2時間蒸す、とありますが、本当に2時間かかりました。それでもまだ中身がべちゃべちゃしていて、うまくできあがりませんでした。味はいいのですが…。ふくらまないわ、べちゃべちゃするわ…結局失敗に終わりました。
苦労したのに失敗なんて、コーンブレッドの件があったあとだっただけに、辛いですー。意外と、焼いた方が出来上がりがよいかもしれません。

そういえば、このレシピにもコーンミールが使われていました。コーンブレッドの一件があったので、コーンミール=ふくらまない、の図式が出来上がってしまって、今後、コーンミールを使うのがこわいです…(^_^;)。
でも、古いベーキングパウダーのせいかもしれないし、これもあまりふくらまないマフィンタイプのパンなのかもしれません。

83ページ ポテトサラダ、OACドレッシングあえ

OACドレッシングって、どんな味がするのだろう。ちょっと変わったポテトサラダを作れるかな、と思ってトライ。
ポテトサラダのほうは、レシピ通りはやめて(スイス・ポテト・スープのことがあるし)半量で作った。ドレッシングのほうは、通常は半量にするとよい、と書いてあるが、それでも多いと思い、3分の1の量にした。3分の1の量でちょうどよかった。

くせのある味なので、好みが分かれると思う(私は好きだが、たくさん食べるとくどく感じる。ちなみに主人はあんまり好きな味ではないと言った)。
泡立てた卵を加えた、ふわふわの甘酸っぱいドレッシングで、色はたまご色。ほほう、こういうドレッシングもあったのかあー、と、感動してしまった。
本には、ホイップクリームを混ぜると、どんなサラダにも合うドレッシングになる、と書いてあるが、ホイップクリームを入れたらさらにくどくなりそう…。粉末マスタードが方々探しても見つからず、市販の液体状マスタードを使った。

ホワイトビネガーも見つからず、普通の米酢にした。日本で手に入るものには限度があるので仕方がないが、ちょっと悲しい。

ポテトサラダのほうは、ピーマンの角切りが入っているので、苦味がある。子供は食べないので、苦味のないパプリカにするか、きゅうりに代えてもよいと思う。できあがりは豪華で、本に書いてあるように、ゆで卵とトマトを付け合せると、彩りがとてもきれい。

ただ、ポテトサラダにも、ドレッシングにも卵がふんだんに使われているこのレシピ。つけあわせのゆで卵も入れれば、あっという間に10個の卵がなくなる(レシピ通りの場合)。サラダひとつに、卵10個は贅沢! ドレッシングには砂糖もバターも牛乳も入っていて、カロリーが心配になってしまうのは私だけ?

42ページ ポテトパフ

新じゃがいもの季節になったので、じゃがいも料理にトライ。
42ページの「ポテトパフ」は、材料を見ると、スウィートポテトと同じ。お菓子の部類に入るのか? 早速作ってみる。
じゃがいもの裏ごしは、今までしたことがないので、‘なめらかでお米のようなねばり気’が出るのには感動してしまう。お菓子の雰囲気がますます高まる。きつね色に焼けたポテトパフ、まさにスウィートポテト。口に入れてみると、不思議な食感だった! 

ふわふわとした軽い口あたりなのに、甘さはまったくない(味付けが塩・こしょうだけで、甘味をつけていないので当たり前なのだが)。お菓子のようで、お菓子でない。これはメニューのメイン料理である「スタッフィング詰めカモまがいのポーク、りんごぞえ」の「添えもの」、という扱いなのだろう。
ロースト・チキンやロースト・グースの添えものとして、マッシュポテトが出るのが普通だが、ただのマッシュポテトではつまらないということで‘質素なじゃがいもを上品に出す方法’として紹介されているのだと思う。手間がかかっているし、見た目にもお菓子のようなので、確かに上品である。

私は、塩・こしょうを軽くした程度だったので、味が薄かった。もう少し濃くするか、あるいはソースをつけて食べるとよいと思う。ケチャップ、マヨネーズ、オーロラソースなど、どれをつけてもおいしかった。
和風ドレッシングをつけて食べたところ、これもよかった。じゃがいもなので、どんなソースでもおいしく食べられる。ただ、ふわふわに焼いてあるので、ポテトサラダと違っておなかにはたまらない。やはり、肉料理の添えものとして出すのがぴったりだと思う。

