2019年7月3日水曜日

ニューイングランドツアー日記 その12(ボストン観光)













2019年6月15日(土) 晴れ 

今日は丸一日、フリーデーです! 

私のツアーは必ず一日フリーを入れさせていただいています。

自分が行きたいところへ、自分の足で行ってみる、自分の足で歩いてみると、ツアーがさらに思い出深いものになると思うからです。 

参加者さんは、オプショナルツアーに参加されたり、自分の行きたい場所をピックアップして上手にスケジュールを組んでいる方、いろいろでした。 

私自身は、ボストンは初めてなので、やはり観光の定番を以下のように組みました。 

ボストン公共図書館→ ビーコン・ヒル→ ボストン・パブリックガーデン&ボストン・コモン→ クインシーマーケット→ ボストン・ティーパーティ・ミュージアム→ イザベラ・スチュアート美術館 

宿泊しているシェラトン・ホテルはEラインの「プルデンシャル駅」と、B・C・Dラインの「ハインズ・コンベンションセンター駅」と、どちらにも近く、地下鉄の本数ではハインズ・コンベンションセンター駅のほうが多いというので、今日はハインズ・コンベンションセンター駅から出発。 

ホテルからまっすぐ行けば駅に着くと思ったのですが、見当たらず、迷ってニューベリー・ストリートに出てしまいました。あらあら、なんだかとってもオシャレな通りです。 



犬の散歩をしていた女性に道を尋ね、無事に駅へ行けました。乗る度に切符を買うのが面倒なので一日券を購入。 


ボストンの地下鉄は古いんですよね。
ガタガタと揺れて、駅に着く前にも時々止まります(^^; 
階段をあがってちょっと高くなっている座席と、低いところにある座席とあり、不思議なつくりです。 

「コープリー駅」で降り、最初の目的地・ボストン公共図書館へ。

コープリー駅を出るとすぐに目に入る、オールド・サウス・ミーティングハウス。1729年に完成した教会ですが、ミーティングハウス(集会所)という名前がついているのは、イエス・キリストの名のもとに集う、ただの集まり、という意味があるようです。

1773年12月に、ボストン・ティーパーティ事件の集会が行なわれたことで知られ、当時ボストン市内で最大の建物だったこの集会所には5千人以上が集まったとか…。すごい! 




その集会所の向かいにあるのが、ボストン公共図書館。
石造りの重厚な建物で、日本人の感覚ではとても図書館とは思えませんね。
アメリカで一番古い公立図書館とのこと。
公共の施設ですから、誰でも入れて、フラッシュをたかなければ撮影も可能。 


これが入り口。びびります(笑) 撮影していいですか、と念のため確認。 


入り口を抜けていくと、この階段が現れ、登っていくとまさに美術館のような美しい建築美が飛び込んできます。 



 
この旧館は、1895年に建てられた、イタリア・ルネッサンス様式の建物で、メトロポリタン美術館の建設も手がけたマッキム・ミード&ホワイトの設計だそうです。
階段、壁、柱といたるところに使われている大理石は全てイタリア産だとか!!! 


 
階段を上った二階のこの壁画は、とフランス人画家ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌが手がけたそうです。
倉敷の大原美術館にも彼の絵が所蔵されていて、そこには「19世紀後半のフランスにおけるほとんど唯一人の、真の意味での壁画装飾家であった」と書かれています。 


旧館と新館の間にある中庭
勉強したり本を読んだり、くつろぐ人々の姿がありました。こんな空間に一日いられるなんて、なんて贅沢なんでしょう。 



二階の閲覧室。天井が高い!!そして、美しい!!私、一日いられます!! 


2階右奥の部屋。このホール(?)の壁画はアメリカ人画家エドウィン・オースティン・アビーによるもの。ジョン・シンガー・サージェントとも交流があり、アビーの死で完成できなかった壁画をサージェントが引き継いで完成させたこともあるそうです。
3階にはそのサージェントの壁画があるそうですが、それは知らずに出てきてしまいました( ;∀;) またリベンジしなくちゃ。 

旅行記はつづく