2018年12月25日まで、「山手の丘で巡る8つの国の物語 横浜山手西洋館 世界のクリスマス2018」を開催中。
2時間以上かけて、8館すべて回ってきましたよ♪
1858年に開港した横浜。
外国人居留地に定められた山下町には、西洋館が建てられていきました。
1923年の関東大震災では倒壊と火災により壊滅しましたが、復興されました。
現在残る西洋建築は復興時のもので、デザインはそれを反映してシンプルで合理的になり、地震や火災に備えて木造建築の外壁はモルタルが主流になり、学校や教会は鉄筋コンクリートで作られました。
横浜大空襲は免れたものの、昭和40年代をすぎるとマンションの建築ブームや老朽化による建て替えなどのため数が減ってきて、横浜市が保存に乗り出します。
現在、山手の7館が横浜市の管理です。
私が山手の西洋館を最後に訪れたのはいつだったか、思い出せないくらい、はるか、はるか昔です(^^;
それに、行ったのは数館だけだった気がします。
こんなあいまいな記憶ですから、初めて訪れたかのような新鮮さ(笑)
元町・中華街駅から、まず訪れたのは横浜市イギリス館。
私のタータン・セミナーを受けてくださった方が、このイギリス館のクリスマス展示を引き受けられたことをうかがったからです。
テーマは”スコットランドのクリスマス”で、タータンをふんだんに使う予定だと聞いたら、見に行かないわけにはいきません!!(笑)
その日の予定を変更して横浜へ向かいました。
港の見える丘公園に入り、そこからイギリス館へ。
公園の展望台からの眺めは…建物や橋で、海がほとんど見えない…(;O;)
こんな光景だったでしょうか?(いや、前に来た時は夜だった気がするので夜景はきれいだった…)
イギリス館へ向かう途中にあったサンクン・ガーデン。
暖かい日だったので、秋バラがまだ咲いていました。
庭から見たイギリス館。こちらも、ちらほらとバラが咲いています。
入り口のリースには、スコットランドの国旗セント・アンドリューズ・クロスに、赤いタータン。
スコットランドといえばタータンということで、館内のデコレーションにはタータンがたくさん使われていました。
スコットランドでは、実は、クリスマスよりも大晦日(ホグマネイ)のほうが盛大です。
なので、そうした説明パネルもされていました。
イギリスと一口に言っても、スコットランド、イングランド、ウェールズ、北アイルランドは、もともとは別の国でしたから、クリスマスも一つにくくれません。
展示もすごく難しかったはずで、必ずしもスコットランドに限定したデコレーションにはなっていないようです。
飾られているパンは「ユール・ブレッド」というクリスマスの時に焼く無発酵パンだそうです。
スコットランドといえば…の、ウイスキー。
スコットランドがテーマになることはめったにないので(^^;
ぜひみなさま、お時間があったら訪ねてみてください。
私はタータンの解説をちょこっと書かせていただいています。
つづく