その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
島での最後の日、予報通り、雨となってしまいました。
それでも元気に出発です!
雨になると ↑ こんな感じの風景です。これはこれで趣がありますが。
まずは「グリーン・ゲイブルズ郵便局」へ。
モンゴメリの時代は独立した郵便局というものはなく、村の誰かの家が郵便局業務を担っていました。
モンゴメリが育った祖父母の家が、その郵便局業務を行っていて、村人の出入りが激しかったそうです。
小さかったモンゴメリは村人たちの世間話にそっと耳を傾けていたことでしょう。大きくなってから手伝ってもいました。
モンゴメリが人に知られずに、出版社に原稿を送ったり、送り返されたりできたのは、自分の家が郵便局だったからです。
祖父母の家は取り壊されて残っていませんが、家の跡地は見学することができます。
郵便局は、祖父母の家とまったく同じ間取りの家を移築して、モンゴメリを記念した郵便博物館となっています。
夏の間は郵便局としても機能していて、ここから手紙を出すと、帽子をかぶったアンの後ろ姿のスタンプを押してもらえます。
「スタンプだけ押してもらえますか?」と聞くとOKとのこと。
持参していた自分の本『図説 赤毛のアン』にスタンプを押してもらいましたよ。
消印も入っているので、とてもよい記念になりました。
ここに来られる方は、本やノートなど、押してほしいものを持参されるといいですよ!!
そのあとは「アヴォンリー・ビレッジ」へ。
以前は有料のテーマパークで、ここに行けば必ずアンやダイアナに会えるというのが売りでしたが、閉園となりました。
現在は無料で入れるショッピング村、のような感じになってしまい、さびしいですが、お土産店も撤退してしまうと廃墟になってしまうので、みなさんぜひ行ってくださいね。
ここに集まっている建物は、新しく建てたものではなく、19世紀に使われていた、でも今は使われなくなった建物を移築しているので、それは評価に値します。
モンゴメリは教師時代、3つの学校で教えましたが、その中のベルモント小学校の建物がここにはあります(下の写真の建物)。
今回のツアーでは、最初に教えたビデフォード小学校の跡地(建物は取り壊された)と、下宿した牧師館を訪ねましたし、3番目に教えたロウアー・ベデック小学校にも行きました。この村でベルモント小学校の建物も見たので、モンゴメリが教えた小学校の建物はすべて制覇したことになります!!
アヴォンリー・ビレッジの入り口は駅舎。あまりかわいらしくないアンの人形が立っています(^_^;) ↓
ランチも駅舎の近くでいただきました。けっこう強い雨が降ってきました。
雨にぬれる駅舎も趣がありますが…しとしとくらいがいいですよね(^_^;)
最後に訪れたのは、モンゴメリが結婚式を挙げたいとこの家。
「赤毛のアン博物館」という名前で公開されています。モンゴメリが書いた別の小説『銀の森のパット』シリーズのモデルになったとされる家。目の前には入江が湖のようになっていてそこがアンの「輝く湖水」のイメージに一役かいました。
7月にはいると、グリーン・ゲイブルズに、観光客を楽しませるために赤毛のアンの格好をした女の子が現れるのですが、まだ6月なので、残念ながらグリーン・ゲイブルズではアンに会えませんでした。なので、ここで赤毛のアンちゃんにお願いして来ていただきましたよ~(^O^)/ とってもかわいい子でした!
カフェのほうでみんなに紅茶とクッキーを配ってくれましたよ。
そして予約してあったマシューの馬車に、交代で乗っていだきました。
私はこの間に、モンゴメリの父方の祖父の家へ歩いて行ってみました。
以前は博物館になっていたのですが、閉館になってしまい、家の中のものも全部、オークションにかけて売られてしまったんです。
「Montgomery Inn at Ingleside」という看板が出ていました。
イングルサイドというのは”炉端””炉辺”などと訳され、アン・シリーズの中の『炉辺荘のアン』の原題に使われています。
このインのHPを見ると、かなりリノベーションしたことが書かれています。
お部屋は大変にシンプルにまとまっていますね。
何度もピンポンしましたが、残念ながら誰もおらず…。この番号に電話して、と書いてありましたが、時間もないのでまた雨の中をびしょびしょになりながら戻りました(^_^;)
このインは赤毛のアン博物館の、ちょうどはす向かいにあるんです。
”輝く湖水”は――雨のためにけむってしまって輝いていませんでしたが(;O;)
これで予定はすべて終了。
早めに宿へと戻り、夕食まで自由時間。
夕方には雨もやみました。私は靴がびしょびしょになってしまいましたので(~_~;)
替えの靴もないため、靴をかわかしながら、ずっと宿で休憩を…(笑)
夕食後は、お時間のある方には集まっていただいて、島の地図を開いて、今まで行ったところ、どの道を通っていったかなど、ご説明して…。
海岸の夕日を見たい方は海岸へと出かけていかれました。雲が残ってはいたものの、雲間からきれいな夕日が見れたそうです!
明日は朝早くに(な、なんと03:40出発!!)宿を出発して、帰路につきます。
が、トロントでの待ち時間がと~っても長く開いてしまったので、トロントの町へと出ることにしました。
次は番外編:トロントについて書きます(*^_^*)
(ツアー日記トロント編、その12へつづく)