________________________________________


ま行

157ページ マートルのプディングケーキ

いちごは、9割がビニールハウスで育てられているんだとか。そのいちごがいちばんおいしいのが、12月~2月だと教えてもらった。
浜松で売っているいちごは「あきひめ」。いちごがいちばんおいしい時期に、このケーキを作ってみようと思った。
レシピでは、つぶして砂糖を加えたいちごが約4カップとある。4カップ(1リットル)! 
いちごはただでさえ高価だし、4カップは多いと思ったので、とりあえずいちごを1パックだけ使った。砂糖の量も少し減らした。できあがって食べてみると、もう少しいちごがあってもよかった。2パックぐらいがちょうどよいと思う。

レシピでは、生地と生地の間にいちごをはさむようになっている。しかし、「プディングケーキ」とあるように、できあがりはプディング状になるため、生地はトロトロの状態でやわらかすぎる。レシピにあるように「層」にしようと思っても、砂糖を含んだいちごが重すぎて生地の中に混じってしまい、マーブル状になってしまった。こんなんでよいのだろうかと思いつつ、焼いてみる。

できあがりは、まずまずだった。火がしっかり通るまで焼いてしまうと、固くなってしまって、プディングケーキから遠ざかってしまう。中がまだ柔らかい程度で、一度取り出して食べてみるといいと思う。私は少し固く焼いてしまった。ふんわりと仕上げるには、小麦粉をふるわないほうがいいと、以前島の人から聞いたことがある。混ぜるときも、ざっくりがいいというのだ。お菓子類は、本のレシピ通り、一度ふるってから作っていたが、できあがりを食べてみると、キメが細かすぎて生地がぎゅっと詰まってしまっているような気もする。「レシピ通りにやってもできあがりが最高とは限らない」と、島の人がよく言っていた。そういえば、ステイ先のおばあちゃんも、小麦粉をふるわずに使っていたけれど、ふんわりとしたおいしいお菓子ができあがっていた。今度はふるわずにやってみようと思う。
洋菓子は、ふるったり、泡立てたりと、作業が面倒で、時間がかかるし、手が疲れる!(実は手動でやっているので) ふるわずに済むなら、不精の私にはありがたい。

できあがったケーキには、クリームをかけて出す、とレシピにある。クリームをどうしようか、迷った。クリームは高価だし、日持ちもしないし…。牛乳とかコーヒー用ミルクで代用しようかとも思った。でも、コクのあるクリームをかければ、確かに味わいが増す。ふんぱつして買ってみた。
クリームをかけたら、本当においしかった。生のいちごにクリームをかけて食べるだけでもおいしい。いちごにはクリームは欠かせないと思った。あまったクリームは、別のお菓子を作るのに使う。無駄にしないようにと思うと、お菓子を作り続けることになる。作り慣れていない私には、大変…。
ところで、クリームを紅茶に入れたら、ロイヤルミルクティー風味になった。砂糖を入れなくてもほのかに甘みが感じられる。おいしい!


52ページ モードのレモンパイ

人々の称賛を集めたという、モード自慢のレモンパイを作ってみる。レモンは皮もすりおろすので、無農薬のレモンを買う。
コーンスターチがなかったので、片栗粉で代用した。できあがって食べてみると、本当においしい!! これはみなさん、ぜひ作ってみてください。
甘いです、本当に。なにしろ砂糖がたっぷりですから。でも、この甘さがPEIらしい…。一度この甘みを味わってみてほしい。

また、卵を3個も使うので、コクがあり、デザートの究極をいっているように思う。もういらない、と思いながらも、また食べてみたくなる、まさにそんなレモンパイ。

パイ皮に流し込む中身は、コーンスターチを入れてあるのでとろみがつくのだが、「とろとろ」ではなく、固めのゼリー状にしたほうがよいように思う。私の場合は少しゆるかったので、パイから汁が出てきてしまった。
それから、パイの上にかける泡立て卵白に、レシピでは砂糖が大さじ2入れてありますが、パイ自体が甘いので、入れなくてもいいかな、と感じた。

