2016年9月10日(土)、「池袋コミュニティ・カレッジ」にて、「腹心の友”赤毛のアン”の魅力を語る」というトークイベントをさせていただきました!
私・奥田実紀と、翻訳家の谷口由美子さん、名作劇場アニメ研究家の方との、3人のトークイベントでした。
谷口さんとお会いするのは今回が初めて。
もちろん、谷口さんが訳されたモンゴメリ作品(現在、角川文庫として発売中)は全部読んでいます。
実際の谷口さんはすらりとした毅然としたお姿の素敵な大人の女性で、お話も大変にお上手、大学で講義もされているとうかがい、なるほど!と納得いたしました。
谷口さんは、村岡さんの講演を聞きに行ったご経験がおありで、その時に村岡さんにサインしていただいたという「赤毛のアン」の原書も持ってきてくださいました(貴重!!)。
”赤毛のアン”というタイトルは本当に素敵だと思う、というお話、翻訳の際の苦労話など、たくさんお話いただきました。
名作劇場アニメの「赤毛のアン」が放映されたのは1979年。
なんと「ペリーヌ物語」のあとだったとか。
記憶では、ペリーヌよりも前だと思っていたのでびっくり~!
高畑勲氏が、どんなふうに演出したのかを実際にアニメを見ながら説明していただき、あっという間に過ぎる数十秒にもこんなにこだわりを持っていたのだとわかって、感動しました。
私自身は、あまりに原作が好きすぎたからか、アニメのアンの声がどうも気に入らず、のめりこめなかったのですが、でも原作に忠実に作られているアニメは、完成度はとても高いと思います。
実際にロケハンを行い、実際のプリンス・エドワード島の風景を美しく描いている背景からも、それはうかがうことができます。もう一度、アニメを見直してみたくなりました。
私自身は、舞台になったプリンス・エドワード島に1年3カ月住んだ経験から、物語と現在の共通点、島の人々にとってアンはどんな存在か、などなど、お話をさせていただきました。
1時間半という短い時間ではありましたが、アン好きの方々と、さまざまな角度からアンを見直す機会になり、本当に楽しかったです。
たくさんの方にご参加いただくことができました。ありがとうございました。
コミカレの系列の旅行会社セブンカルチャーネットワークさんが、来年2017年6月20日(火)~26日(月)まで、私が同行解説するプリンス・エドワード島ツアーを企画してくださっています。
すでに浜松からご参加確定の方が6名いらっしゃいますし、私も浜松ですので、浜松からご一緒に空港まで同行いたします。
詳細が分かり次第、ブログでお知らせいたしますので、お楽しみに!!