2024年2月23日金曜日

カナダの灯台をイメージしたタータン

 スコットランドタータン登記所(The Scottish Register of Tartans)にアカウントがあるので、新しいタータンが登録されるとお知らせが届きます。

気になる名前のタータンがあるとそのページを開いて見ています。

先日「The Lighthouse(灯台)」という名前があり、気になって見てみました。
私、灯台が好きなんです(*^▽^*)

プリンス・エドワード島(PEI)に住んでいた時も、島に76あるという灯台全部を回ろうとトライしました(が、制覇できず・・・)。


The Lighthouseタータンはこちら


日本人はこういう色合い、好きではないかな?私は大好き、もろ好み。色の意味はこう書いてあります。

「ダークブルーは北大西洋を、白は砕け散る波と灯台の構造体を、赤は標識灯を、グレーは不毛の花崗岩を、そして黒は水際の危険地帯を表し、海で亡くなった人々を偲ぶためのものである。」

なぜ、危険地帯、海で亡くなった人を偲ぶ・・・と書いてあるかというと、このタータンはカナダのノヴァスコシア州にあるペギーズ・コーヴPeggy's Cove(ペギーの入り江)と呼ばれている場所にある灯台をイメージして作られたからなのです。

私は震えました!(喜びに)

なぜかというと私はこのペギーズ・コーヴを訪れたことがあるからです。ノヴァスコシアはPEIの、海を隔てた向かい側にある州。『赤毛のアン』では、アンの生まれたところ、孤児院があるところとして描かれています。

PEIに住んでいた頃、ノヴァスコシア州とニューブランズウィック州を車で旅行したことがあり、当時はまだ橋がかかっていなかったので、カーフェリーでノヴァスコシアへ入り、ハリファックス→マホーンベイ→ルーネンバーグ→ペギーズ・コーヴと、海岸線沿いを走りました。

ペギーズ・コーヴはノヴァスコシアの有名な観光地です。こちらのサイトをDeepLで訳してみると・・・

大西洋の海岸沿いの海で磨かれた花崗岩の上に立つのどかな漁師町。人口わずか40人のこの小さな町には、毎年70万人以上の観光客が訪れる。実際、観光客よりも地元の人の方が多いということは、ほとんどない。

ペギーズ・コーブの命名の裏にはドラマチックな物語がある。地元の人に尋ねれば、おそらくこの話を聞くことになるだろう。

それは、1800年代初頭に高波、みぞれ、霧のために座礁した不運なスクーナー船の話だ。


ここで甲板が洗われ、若い女性を除いて乗組員全員が行方不明になった。ひどく冷たい大西洋の波と荒れ狂う天候と闘いながら、彼女はなんとか泳いで上陸し、地元の漁師たちに救助された。

マーガレットと名乗ったその若い女性は、地元の人と恋に落ち、村に家を建てた。そして彼女の話が広まるにつれ、人々は「入り江のペギー」を訪ねて来るようになり、やがてこの地域はペギーズ・コーブと呼ばれるようになった。

↑ こう説明があるように、このあたりは気性の荒いことで有名な海域で、のどかで安らかな時もあれば、怒りに満ちて荒れ狂う時もあり、時にはその両方が同じ日に訪れることもある。船が座礁することもたびたび。

そういえば『赤毛のアン』の作者モンゴメリも、小さい頃に船が座礁したのを目撃しその様子を綴ったものが新聞に掲載されていますね。

「ペギーズ・コーヴを取り囲む波と海は、予測不可能なことが多い。荒々しい波が海岸に押し寄せ、岩の上に飛沫を上げることもしばしばだ。毎年、不注意な観光客が岩から流され、氷のように冷たい大西洋の海に流されている。過去20年間で、そのうちの4人が亡くなっている」
と説明にあります。

ガイドブックには、青空と紺碧の海が美しい写真が掲載されていますが、そうでない時もあるわけで、私が訪ねた時はまさにそんなひどい天気の時でした。








私が撮った写真を見ていただければわかるように、波が押し寄せて怖くて怖くて。灯台に近づくのはこの写真が限界でした。近づいていたらどうなっていたか・・・(/o\)

この灯台、新垣結衣さん主演の「ハナミズキ」という映画でロケがされたことで日本でも有名になりました。2010年の公開ですから、14年前ということになりますね。新垣結衣さん、当時と変わらずお美しいですよね。


灯台の話です。

この灯台が建てられたのが1868年。そのオリジナルの灯台は、1914年、現在の高さ15mの灯台に建て替えられた。1954年にハリケーンで被害を受けるまで、オリジナルの木造の小屋は灯台守の家となっていた。

と説明にあり、

その象徴的な地位にもかかわらず、ペギーズ・コーヴ灯台はユネスコ世界遺産にもカナダ遺産にも登録されておらず、灯台保護法にも含まれていない。

とありました。これにもびっくりです!!!

私のブログはまだ続きます(^^;

この灯台をイメージしたタータンの話。

登録者名が個人になっていて、どんな人かしらと検索をかけてみると・・・
あら、この方は女性のガラス作家でした。fused glassを使っていると書いてあります。これってどんなガラス?

石英 (SiO 2) から作成される ガラス で、SiO 2 純度が高いものをいう。 溶融石英、溶融 シリカ 、シリカガラスなどとも呼ばれる。

だそうです。

彼女のガラス工房のサイトを見てみると・・・・
タータン柄のガラスにくぎ付け(◎_◎;)

え!なになに~~~~~

カナダのタータン、クラン・タータン柄のガラスがい~~~っぱいあるではないですかぁ~~~(゜o゜)
うわ~~~これ~~~~私に見せる??????

サイトはこちら


どれも欲しい・・・!!
これからは自分が登録した灯台のタータンの商品も出てくるってことですよね???

ほ、欲しい・・・・って言葉しか出ないんですけどぉ・・・。

彼女もタータンが私と同じように好きなのかな! 

終活でモノを減らしているのにね・・・。でもいつか欲しいなぁ!!!

ということで、タータンのガラスに行きついてとってもハッピーな私です(^^;

タータンについては子ども向けにわかりやすく書いた拙書がありますのでぜひご覧ください。
『すてきなタータンチェック』(福音館書店)





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