レモンの皮をすりおろして入れてあるけれど、砂糖の甘みで、皮の苦味は消えていた。皮は、白い部分まですりおろすと苦味が増すからと、私は表面の黄色い部分を中心にすりおろしたため、分量に満たないかも、と心配になる。でも、レモンの絞り汁やすりおろした皮の分量が本に書いていないので、実際にどのくらいの量を必要としているのかわからない。それでも、焼きあがりのレモンの風味は十分だった。

116ページ モック・チェリーパイ

モードの息子スチュアートが亡くなるまで恋しがったというパイ。一度食べてみたいと思っていたもの。
けれど、材料にあるクランベリーが、どこを探しても見つからない! ドライクランベリーも見つからないので諦めかけていたところ、友人が(彼女もモードのレシピをあれこれ作っていて、時々おすそ分けをいただく(^^♪)クランベリーの砂糖漬けを買って持っているというのです!そして、半分、分けてくれるという、うれしいお言葉。

レーズンのほうはドライしか売ってないので、それを使いました。レーズンとクランベリーをつぶす、とレシピにあるが、ドライレーズンがつぶしづらいため、フードプロセッサーに入れてつぶそうと考えた。
ところが、かたくて、フードプロセッサーが動かない。振ったりなんかして、なんとか細かくできました。レシピには、レーズンはそのまま使う方法をお勧め、と書いてあるけれど、ドライレーズンをそのまま使うのは見た目にあまりいい感じがしないし、かたいので、やはりある程度はつぶしたほうがいいかと思います。

材料を鍋に入れて、ジャム作りの要領でパイの中身を作る。私の場合、レシピ通りに水を入れたのですが、水が多すぎてトロトロしすぎている感じ。水はレシピの半量にして、あとは様子を見ながら足していくほうがいいと思います。水気が多いと、パイを焼いたときに、パイから水分が出てきて、べしゃべしゃになり、せっかくきれいに焼けたパイが台無しになってしまいます。

パイ皮は、67ページにあるモードのパイ皮を使いました。クリスコを菓子材料店で見つけて使ったのですが、日本で市販されているラードを使った時よりも焼きあがった皮がおいしかった。おいしかったんですが、クリスコを1カップも使うことには、ぎょっとします(こんなに脂を使って、カロリーはどうなるんでしょう…)。

チェリーが入っていないのに、まさにチェリーの味、と書いてある通り、たしかに「チェリーパイだよ」と言われて出されれば、疑いなく食べてしまうでしょう。でも、私が感じるに、ちょっとレーズンの味が強いように思いました。また、クランベリーの酸味もちょっと強かった。甘酸っぱいパイは、それはそれでおいしいのですが、もう少し酸味がないほうが、個人的には好きです。

クランベリーを分けてくれた友人が、私の体験を聞いた後日、モック・チェリーパイを作ったとのこと。レーズンの量を少なめにし、クランベリーは砕かずにそのまま使ったので、チェリーの食感にはなったのですが、それでも酸味はあったし、多少べたつき感も。でも、残りを翌日に食べたら、とてもおいしかったとか。パイも一晩寝かすとおいしさが増すようですよ。それと、これもだいぶたってから知ったのですが、日本ではドライレーズンしか手に入らないので、料理に使うときはレーズンをお湯にひたして柔らかくしてから使うといいという。ああ、早く知ってれば…。みなさんは気をつけてくださいね。

93ページ モック・チキン

これも友人宅でご馳走になりました。うわー、またゼラチン料理…と思いましたが、意外や意外、おいしい!! 豚肉を使っているのにチキンの味…確かにチキンです!! 不思議、不思議、感動しました。

ゼラチンに、セロリやタマネギ、ニンジンの煮汁をしみこませてあるので、味に深みがあって、メイン料理にしてもいけるおいしさです。パンでもいいし、ごはんでもいい。夏の暑いときに、冷やしたこのモック・チキンはごちそうになるかも。見た目にゼリーっぽいのでそれを嫌がる方がいるかもしれませんが、食べてみればおいしいのでびっくりするはずです。

