とちぎ蔵の街美術館がある栃木市(栃木駅)には、初めて来ました。
仙台の実家に帰る時に、東北新幹線や、東北自動車道で、通り過ぎますが、降りたことはなかったんです。
テレビで蔵の街として紹介されていたのは知っていて、一度来たいと思っていたのです。
駐車場から美術館まで、ボランティアの観光ガイドさんが町の説明をしながら案内してくださいました。
昔は家の横幅(間口)で税金がかかったので、間口は狭くて奥に長い町屋が建てられたこと。
栃木市は商業の街なので、一番手前が店、その奥が生活する母屋で、その奥に庭があって、またその奥に蔵があって…という、ウナギの寝床と言われるほどの長い造りになっているとのお話や、「栃木」の「栃」という字は”漢字”ではなく、明治時代に役人が作った”国字”であるお話、カカア天下のお話などなど、興味深いことをたくさん、軽快にお話してくださって、楽しいのなんの。
私もみなさんも大喜び。
「栃木」の名の由来は… 信仰を集めていた「神明宮」という神社(現在もあります)の、社のてっぺん、ばってんに交差する部分がもとになっているそうです。
それは「千木」と書いて「ちぎ」と呼び、伊勢神宮や出雲大社の巨大な千木は有名。
普通は一対だけ付いているのですが、神明宮の千木は十本もある立派な神社だったので、「千木」が「十」ある=「十千木(とちぎ)」という名をつけたというのです。
しゃれといえばしゃれですが、ほほ~~と、みなさんうなっておりました。
通りから奥まって見えませんでしたが、とちぎ蔵の街美術館は、なんと、蔵を3つも合わせた迫力ある美術館でした!!
栃木市に現存する多数の蔵の中でも最古の土蔵群になるそうで、およそ200年前に建てられたとのこと。
入り口には、Happyちゃんがいます♪ この前でみんなで記念撮影。
その後、バスの出発時刻まで自由行動です。
中はなんと撮影OK!これはうれしいですね。
原画は、実際に見ると透明感があり、筆のタッチなども肌で感じられて、本当に感動します。
『赤毛のアン』も描いているのですが、今回の展示にはアンはありませんでした(;_:)
先日のツアーで、作者オルコットゆかりの地を訪ねてきたばかりなので、じっくりとセツコさんの若草物語を堪能。
少女時代にタイムトリップしました。
モノがない時代に育ったから、廃物利用でいろいろなリサイクルアートを作るのが好きだとインタビューで話されていますが、こういうリサイクルアートってセンスが問われるんですよね、やっぱり。
セツコさんがちょっと絵を描くだけで、ちょっとコラージュするだけで、かわいらしく、おしゃれに変身しちゃうんですから、すごいです。
展覧会を見学後は、まだ時間があるので、街を散策。
蔵の街栃木市で生まれた蔵の妖精だそうです。
セツコさんの時間が空いたのを見計らって、持参した本にサインしてもらおうと思っていたのですが、なかなかチャンスがなく…。バスが出発する前に、もうこの時しかない!!と、無理を言ってサインをしていただきました(#^.^#)
セツコさん、ありがとうございました!!!一緒に写真も撮ってもらいました。
大事な記念です。
バスは帰りも順調に進み、無事に池袋に到着。私は興奮さめやらぬまま、浜松へ戻りました。
ツアーは、なかなか会えない東京のお友だちを誘って行ったのですが、ほぼ丸一日、一緒にいて、いろんなおしゃべりをして、おいしいものを食べて、笑って……。
本当に楽しかった!!
また一緒に旅行できたらいいな(*'ω'*)