先日の、鞆の浦観光の続きです。
鞆の浦を満喫した翌日は、目的の講演会の日。
開始時刻まで余裕があったので「岡山後楽園」に行ってみました。
岡山藩2代藩主池田綱政[いけだつなまさ]がやすらぎの場として作らせた庭園です。
金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並ぶ、日本三大名園として知られています。
なんといっても、観光客にとっては、開園時間が早いというのがうれしい!(私が行った時は朝8時から開園)。早い時間だと、観光客も少ないので、落ち着いてゆっくりと楽しむことができます。
その広さと雄大さに圧倒されます。お天気がとてもよく、これで季節の花が満開だったらいうことなしですが、ちょうど、季節の境目で、目玉がなにもない時期(と、園に詳しい人が言っていました)でしたが、それはそれで楽しめました。
岡山城が向こうに見えます。お城との共通券がありましたが、お城まで観る時間はなかったので、今回は庭園だけ。
昔は園内に広く田畑がつくられていたそうですが、現在はこの部分だけがその名残をとどめています。田んぼだけでなく、茶畑もありましたよ。↓
築庭当時からこの位置にあり、背景のゆるやかな曲線を描く土手山と調和しています。
江戸時代には、ここで作った葉茶は、藩主がふだんに飲むお茶として使われました。
毎年五月の第三日曜日には、茶つみ祭を行っているそう。
ここには鶴が飼われているんですよね。1月1日には放鳥されるとか。2~3カ月前からその練習のための放鳥が運がよければ見れるようです。
この後楽園の広々とした園内を、鶴が優雅に飛んだり歩いたりする様子は、美しいでしょうねぇ。
ということで、お土産は「つるの玉子」。
明治からつくられている伝統的な菓子で、当時めずらしかったマシュマロと和菓子を融合させたものだとか。中は黄身餡。
本当に玉子を食べている感じですが、マシュマロに包まれているので、ふわふわ。アイスの雪見大福みたいです。
林芙美子の『放浪記』に、義父がこれを買ってきてくれたことを思い出した、と書かれているそうです。
これと一緒に、売店で買ったのが、宮本英治さんの国産紅茶。
岡山県新見市で紅茶農園・カフェを営みながら、紅茶づくりをされている、有名な方ですね。紅茶農園、惹かれます~~~。
短い時間ではありましたが、後楽園、想像していた以上にすばらしい庭園で、感動しました~~。また行ってみたい!!
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