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その5
2017年6月22日(木)/ツアー二日目。
ありがたいこと、今日もいい天気です!
午前は、廃村になったところを歴史村にした「オーウェル・コーナー・ヒストリック・ビレッジ」へ。
よくよく考えたら、私自身は1993年以来、訪れていませんでした!(住んでいた頃はしょっちゅう、訪ねていたんですが)
なので、その変わりようにびっくり。入口と出口が分かれていて、入口には、当時の暮らしぶりを解説しながらの農業機械などの展示室(それも、すっごく立派!!)ができていました!
そして売店も!!!(以前はなかった…笑)
じっくり見ていたら、ここだけで何時間もいられそうです(^_^;)
そしていよいよ村の中へ。中へ入ると、以前と変わらぬ村の風景でした。
雑貨店も、学校も、納屋も、当時とほとんど変わっていません。
ここでは1989年に日本で公開された映画『赤毛のアン』(主演:ミーガン・フォローズ)のロケもされました。
上の写真の小道は、アンがマリラの手の中に、自分の手をそっとすべりこませて、二人で手をつないでグリーン・ゲイブルズへ帰るシーンが撮影されました。
村という名前はあるものの、本当にちっさなところなのですが(~_~;)
アンの時代の暮らしぶりがよくわかるところなので、アンファンの人々はよく訪れる人気の観光スポットです。
歴史村のあとは、私がテレビで見て、どうしてもみなさんと一緒に行きたかった、フックド・ラグ(ラグ・フッキング、ラグ・フックともいう)のお店「PASTTIME PEI」へ。
こちらのお店には、看板犬ジャックがいます。
ジャック・ラッセル・テリアのジャック。
BSプレミアム『世界わんわんドキュ』で、PEIが特集された時に、番組で紹介されたワンちゃんの一匹です。
ツアーの中にはこの番組を見ていた方もいらっしゃって、また、ワンちゃん好きの方々も多く、ジャックはみんなの人気者。写真もいっぱい撮られていましたよ。
私もこの番組は録画しましたが、ツアーに入れたいなと思ったきっかけになったテレビ番組は、何年も前の、BSプレミアムの『恋する雑貨』です(現在は放映終了)。
雑貨好きにはたまらない魅力的なシリーズ番組でした。
フックド・ラグは、『アンの夢の家』でも登場する手芸品。
発祥は19世紀初頭のアメリカのようです。目の粗い麻布の、碁盤の目状の穴に、下から毛糸をひっぱりあげて通していき、長さを揃えて、毛糸のラグ(敷物)を創り上げるというもの。
PEIでは、特産のジャガイモの袋を利用して、古くなったシャツなどの布を細く切ってフッキングしていたそうです。
『恋する雑貨』でも紹介された、”キャヴェンディッシュ・マット”の説明もしてくれました。
キャヴェンディッシュというのは、赤毛のアンの舞台アヴォンリーのモデルになったとされる実在の村で、赤毛のアンの作者モンゴメリが育った村。
そこで作られていたラグ・マットのことを”キャヴェンディッシュ・マット”と呼んだとか。木の床は冷たかったので、冷たい床をおおう大きなマットが作られたとか。はなやかな色を使って彩り明るく仕上げたそうです。
お店の方がフックド・ラグの実演をしてくれ、みなさんに体験もさせてくださいました。
完成品も販売していますが、下絵が描かれた麻布や、キットも売っているので、自分でやりたい方も買っていかれるそうです。
根気がいる仕事なので、完成品は決して安くはありませんが、パッチワークキルトと同じく、手仕事が苦手な方、時間がない方は、気に入ったものがあれば買ってしまいたくなるでしょう(私もそうです(^_^;))。
昨日訪れた「ファーマーズ・マーケット」にも、フックド・ラグのお店が出ていましたっけ。
同じフックド・ラグでも、作り手が違うとずいぶんと印象が変わります。
そういう意味でも、手作り品というのは、とてもおもしろく、興味深いんです。
このあとはシャーロットタウンに戻り、コンフェデレーション・センターの地下にあるカフェでランチ。
午後はフリータイムです。
参加された方々からはこのフリータイムがうれしかった!とのお声がいっぱい。
自由に行動できる時間があると、自分で旅した気分が盛り上がりますよね!
行きたいお店はみなさんそれぞれ違うので、提供できる情報をお知らせし、解散。
3時間半くらいのフリータイムを、みなさん思い切り楽しまれた様子。
私は、スーパーマーケットへ行きましたよ。
その話は次回に。
(ツアー日記はその7へつづく)