それにしても、どうして鶏肉の代用に豚肉を使ったんでしょう…。もしかして、鳥インフルエンザで鶏肉が食べられなかった時期がカナダにもあったのでしょうか?! 以前、私がイギリス旅行をしたときに、コウテイ病が流行っていて、行きたい名所のほとんどがクローズしていたことがあります。ちょうどそのころ、モンゴメリの日記を読んでいたら、コウテイ病が流行っているとかなんとかいう記述があり、昔からいろいろな病気があったんだなーと思った記憶があり、肉の代用レシピもそういう中から生まれたのかな、とちらっと思ったりしました。いずれにせよ、鶏肉があやしい今、このレシピはトライする価値があると思った私です。

________________________________________


ら行

91ページ レモン・クランブルズ

そろそろレモン味にも飽きがきているがレモンが残っている。今回は苦味のもとになるレモンの皮を入れるのをやめた。その代わり少しレモンの絞り汁を多めに入れた(皮を使わないなら、生のレモンである必要はなく、市販のレモン汁で十分だと思った)。
小麦粉もふるわずに使ったが、出来上がりに問題はなかった。レモン風味のフィリングを生地と生地の間にはさんで焼くのだが、レシピを見ておわかりのように、生地の材料はどれも乾燥もの。バターだけがつなぎのため、その量がけっこう多い。私はバターの量を減らし、水を足して、生地をつなげた。
実際、バターの量をレシピ通りにしても、層にできるほど柔軟な生地はできないように思える(クラッカーとココナツの量が多いため)。いずれにせよ、生地ができにくいときは様子をみながら水を入れるとよいと思います。
生地の量としてはそれほど多くないので、薄くのばして層にしないと、上にかぶせる量が足りなくなる(私は少し足りなくなりました)。焼き型の大きさを20センチ四方くらいのものにしたほうがぴったりかもしれない。

できあがりは、砕いたクラッカーとココナッツの味のほうが強くて、レモン風味があまり感じられないが、味はとてもいい!主人にも子供にも好評でした。ほどよくカリッとした歯ごたえがあり、甘味もちょうどよく、ココナツ風味が好きな人にはこたえられません。お客様に出しても喜ばれると思う。

2023年11月24日金曜日

古き良きクリスマスを知るセミナー

 町の中も、ショッピングセンターも、クリスマスムードいっぱいですね。
私も部屋のディスプレイ・コーナーをクリスマスグッズで飾りました(*^▽^*)
子どもも成人し、クリスマス・プレゼントはもう自分へのご褒美くらいしか買いません(^-^; 
今年のクリスマスは・・・急遽見つけた、都内のホテルのパディントンとのクリスマス・コラボレーションを思い切って!ふんぱつしました!!!
年内は東京へ行く予定はなかったのですが・・・これはぜひとも味わいたい!!と思いまして。体験談はまたアップいたしますので楽しみにしてくださいね。

さて、今年も、19世紀の英国のクリスマスについて、お話をさせていただきます。



これ、何に使うものでしょう?
セミナーの中でお話させていただきますよ~(^^)/



「ヴィクトリアン・クリスマスのお茶会」
2023年12月9日(土)13:30~15:00
参加費:2,800円(セミナー、お茶とお菓子付)空席あり
サロン&カフェSerendipity(静岡県掛川市大多郎39)

駐車場あります。電車で来られる方はご相談ください。

お申込み・お問い合わせはこちらからどうぞ(goole form) 。返信はパソコンのフリーアドレスになります。受信拒否設定されていると届かないのでご注意ください。


19世紀といえば「赤毛のアン」の時代背景。
赤毛のアンに描かれたクリスマスについて集中的にお話するクリスマス講座を期間限定でオンデマンドで配信しております。
NHK文化センター浜松さんで去年させていただいた講座の録画映像を、ご自分の携帯やPCから好きな時に見ていただけます!!


