2015年7月12日日曜日

プリンス・エドワード島ツアー2015旅日記その2

その1のつづきです。

今回のツアーで泊まったホテルは、シャーロットタウンでも老舗の「ロッド・シャーロットタウン」。(シャーロットタウンホテルと親しみを込めてみんな呼んでいます) 



1931年に、カナディアン・ナショナル鉄道によって建てられました。
ホテル内には、ジョージ六世夫妻が訪れた時の写真なんかも飾られています。
地元の人は、結婚式の二次会などもここで行なったりします。  

本当は、アンの雰囲気を味わっていただけるB&Bに泊まるようにしたかったのですが、ツアーという大勢の人が泊まるには、B&Bは収容人数が少ないため泣く泣く諦め……
ならば、歴史のある、趣きのあるホテルがいいなと思い、いくつか候補を挙げた中からこちらのホテルに決まりました。  


朝食を取るダイニングルームもとてもクラシカルで素敵です。  
最初の朝はブッフェスタイル、次からはワンプレートで出てきました。

パンやパンケーキ、フルーツ、卵、じゃがいも、ウインナー。ベーシックな欧米の朝食です。

私はいつも、朝食は食べないのですが……旅行となるとやはりがんばって食べてしまうんですね(^_^;)  

長時間の飛行機移動で疲れて眠ってしまったとはいえ、時差もあるので少しぼうっとはしていますが、いよいよ、観光スタートです。
丸4日、島を観光します。  

今日は、ヴィクトリア→ボーデン・カールトン→ロウアーベデック→サマーサイド→ビディファドというスケジュールです。  

島内のツアーは、もちろん、日本語ガイドさんがいるPEIセレクトツアーズさんにお願いをしました。
私自身は、個人旅行でしか来たことがなく、いつもレンタカーで移動してしまうので、セレクトツアーズさんにお願いするのは今回が初めて。
(こちらで働いている日本人の方は何人も存じ上げていてお友達もたくさんいるのですが) どんなガイドをされるのか、楽しみです。  

そういうわけで、いつも自分で運転していたので、他の方の運転する車に乗っているというのが、それも大型車に乗っているというのが、初体験! 
そして、あら、あら、なんて快適!!!   

ただ、好きな場所で停まって写真を撮ることができない、というのがつらいですが、そのあたりは希望を言えば、できる限り聞いてくださいます。(80キロ以上のハイウェイでは停まれないルールもありますし、大型車なので安全に停まれる場所を考えないといけませんので)  



ということで、ボンショーの小高い丘の見晴らし台で停まっていただき、写真タイム。  曇ってはいますが、このあと快晴になるんですよ(ラッキー)。

以前は、ウエストリバーがうねうねと蛇行する様子がもっと見えたのですが、年月が経つごとに、木々が成長していくので、隠れていってしまうのは致し方ない……。
木が成長しすぎて、きれいな景色が見えなくなってしまった場所は、他にもたくさんあります(^_^;)  

この先、道路工事で、ハイウェイのルートがちょっと変わったと、ガイドさんが話してくれました。そういえば、ちょっと感じが違います。
切り崩した山の赤土で作った原住民の道しるべ的なオブジェもありました。  

ツアーの車はUVカットがしっかりとした黒いガラス窓になっています。
そこから写真を撮ると、ちょっと曇った感じの写真になってしまうんですが、画像修整ソフト(photo shopなど)があれば、それをクリアにできます。









さすがに、速いスピードで走っている車の中からの写真なので、流れた感じになってしまったり、ピントがちょっとぼけてしまうのは、御愛嬌ということで…。のどかな田園風景は、以前と変わりません。  

最初の目的地ヴィクトリアは、小さな漁村ですが、私が大好きな村です。
15分もあればぐるっと村の中を回れてしまうコンパクトさに加えて、景色がとてもきれい。小さいですが、ホテルやB&B(このBBが素敵なんです!)、劇場、ギャラリー、カフェ、レストランなどもあるんですよ。



小さな灯台は、中が見学できます。ここで30分ほど自由散策。  

上の写真は、ヴィクトリア村から、入江をはさんでハイウェイ側を撮ったもの。潮の干満で、赤土があらわになったりもするので景色が変わる楽しさもあります。  

他の大型観光バスなんかも停まっていて、あら、ここもだいぶ有名になったのね……と、ちょっとびっくりしました。
アンティークショップに行きたかったのですが、時間が早くてまだ開いておらず。お気に入りのアートギャラリーも開いておらず(;O;) 

チョコレートショップは開いていたので、しぜんとみな、そこへ集合し、ホットチョコレートを飲んだり、お土産を買ったり。お店のディスプレイが素敵なんですよ。  

ヴィクトリアをあとにし、ボーデン・カールトンへ。
ここは、1997年に完成した「コンフェデレーション・ブリッジ」の島の玄関口。
私が島に住んでいた頃にはまだ、作る、作らないの議論が交わされていました。

ここの海は冬には凍結するので、橋を作ったら橋桁がだめになるのではという意見もありましたし、海底トンネルにしたら、という意見や、特産のロブスター漁に影響するという意見も。でも結局できあがりました。

私はまだ渡ったことがありません(個人的には橋には反対派でした、できちゃったので仕方ないですけれど…)。  
全長12・9キロ。冬に海が凍結する地域では世界で最長らしいです。
この橋で、対岸のニュー・ブランズウィック州に行けます。  




この橋をたもとから見れる場所へ。すごい迫力です。
美しい橋ですね。橋を渡り切るまで約10分とか。  

島の行き帰りになる玄関口ということで「ゲートウェイ・ビレッジ」という休憩エリア(ショッピングエリア)があります。
ここに、キャヴェンディッシュ・フィギュリーンという、赤毛のアンをテーマにした陶磁器を作っている工場がありまして、ここではアンの恰好をして記念撮影をするスペースがあります。
私は以前、撮っているので、今回はみなさんが楽しめるように…と思っていましたが、スタッフの方にあれよあれよという間にドレスを着せられ、撮影することに。
こういうところで撮りましたよ、という会場の写真をUPします。



駅でアンがマシュウを待っているシーンです。  

私が島に住んでいた頃は、撮影スペースは本当に小さくて質素で、サービスの一環という感じで、料金もかかりませんでした。
今は個人だと有料のようです(以前テレビで紹介された時に料金が表示されていた…)。
とにかく、どんどん観光客が来るので、それに対応した形なのでしょう。

行ったのは6月末でしたが、向こうではもう学校が夏休み(7~8月の2カ月)に突入する時期なのもあってか、観光客が多かったです。
この時期でこんなにいるなら、7月~8月はどうなってしまうのでしょう。
のどかな島を知っているだけに、めまぐるしい近年の変化には驚きでした。
10年ひと昔とは、よく言ったもので、まさにこの島でもそれを実感しました。

 (その3へつづく)

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