2019年2月27日水曜日

京都旅:旧三井家の下鴨別邸

京都訪問日記、続きます(^^; 





英国の羊展』を訪ねた日は、せっかくなので一泊しました。 

夜はお友だちと、イノダコーヒの本店でお茶をしてきました。
1940(昭和15)年に創業した、京都の老舗喫茶店ですね。 
閉店時間まであと30分くらいしかないと言われてどうしようか迷いましたが、次に来るといってもいつになるかわからないので、入ります!! 

外観は町屋づくりですが、中はモダン。
奥に洋館(旧館)がありますがいかがしましょう、と言われ、そりゃあ、洋館でしょう!!!(笑)と、洋館へ。 




最後に入ったので、お店を出るのも一番最後でした(^^; 
そのおかげ(?)で、人のいない店内が撮れました! 
南側の、出窓の部分も素敵でしたよ。
ギンガムチェックのテーブルクロスがノスタルジックでもあり、くつろぎ感を与えていました。 


 
最後に残っているケーキ2種をお友だちと分けて。飲み物はもちろんコーヒー。
私はコーヒーはほとんど飲まないのですが、ここに来てコーヒー飲まないって…ですものね。

職人が焙煎したネルドリップ式のコーヒーがこちらのこだわりだそうです(かなり濃かったです)。 
カップやお皿についているお店の紋章が歴史を感じさせます~。かっこいい~。 


*** 一泊して翌日の朝は、オープン前に「旧三井家下鴨別邸」へ向かいました。
というのも、3月19日(火)まで、通常は非公開の3階の”望楼”が特別に公開になっていたからです。

平日でしたし、並ぶってことはないとは思いましたが、念のため早めに…。一番乗りでしたが後からどんどん人が来ました。 

下鴨神社の鳥居の横に建つ、豪商・旧三井家別邸は、2011年に重要文化財に指定されています。
もともと、三井家の祖霊社がここにあり、その参拝の際の休憩所(住まいではない!!・笑)として建てられたんだそうです。 

主屋は、明治に建てられた三井家の木屋町別邸のものをもってきて、改修や増築などがされて、1925年に現在の姿になったそうです。 


 
休憩所ということで、豪華さはありませんが、ガラス窓の導入(当時高価だった)や、当時では珍しい輸入木材、高級だった合板の使用など、豪商の財力やこだわりは感じることができます。 

特別公開の3階望楼は、四方ガラス窓で、眺めもとてもいいです(窓からの景色は周りの住民のプライバシー配慮のため禁止で残念)。
大文字焼の山や、比叡山まで見えました。 
望楼はの当時の富裕層のステータスだったとか。 





 
一階の、庭園に面した広間ではお茶が飲めます。
朝ごはんも食べてないし、寒くてたまらなかったので、一休みしました。

本来なら抹茶でしょうが(笑) 紅茶を選ぶ私。
お菓子は「焼きもっちり」。
中に抹茶餡が入った、今川焼き風のお菓子です。 


日本庭園も、こじんまりしていますが、とても素敵でした。
けっこう長い時間ゆっくりさせていただきました(#^^#)