「アジアのお茶を楽しむセミナー」のあとは、藤枝へ移動。
「雑貨&ドライフラワーMYRTE(ミルテ)」さんで、和紅茶手作り体験のイベントがあり、それに参加させていただいてきました!
和紅茶作りの指導は、静岡県牧之原市の「侍ティーファーム 山本園」の山本さん♪
なぜ”侍”とついているかというと――
今、静岡県内でも有数のお茶処となっている牧之原台地を開墾した徳川幕臣の侍のお一人が、山本さんのご先祖様だからです!
明治2年、15代将軍徳川慶喜の護衛にあたった旗本たちが牧之原に入植。
当時不毛の地だった牧之原台地に鍬をいれ、茶園を開拓していったそうです。
茶園を開墾した武士たちの子孫のうち、お茶を専業で営んでいるのは、今では山本さんしかおられないとのこと。
戦争で、飛行場になった牧之原台地は、戦後、また、茶業者によって茶園に戻されました。二度、大変なご苦労の末に牧之原台地は茶園になったのですね。
紅茶作りはかな~り前に体験して以来のご無沙汰。
初めてのような、わくわく感~。
手でもんで、発酵させます。
ホットプレートで発酵を止めたら、山本さんが運んでこられたオーブンで乾燥。
緑色の茶葉が、どんどん酸化発酵して色が紅茶らしくなっていきます~。
出来上がるまで、3時間くらいかかるのですが、発酵している間、乾燥させている間の、手があいた時間には、山本園さんのべにふうきの和紅茶と、お菓子をいただきながら、山本園さんの歴史や、お茶作りの様子をうかがいました。
また、品種の違う緑茶の闘茶会までやってくださったんです!
内容盛りだくさん。
お茶を淹れたり、お話したり、参加者の紅茶の発酵具合を見たり……山本さんは大忙し。
最後は、出来上がった紅茶のテイスティング。
同じ茶葉を使っても、参加者それぞれの揉み方で、違う味わいが出るのがおもしろいです。
味はともかく(笑)自分で作った紅茶は世界でただひとつ、特別な思い入れがあります。
和紅茶作りの体験のよさは、ここにあります。
自分の手で作ってみて、どれほどお茶作りが大変かも実感できます。
山本さん、ありがとうございました!!
ミルテさんでは今までも何度かこの和紅茶体験を企画されているようで、リピーターさんもたくさんいらっしゃいました。
ミルテさんは雑貨やドライフラワーのお店ですが、さまざまなイベントを企画されていますので、ご興味のある方はお問合せしてみてくださいね!