2019年7月25日木曜日

抹茶の里・西尾へ②

西尾探訪その1のつづきです。 

予約していたランチの前に立ち寄ったのが「茶房AOI」さん。
老舗の抹茶メーカー「葵製茶」さん直営の、週末カフェ(金~日営業)です。
この日はちょうど金曜日でした♪ 



蔵をイメージしたのかな?白と黒のモダンな建物。
二階がカフェになっています。カフェのほうもとってもオシャレ(≧▽≦) 


店内に飾ってある掛け軸や茶道具は、葵製茶さんがお持ちのもので、何気に飾ってありますが、骨董や芸術品も!!
魯山人作の器を見た時は感動しちゃいました!!! 



 
ランチ前だし、全然おなかはすいていなかったけれど、一人一品頼まなくてはいけないので(;'∀') 
期間限定の抹茶かき氷と、抹茶エスプレッソトニック(抹茶+トニックウォーター+レモンジャム)をオーダー。
かき氷は、白玉、抹茶アイス、あずき、そしてコーヒーゼリーがついてボリューム満点。
かき氷、そんなに好きじゃないけど(^^; 写真を見て食べたくなっちゃった。

甘ったるくないのが抹茶のいいところ。追いがけできる濃厚抹茶ソースもついてる。
一人じゃ食べきれないので、Nさんに手伝っていただく。 

ほうじ茶と塩こんぶが添えられているのが不思議でした。
Nさんや、こちらの方には当たり前のようで…。
甘いものを食べたあとの口直しなんだそうです。

先ほど行った旧近衛邸でも、抹茶と一緒にほうじ茶が出てきたので、その地域の食習慣というのがおもしろいなって思いました。

夏季、西尾ではかき氷のスタンプラリーを開催中!!冊子はお店でもらえます。
かき氷じゃない季節には、抹茶パフェや他の抹茶スイーツがあるので、いつでも抹茶の何かは楽しめるんですけどね。 

AOIさんのあとは、すぐそばにある稲荷山茶園公園へ、Nさんが案内してくれました(#^^#)
茶園公園という名前がついているように、この公園から西尾の茶園がよく見えるのです。
西尾は抹茶の里ですから、茶葉はほぼすべて抹茶になり、栽培方法は覆い下栽培(「玉露」「かぶせ茶」「抹茶」を作る際に行う栽培方法で、新芽の生育中、茶園を遮光資材で被覆し、一定期間光を遮って育てる)だそうです。 




ポールや、遮光資材が邪魔で写真映えという点ではいまいちですが、良質の抹茶を育てるには欠かせないんですね。 

そういえば、藤枝の玉露名人・前島東平さんを取材させていただいた際、東平さんはわらで手づくりした天然のコモで遮光しているとおっしゃっていました。
そのわらは自分で栽培したお米から出たものを使っているとのことで、実はわらのためにお米を栽培しているとも言っていました。
東平さんは大量生産していないからこだわれるということもあるでしょうが、どうも私は化学的な真っ黒い遮光資材に違和感を感じます。
効率を優先するだけでなく自然のものを有効活用するという方法をもっと考えていい時代になっているのではないか、と思うのです。
お茶だけでなく、どの分野でも感じることなのですが…。

つづく