2017年7月9日日曜日

プリンス・エドワード島ツアー日記 その10

私が同行解説するプリンス・エドワード島ツアー2017日記。

その1

その2

その3

その4

その5

その6

その7

その8

その9



明日は雨が確実の予報なので、今日のうちに、景色のいい場所を訪ねておくことにし、昼食後は、ニュー・ロンドン、フレンチ・リバー方面へ足を伸ばします。  

フレンチ・リバーには、誰もが足を止めて写真を撮ってしまう場所があります。
もともとは車がちょこっと停められるくらいの路肩しかなく、それが危険だということで、土地の所有者(アメリカ人で、避暑で数週間だけ島に来る)が、駐車場に土地を提供してくださったところ。その方の別荘は道をはさんだ丘の上にあります(駐車場からはちょこっとしか見えませんが)。
太っ腹のご厚意のおかげで、素敵な景色が見れるのだと言うことに、心から感謝しています。  




このあたりはルーピン(ルピナス)の群生地でもあり、上の写真には写っていませんがルーピンも満開でしたよ。
ルーピンは、赤毛のアンの時代(19世紀後半)には島に自生していなかった花です。
あれだけたくさんの植物が、赤毛のアンの物語には描かれていますが、ルーピンが出て来ないのはそのせいです。20世紀のはじめに紹介された花のようで、ある農夫が植えたのがはじまりで、またたくまに島じゅうに広がったという話もあります。  




次に訪れたのはニュー・ロンドン灯台。
『アンの夢の家』の、ジム船長の灯台を思わせる、住居付きの珍しい灯台です。
ここは、映画『アンを探して』でロケがされた場所。
この映画は、日本映画ですが、ちゃんとプリンス・エドワード島ロケを敢行しています。
ミーガン・フォローズの『赤毛のアン』シリーズは、実は島でのロケはほとんどありません。
ですから、遠く離れた日本の映画が、島でロケをするというのは貴重で、費用的にも本当にがんばられたんです。
数年前、この映画が日本全国で上映された際、私も地元・浜松での上映(「シネマイーラ」さんで)を応援しました(*^_^*) 

この映画をまだ観たことがない方は、ぜひご覧になってくださいね。  

このあたりは住居が並ぶ静かな場所なので、観光バスが来るのをとても嫌がるそうで、ここから先は車はだめ、というラインがあり、それを守らないと今後ちかくまで来ることができないので、ガイドさんたちはとても神経を使っています。  


写真を撮っていたら、どこからともなく、ネコが現れて…あれ、このネコ、2年前のツアーの時も姿を出してきたネコですよ!!!  

よく写真集にも載っている、この近くのケープ・トライオンの灯台は、ツアーでは(おそらく個人でも)行くことができません。
細い道が一本しかなく、すれ違いができないことや、マナーが悪い観光客が周りの農場へ迷惑をかけたりしたため、侵入が規制(または禁止)になっているらしいです。

ニュー・ロンドン灯台もそうですが、観光客が増えると周りの住人にも少なからず迷惑がかかったりするので、残念なことではありますが仕方がありません。
ニュー・ロンドン灯台はまだ見ることができるのでありがたいことですが、そういう意味では、先ほどのフレンチ・リバーで、土地所有者が駐車場に土地を提供するということが、どれほど親切なことかがわかりますね。  

このあと、2泊お世話になる「キンドレッド・スピリッツ・カントリーイン」へ移動し、休息。

”kindred spirits”とは、”同人””同腹””気心の合う人”という意味で、『赤毛のアン』の中でも使われている言葉です。村岡花子さんの役で「心の同類」と訳されています。
ここれで、あれ、”腹心の友”じゃないの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。”腹心の友”の英語は”bosom friend"。どちらの言葉も同じくらいの回数、赤毛のアンに出てきます。

シリーズとして書かれたアンの物語、ずっと出てくるのは。”kindred spirits”のほう。モンゴメリは使い分けていたのかしら…。  

夕食は、私がどうしても入れてください!!とお願いした、ロブスター・サパー(ロブスターを中心とするコース料理で島の人々のごちそう)へ。

2年前のツアーでは無理だったので、今回はなんとか入れられるよう、あれこれ、あれこれ、真剣に調整しました。
私のホストマザーがお勧めしていたニュー・グラスゴーのロブスター・サパーをチョイス。私も何度か来たことがあります。




ロブスター・サパーは、質素な生活をしている島の人々にとっては、記念日に利用する特別な食事です。当然、ホームステイしていた時に食卓にあがることはありませんでした…(^_^;) 

ロブスター漁をしている漁師さんのお宅で、特別に出していただいたきりです…。  
ロブスターはこの島の特産。しっかり保護されています。
ロブスター漁の期間は地域によって決まっていますし、既定の大きさ以下のものは獲ってはいけません。
また、ロブスター漁の権利も、今は売られていないので、持っている方が手放す時に買い取るそうです。家が一軒買えるくらいのお値段とか……!!!  

島のマクドナルドでは、夏の間、ロブスター・サンドが発売になりますが、今年は発売中止だそうです。ロブスターの量が足りないらしい…。名物のマックのロブスター・サンドが今年はないと言うのはさびしいですが、でもまた発売になる時がくるでしょう。  

十人以上のロブスターが並ぶと、壮観です。
あちあでは溶かしバターにつけて食べますが、私にはくどいので、しょうゆを持っていきました。ロブスター・サパーに行かれる方、しょうゆ、お勧めですよ。  

甲殻類を食べる時って、無言になりますよね…。みなさん、やっぱり、そういう状態でした…(笑)。

最初に出てきたムール貝、バケツにどさっとはいってくるのにびっくりされていましたが、食べ始めると意外とあっという間になくなるものです。
おかわりもできますが、おかわりしているとロブスターが食べられなくなるのでご注意。ムール貝が半生状態だったのが残念だな~と思っていたら、参加者さんがすかさず、もう一度ゆでて!とお願いされていました。
私には思いつきもしなかった、みなさま、さすがです(^_^;)  

ロブスター以外にも、このムール貝に、クラムチャウダー、サラダ、パン、そして最後にはデザートと飲み物までつきます。
すごい量でしたが、思い切り堪能しました! 
これがこの島のロブスター・サパー!!!バンザイ(^O^)/  

帰る頃には、雨が降ってきました…。ツアー最終日はやはり雨のよう…。
でも、最後まで楽しみますよ~。 

(ツアー日記はその11へつづく)


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