2017年4月9日日曜日

雑司ヶ谷の旧宣教師館(洋館)

前回、東京の目黒雅叙園の百段階段を訪れたことを書きました

今回は、その東京探訪の続きです。 
池袋コミュニティ・カレッジさんでの『英国ファンタジーの世界』の講座があったのですが、午前に時間があったので、以前から行きたいと思っていた、雑司ヶ谷の旧宣教師館へ行くことにしました。

私は洋館が好きなので、時間があれば洋館めぐりをしています♪ 




10年以上ぶりに都電荒川線に乗り、「雑司ヶ谷駅」下車。
有名人がたくさん埋葬されている「雑司ヶ谷霊園」の中を通って、旧宣教師館へ。  




池袋がすぐそばなのに、庶民的な、下町の風情があふれる静かな町ですね。




「宣教師通り」という、道路にこんなタイルがはめ込んであるので、すぐにわかりました。 管理は豊島区。入場料はうれしいことに無料です!! 

内部の写真を撮ってSNSに流すなら申請書を書くように、と書いてあったので事務所へ。「先日テレビで紹介されたので、訪れる方が増えたんですよ」と事務所の方がお話されていました。
テレビとは、私が好きで録画している番組『百年名家』でした。
でも私は訪れた日にはまだその番組を観ていなかったのです(帰宅してから観ました…(~_~;)観てから行けばよかった~)。  


建てられたのは明治40年。
アメリカ人宣教師のJ・M・マッケーレブが、居宅として建てた家。

マッケーレブは、昭和16年(1941)に戦争勃発のためやむなく帰国するまでの34年間、この家に住みました。
豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築であり、東京都内でも数少ない明治期の宣教師館として大変貴重なものだと、HPに書いてあります。 

建物は、カーペンターゴシック様式(19世紀後半のアメリカ郊外住宅の様式)の木造総2階建て。宣教師の家らしく、質素なものだと書いてありますが、当時のこのあたりは高い建物がなにもない田園地帯。
この洋館はかなりセンセーショナルで、目立ったことでしょう。







遠く離れた日本で故郷を思いながら建てた家。

人種差別もあったでしょうし、伝道活動も困難なこともあった中で、家ではほっとつく時間が持てたのではないでしょうか。

幼児教育に力を入れたり、畑で作物を育てたり……館内の真面目に生きていたマッケーレブ紹介ビデオは、とてもよくまとまっていて、何回も観ちゃいました(^_^;)  
都会の穴場というか、静かにゆっくりできるので、また訪ねたいです♪


**インスタグラムやっています。フォローお願いします(^◇^)気軽な投稿はインスタのほうが頻繁です~***
***フェイスブックはこちら。***