「赤毛のアン」のヴィクトリアン・クリスマス

アンが暮らしていた当時、どんなふうにクリスマスを祝っていたのでしょうか。
クリスマスツリーとその飾りつけ、プレゼント、そして料理まで、詳しくお話します。
【配信期間中は何度でもご視聴いただけます。2023.10.30~12.31】


お申込みはこちらから


★★静岡県内で、お茶会を開催中★★

***浜松での開催***


基本的に毎月第4水曜日の午前、午後2回開催しています。
場所はヘッドスパ&グラスルーエシャルール(浜松市中区曳馬)
駐車場あります。遠州鉄道「曳馬駅」から歩けます。

「スコーンを楽しむお茶会」
2023年11月29日(水)
午前、午後ともおかげさまで満席です。キャンセル待ち付け付け中。

「チャールズ三世戴冠記念:英国王室を知るお茶会」
2023年12月13日(水)
午前、午後ともおかげさまで満席です。キャンセル待ち付け付け中。


***掛川での開催***

2024年3月までお休みいたします。


***静岡市での開催****

ウィリアム・モリスのお茶会~モリスの生き様と植物壁紙デザインを紐解く~」


「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」が山梨県立美術館で2023年11月18日(土)~2024年1月21日(日)に開催されるのを機に、モリスとアーツ・アンド・クラフツ運動について、初心者にもわかりやすくお伝えします。通常は非公開の、ヴォーリズ建築のミス・カニンハムさんの建物も見どころです。いちご泥棒プレートとおいしい紅茶も楽しんでください。

日時 2023年12月7日(木)13:30~15:00
場所 旧静岡英和女学院旧宣教師館ミス・カニンハム(静岡市葵区西草深町34-13)
参加費 3,000円(セミナー・紅茶・英国菓子すべて込み)
おかげさまで満席のため、キャンセル待ち付け付け中。

お申込み・お問い合わせはこちらからどうぞ(goole form) 。返信はパソコンのフリーアドレスになります。受信拒否設定されていると届かないのでご注意ください。



**インスタグラムやっています。フォローお願いします(^◇^)気軽な投稿はインスタのほうが頻繁です~*** ***フェイスブックはこちら。***
**X(旧twitter)はこちら。***

2022年3月4日金曜日

カナダの絵本あれこれ

先日、国際こども図書館さんが企画された、梶原由佳さんのオンライン講演会「赤毛のアンと歩んだL・M・モンゴメリの旅路」を拝聴しました。 

昨年もされたそうなのですが、それは存じ上げず(>_<)、聴けなくて残念。 
でも、昨年、ノートルダム清心女子大学さん主催のオンライン講演会「絵本で旅するMy Tronto, My Canada」は拝聴させていただきました。 

梶原由佳さんはカナダのトロント公共図書館オズボ-ン・コレクション室勤務で、『赤毛のアン』の作者モンゴメリのおっかけ(と由佳さんはおっしゃっておられますが)、つまり研究もされています。 

私がアンの本を出す際に何度もメールでやりとりをさせていただいたり、知らないことを教えていただいたり。トロントに行った時にお会いしてお食事を一緒にさせていただいたりしました(*^^*) 

2017年に、由佳さんが帰国された際、ノートルダム清心女子大学さんでモンゴメリの愛読書について講演をされた時には、実際に会場でお話をお聞きし、お目にかかれてうれしかったです。
 (うわ~もう5年も前のことになるのですね)

絵本で旅するカナダ・・・素敵なテーマ♪♪ 

カナダはアメリカ合衆国の北にある国で、先進七か国(G7)の一国。 
10の州(province)と3つの準州(territory)で成り立つ、世界で二番目に大きい面積で、6つの時間帯があります(すごい!)。 

私が昔住んでいた、赤毛のアンの舞台として知られるプリンス・エドワード島は、10の州のうちの一つ。小さな島ですが、一つの州なんですよ。 

カナダは英語とフランス語の2つが公用語で、人口の6割が英語、2割がフランス語を使っているとか。移民も多く、他民族国家ともいわれます。 

カナダの首都はオタワで、オンタリオ州にあります。 
梶原さんが住んでおられるトロントもオンタリオ州にあり、商業都市として栄えているビックシティ。超高層ビルも多いです。 

赤毛のアンの舞台として知られるプリンス・エドワード島への、日本からの直行便はないので、玄関口としてトロントで乗り換えます。 
なので、トロントで数日滞在もよくします。

さて、講演会では、カナダの作家・画家が手がける絵本や、その州のことがわかる絵本をいろいろご紹介くださいました。 

日本で翻訳されているのは少ないものの、いくつかご紹介くださったので、借りて来て読みました。 
(去年のうちに読みたかったのですが、今ごろになった・・・( ̄▽ ̄;))



