2015年5月16日土曜日

西伊豆・松崎へ

下田での取材を終えたあと、レンタカーを借りて次の取材先・沼津へ――。

だいぶ時間があったので、一度行ってみたかった松崎町に立ち寄ることにしました。 


 






まずは、国指定重要文化財の「岩科学校」へ。
明治13年に完成した、なまこ壁が特徴の小学校です。
村人たちの寄付に寄って建てられたのだそうです。

寺社風建築と、洋風建築とのコラボレーションが美しいですね。
漆喰で作り上げる独自の鏝(こて)絵という芸術を作り上げた、左官の入江長八が携わっており、その作品も残っています。
外壁の下部は「なまこ壁」になっています。  

なまこ壁とは:民家・土蔵などの、防火、保温、防湿などを目的とした外壁の様式のひとつ。明治時代から昭和初期まで各地で見うけられた。
壁面に四角い平瓦を並べて貼り「めじ」と呼ばれるその継ぎ目に漆喰をかまぼこ型に盛り上げて塗ってある点が特色。

松崎一帯と下田周辺にかけて、なまこ壁の家や蔵がかなりあったが、昭和30年代あたりを境として大幅に減り、今ではほんのわずかを残すのみとなった。  

当時の小学校の様子がよくわかります。

机の上。紙は貴重だったので、石盤が使われていた、という説明文があります。
これは『赤毛のアン』の時代と同じ~~~。  

次は「伊豆の長八美術館」へ。
岩科学校にも携わっていた入江長八の、漆喰鏝絵がおさめられています。
漆喰鏝絵は、西洋のフレスコにまさるとも劣らない壁画芸術として高く評価されているのだそうです。
まじかで初めて見ましたが、そのすばらしいこと!!! 

ルーペが用意されているほど、細かいところまで実に繊細に鏝で描かれているのです。
絵筆でなくて、鏝で描かれているというのですから、驚きです。  

長八は、貧しい農家の出で、手に職をつけようと12歳で左官棟梁へ弟子入り。
19歳で、江戸へ出て狩野派の絵師に学びました。
そのかたわら、彫刻の技も習得し、それを左官業に応用。
新しい、漆喰鏝絵を生み出したのだそうです。
確かな絵の技術があってこその優れた「鏝絵」だというわけです。  

筆でもうまく描けないのに、鏝で描くなんて、すごいなあ…と、ほれぼれと作品を見て回りました。すっかり鏝絵にはまってしまったようです。  

下の写真は、明治商家中瀬邸の蔵にほどこされていた漆喰鏝絵です。
長八の作品ではなさそうですが、これも立派。




 








お昼をはさんで、松崎の町中をぶらぶら。
松崎にはなまこ壁の家がたくさん残っているということなので、楽しみにしていましたが、ぽつん、ぽつんと、一つ一つが離れていますし、思っていたほどの数はありませんでした。残念です。
残っていても、手入れが行き届いていなくてみすぼらしい印象を受けました。  

今日のNHKでも、古い町並みを残すことで観光客を呼ぶには、松崎はまだ努力が必要だといったニュースをやっていたので、確かにそうだと思いました。

成功例として川越があげられていましたが、川越も今のような賑わいになるまでにはかなりの努力があったとのこと。松崎も官民一体となって、古い町並みを残して観光客へアピールしていかないと、お役所だけでは限界があると思います。
とてもよい風情の町なので、もったいないと思いました。  

松崎は、ドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地だったそうです。
私は見てなかったのですがロケ地マップがありました。
ドラマは2004年の放映だったんですね。
せっかく松崎に行ったので、ドラマも見てみようと思います。  




松崎は桜葉の生産で日本一だそうです(知らなかった!)。
全国需要の7割を生産しているんだとか。
桜葉を使ったお土産品がいろいろありました。
桜葉、大好きなので!!! 
「桜葉餅」を買って帰りました。
二重にお餅が巻かれているの。おいしかった!!!  

そしてスイーツ好きの間で超有名な「フランボワーズ」さんでケーキをいただき、大満足で沼津へ向かいました~。 


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