藤枝市文学館は、藤の花の名所として知られる蓮華寺池(れんげじいけ)公園にあります。
私は何回か、行っていますが、藤の花の頃にはまだ行けていません(すごく混むようなので…)。
↑写真右奥の建物が、文学館&郷土博物館です。こじんまりとした池(もともとはため池)で、ぐるっと一周、お散歩するにもほどほどの距離。
地元の人々の憩いの場所になっています。
写真の、おそらく期間限定展示であろう竹でできたオブジェは、夜になるとライトアップするようです。
時間に余裕があったので、奥の山にものぼりました。
ここに設置してある、ローラー式のジャンボ滑り台も有名みたいです。
登ったはいいですが、けっこう息が切れ(なんと体力のないことか…)下りるのが面倒になって(笑) 帰りはこのローラー滑り台で下りました。
滑り台だなんて、何十年ぶりでしょう!!!(;^_^A
荷物を持っていたので、一気に滑り降りる、ってわけにはいかず、そろり、そろり、でしたが。
さて、今回の目的の『ねずみくんのチョッキ展』です。
平日ということもあってか、お客さんは私だけ、貸し切り状態~(^^ゞ
ポプラ社の絵本「ねずみくんのチョッキ」は、初めて出たのが1974年。
私自身、子どもの頃に読みましたし、息子にももちろん読み聞かせしました。
懐かしいなあ・・・・。
文章は、作家のなかえよしをさん。絵は、奥様で画家の上野紀子さん。
「ねずみくんのチョッキ」はとても人気が出て、その後もシリーズ化。
現在まで、40年以上、出版が続いていて、海外でも翻訳出版されています。
私は最初の数冊しか知りませんでしたが、なんと、38冊も出ているとか!!!!
この展覧会でも、一冊目だけでなく、これまでのシリーズの絵がいろいろ飾られて、文章と一緒に紹介されていて、へえ~こういう感じでシリーズが続いてきたんだなあ、と、一緒に歴史をたどりました。
絵は絵本の大きさに合わせて原寸大で描かれているので、思ったよりも小さいけれども、実に緻密に描かれていました。鉛筆だけで描かれているとは思えないです。
なかえさんはこんな黒一色の地味な絵だけで展覧会ができるのかな、って思ったとか。
色を多用せずとも、鉛筆という親しみのある画材が、かえって上野さんの画力を引き立たせたのではないかなと思いました。
シンプルなお話ともぴったり合い、それが味というか、個性になって、世代を超えて愛される絵本になったんですよね。
上野さんは、何十本もの、濃さの違う鉛筆を使いこなし、動物のひげの一本一本まで、神経を使ってしっかりと描いていたそうです。
原画を見ると、それがよくわかります。
展示の撮影は禁止ですが、撮影オーケーのスポットもありました。
小さな子どもは喜んじゃいますね~。
ねずみくんのチョッキの誕生秘話や、製作のエピソードなど、製作サイドの話もわかって、勉強になりました。
昨年2019年で45周年を迎えた「ねずみくんのチョッキ」シリーズ。残念ながら、その記念すべき年に、上野紀子さんが病気でお亡くなりになりました。
上野さんが亡くなられたあと、なかえさんは、今まで上野さんが描いた絵をパソコンに取り込んで、それらを組み合わせて、ねずみくんの新作絵本を作られたそうです。
この部分とこの部分を組み合わせて・・・と、作業されているお姿が映し出されていました。
シリーズをやめてしまわずに、また、新しい画家を立てずに、これまで通り、上野さんの絵で絵本を作っていこうとされるなかえさんの心意気にじんとなりました。
こうやってずっと、夫婦二人三脚で絵本を作ってこられたんですね・・・。
私は上野さんの「少女チコ」シリーズの絵も好きです。
こちらはねずみくんとはうって変わって、黒がベース、チコの顔が見えなくて、なんだか魔女っぽいというか、不気味さがあるというか、そんな絵なのですが、妙に惹かれるんですよね。
そのチコの原画と、そして、国語の教科書に掲載されている、あまんきみこさんの「ちいちゃんのかげおくり」の挿画も、いくつか展示されていました。
こうしたさまざまなタッチの絵を描ける上野さんという、才能豊かな画家がお亡くなりになって、本当に残念でなりません・・・。
記念に買った、ポストカードとクリアファイル。
絵本にも出てくる動物たちの表情も豊かで、見ているだけで楽しくなっちゃいます。
最後に、私の絵本をご紹介させてください。
これは、月刊絵本「こどものくに」たんぽぽ版の、2015年の9月号です。
もう在庫がないので、図書館などで見れたら、見ていただけたらうれしいです(あるかなぁ・・・(-_-;))。
このあとも、絵本作家をめざすべく、がんばって取り組んでいるのですが、なかなか、出版にはいたっておらず・・・(;O;)
でもあきらめずにがんばっていきます!
パソコンや携帯で読むウェブ小説は地道にアップしていますので、よろしかったらご覧くださいね。無料で読めますので、ぜひ、読んでみてください!(^^)!
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中学生の女の子が、突然現れた勝軍地蔵様からお願いされたこととは…??
これは、地元・浜松の秋葉神社信仰をヒントに書いたファンタジーです。
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『赤毛のアン』へのオマージュで書いた小説です。これがネット小説第一号でしたが、サイトが閉鎖されてしまいましたので、新しく、大幅に加筆して再公開しました。赤毛のアンの舞台になったプリンス・エドワード島に住んでいた私の実体験をもとに、一人の少女の成長物語を描きました。
★★「おれは女子高生」→ https://ncode.syosetu.com/n8540gc/
私自身の、女子高校時代を懐かしんで書きました。ラノベ、ラブコメといえなくもない…(笑)だんだん女子高、男子高がなくなっていくのが寂しいです。