 

★『オーロラのひみつ』 
マイケル・A・クスガックぶん/ヴラヤナ・クリコーカえ、まつうらひろゆき訳(新風舎) 

ノースウエスト準州のイヌイットのお話です。
泣ける・・・(;O;) 
大事な人が亡くなった悲しみを癒してくれる絵本です。 

由佳さんのお話で初めて知ったのですが、原住民から土地を奪った政府は、イヌイットを同化させるために子どもの寄宿学校をつくり、家族と引き離して厳しく西洋化をしつけてアイデンティティを奪ったんだそうです。 
なんとひどいことを・・・・。 

この絵本とそのことは関係ありませんが、作者がイヌイットの方ということで、カナダの悲惨な歴史を教えてくださいました。 
ドラマ「アンという名の少女」シーズン3でもそれが出てくると聞き、その場面を見た時は、ああ、このことか、とわかりました。 

昨年、カナダの第30代総督に就任したメアリー・サイモンさんは、イヌイットだそうです。カナダ史上初の先住民族の総督誕生ということで、歴史的第一歩とニュースになりました。 


★『うみべのまちで
ジョアン・シュウォーツぶん/シドニー・スミスえ、いわじょうよしひと訳(BL出版) 

もと炭坑で栄えた町、ノヴァ・スコシア州のケープ・ブレトン島の歴史がわかります。
ケープ・ブレトン島。行ったことがあります。スコットランド系移民が多いところで、確かにスコットランドと景色が似ていました。 
炭坑で栄えたところだったんですね。 
こちらも絵はシドニー・スミス。
いろんな絵柄を描きわけることができるんですねー。 


★『プーさんとであった日 世界でいちばんゆうめいなクマのほんとうにあったお話』 
リンジー・マティックぶん、ソフィー・ブラッコールえ、山口文生やく(評論社) 

マニトバ州のウィニペグは、くまのプーさんの故郷です。 
え、くまのプーさんってイギリスでは? 
はい、実は、物語のくまのプーさんにはモデルがいました。実在するクマのウィニーです。 ウィニペグで拾われたのでウィニペグ、愛称ウィニーとつけられました。 

拾われた、というか、実際は、猟師が連れていた小熊を見つけた獣医のハリー・コールボーン大尉が、20ドルで買ったのです。
第一次大戦中フランスへ向かう途中のことでした。 

気立てがよいウィニーは隊の人気者になりましたが、戦場へ連れていくわけにはいきません。
それで、ロンドン動物園に預けられ、最終的にここに住むことになり、動物園の人気者に。 このウィニーを気に入ったのが『くまのプーさん』を書いた作者の息子でした。 

ということで、詳細は絵本を読んでくださいね!
写真も入っていて、とてもわかりやすいです。 



 

★『おはなをあげる』 
ジョナルノ・ローソンさく/シドニー・スミスえ(ポプラ社) 

トロントの町が描かれた絵本として紹介してくださいました。
文字のない、絵だけの本ですが、これが・・・泣けた・・・(;O;) 私だけ!? 

シドニー・スミスのサイン入りの原画が、由佳さんが勤務されているオズボーン・コレクションにあるそうです。見てみたいですね。 


 ★『ひびけわたしのうたごえ』 
カロライン・ウッドワードぶん/ジュリー・モースタッドえ、むらおかみえ訳(福音館書店) 

ブリティッシュ・コロンビア州の作者が、自分の子ども時代を描いた絵本。 
訳者は、村岡花子さんのお孫さんの、村岡美枝さんです! 
スクールバスに乗るまで、長い道のりを一人で森を抜けて歩く、6歳の少女の心のゆれ、歌うことで内から出てくる勇気。 
私、この子の気持ちがわかるわ・・・似た体験を昔しました。きっとみなさん、同じような心境になったことがあるはず。 

アリソン・アトリーの『農場にくらして』を思い出しました。
アトリーも、学校まで(当時はスクールバスはないので)長い道のりを歩いて通い、その時のことをこの本に書いたのでした。 

カナダの絵本、興味がわきました。 
他にも邦訳されている本があるようなので、探して読んでみようと思います。



★★私の創作物語【小説投稿サイト 小説家になろう】にアップしています。 無料ですので、お時間のある時に、読んでいただけましたら幸いです。
読むだけでしたら、会員登録もいりません(ブックマークに登録する場合は会員登録が必要)。 

★★「念いのかけら」→ https://ncode.syosetu.com/n7968gc/ 
『赤毛のアン』へのオマージュで書いた小説です。これがネット小説第一号でしたが、サイトが閉鎖されてしまいましたので、新しく、大幅に加筆して再公開しました。赤毛のアンの舞台になったプリンス・エドワード島に住んでいた私の実体験をもとに、一人の少女の成長物語を描きました。 

★★「おれは女子高生」→ https://ncode.syosetu.com/n8540gc/ 
私自身の、女子高校時代を懐かしんで書きました。ラノベ、ラブコメといえなくもない…(笑)だんだん女子高、男子高がなくなっていくのが寂しいです。 

★★「勝軍地蔵 お頼み申す」→ https://ncode.syosetu.com/n5652gg/ 
中学生の女の子が、突然現れた勝軍地蔵様からお願いされたこととは…??

2019年12月21日土曜日

カナダ大使館の図書館

昨日の投稿に続き、ストーリー・オブ・マイ・キャリア 赤毛のアンが生まれるまで』の出版記念トークイベントの話は続きます(書きたいことがいっぱい!!) 

プリンス・エドワード島大学のケイト・スカース教授からは、2018年と2019年は日本とカナダの日加修好90周年の記念の年だともお話がありました。

それは知らなかった!と恥ずかしくなって(;'∀')
家に帰って調べてみました。 

1928年7月20日に日本がオタワに日本公使館を開設、翌1929年にはカナダも東京に公使館を開設しました。 

 「日加の国交が正式に始まったのは1928年7月20日だったものの、実はその50年前にはカナダ人が日本の地に降り立っていました。

江戸時代末期に北海道に降り立った若いカナダ人男性は英語教師として日本で英語の通訳ができる人材を育てたといわれます。 

一方、日本からカナダへの最初の移民は永野万蔵氏であり、1877年にブリティッシュ・コロンビア州のニューウェストミンスターで船を降りました。

当時カナダへと渡った日本人は漁業や鉱山業、林業などに関わっていました。

当時も今と変わらず、日本は狭い国土の中にある限られた資源を多くの人が分け合って住んでいる国です。

渡加した日本人たちは広大な大地と資源に恵まれ、人口も日本と比べて少ないカナダに家族や友人を招いていた歴史があります。 

 そのような歴史の中では勿論両国の関係が難しい時期もありました。

日加が国交を正式に樹立した翌年には世界恐慌が始まり、国々はブロック経済と称して自国通貨と産業の保護に努めました。

日系カナダ人は差別に苦しみ、第二次世界大戦が始まると強制収容所へと送られました。

しかし、私たちは過去から失敗を学び、和解し、1951年に日本は国際舞台に復帰し、日加関係は新たなスタートを切りました」。 

「日本は諸外国からの力を借り、平和を愛する民主主義国家として生まれ変わることが出来たのです。

今では日本は最先端技術を有し、世界で第三位の経済大国として自由公開市場を世界に広める役割を持ち、戦後に学んだことを後進国の発展に活かしています」。 

1950年前半には日本企業はカナダとの貿易を再開し、今日ではカナダにとって5番目の輸入先、そして4番目の輸出先となっています。 (TORONTO+JAPANMAGAZINEのネット記事より http://torja.ca/japan-canada-90/) 

こうした日本とカナダの歴史を振り返ることは大事ですね。

私も、プリンス・エドワード島やカナダにとてもお世話になった一人なので、両国の関係が良好で、多くの方に、カナダの魅力を知ってもらい、カナダを訪れてほしいと思っています。 (私はカナダ全州を訪ねてはいませんので、今後も機会があれば行きたいと思っています!カナダの素敵なところは、プリンス・エドワード島だけではありませんよ~)

 カナダを知りたいと思った時に、関連する本を全部買うのは無理ですよね。
そんなときには、カナダ大使館 E・H・ノーマン図書館を利用できますよ!!

私もカナダを旅行する時、そしてワーキングホリデーを申請する時など、こちらの図書館を利用させていただきました。 

大使館の中にあるので、ちょっと入りづらい…敷居が高いのでは…と、躊躇される方も多いかもしれませんが、まったくそんなことはないんですよ! 

入館の時に身分証明書さえ提示すれば、だれでも利用できます
カナダに関する本はおそらく全部揃っているのではないでしょうか。 



ここが赤毛のアンやプリンス・エドワード島に関する本が並んでいる書棚です。

赤毛のアン展に展示されていた、登場人物のシルエットオブジェもありました!
私の本もありましたよ(≧▽≦) 


椅子や、ビーズクッションなどもあって、ここで好きな体勢で、好きなだけ、本を読んだり、カナダの音楽を視聴したりできるんですよ~。 



 

カナダのスポーツにまつわる展示もありますし、カナダという国のことを知るには、まずここを訪れるのが一番!!です!! 

 久しぶりにこちらの図書館を訪ねて、読んでみたい本がたくさんありました。

ぜひまた来たいと思います。
みなさんも、ぜひ一度、訪ねてみてくださいね(^^♪

2017年7月13日木曜日

プリンス・エドワード島ツアー日記 おみやげ編

私が同行解説するプリンス・エドワード島ツアー2017日記。

その1

その2

その3

その4

その5

その6

その7

その8

その9




↑私が同行解説するプリンス・エドワード島ツアー日記は書き終わっています。
最後に私がゲットしたおみやげを少しご紹介します。  





すっかりおなじみの「Anne of Green Gables Chocolate」。
チョコレートや紅茶など、手ごろな価格で買えるものが多く、おまけにアンの後ろ姿がトレードマークになっているのは、アンファンとしてはたまりませんね。  

日本に持ってくるまでに溶けるのではないかと心配しましたが、溶けませんでした、よかった。棒つきチョコは甥っこへのプレゼントです。  


チョコだけでなく、リップクリームもありましたよ。
アンの物語にでてくる「ラズベリー・コーデュアル(村岡訳ではいちご水)」味のリップクリーム。自分用にも買っちゃいました。  


↑ カナダの紅茶ブランド「Red Rose」。
ホームステイしたおうちでも、どこもこの紅茶を飲んでました。お友達から頼まれたものと、先日の映画『赤毛のアン』のイベント参加者のみなさんなどへお配りしました♪

↓ ファーマーズマーケットで買った紅茶。

 



↑ こちらは高価なDAVID's TEAの、カナダ建国150周年記念フレーバーティー。
メロンやらハイビスカスやら、いろんなフレーバーがぎゅっと詰まった香りの高い紅茶でした。  


キャヴェンディッシュのインフォメーションセンターで見つけたアンのお面(笑)。
なんと1ドルなので記念に買ってきました。写真だけ見ると怖いね……(^_^;)  


タータンショップで買った、プリンス・エドワード島タータンの帽子。
このタータン生地はあるから自分で作ればいいのだけれど…その時間がないので…ね(~_~;)  
↓買ったのは、額の中の絵だけですが…これ、もちろん印刷ですが、あまりにも安くてびっくり…。


そして、この絵は…グリーン・ゲイブルズ・ハウスの入り口の看板に描かれている絵なんです!↓ 



画家の名前がまったく書いていないのでどなたが描いたのかわかりませんが…わりとこのみの絵です♪ 
そういうわけで、家に帰って、お気に入りの額に入れて飾りました~(●^o^●)  


奥が、プリンス・エドワード島のアンティークショップで購入したシェリーのティーカップ。花の形をしているのがとてもかわいらしくて。
手前は、トロントのアンティーク・マーケットで、これしかないのでまけて!とお願いして買った(本当にその金額しかなかった)、大好きな忘れな草柄のティーカップ。
最後の最後に見つけてしまったの…これも運命よね。  

ツアーに参加されたみなさんはどんなお土産を買って帰られたのかな?? 今度聞いてみよう~~♪ 

 **インスタグラムやっています。フォローお願いします(^◇^)気軽な投稿はインスタのほうが頻繁です~*** ***フェイスブックはこちら。***