「アートが息づく茶産地へ」をテーマに2017年から開催されていて、掛川の魅力発掘や活性化の一端を担っています。
お茶や歴史的建物とアーティストとの融合ということで、掛川市内のあちこちで、アートが展開。
先日、日本茶インストラクター協会掛川支部さん主催『掛川の喫茶スタイル創造ワークショップ』の一つに参加してきました♪
場所は、大日本報徳社。
二宮尊徳(金次郎像で有名)の報徳思想を伝える場所で、明治期を中心に建てられた歴史的建物が並んでいます。
農業を復興させた二宮尊徳。瓦には「農」の文字があります。
大日本報徳社は、大好きなテレビ番組「百年名家」でもとりあげられ、ずっと行きたいと思っていました(見学可能です)。
国の重要文化財である大講堂でのセミナーは、静岡文化芸術大学の新妻淳子先生の「歴史的建造物と茶のまち掛川~建築文化から~」。
始まるまで、自由に中を見ていいですよ、と言われて、嬉々として回りました(≧▽≦)
二階の窓からは掛川城が見えました。
最後は、日本茶インストラクターさんオリジナルのお茶が出ましたよ。
セミナーは夜だったので、後日、同じ大日本報徳社で行われている茶エンナーレの展示を日中に見に行きました。
こちらの仰徳記念館は、1884年に建てられた有栖川宮熾仁親王邸日本館の御座所。下賜されて1938年に移築したそうです。
圧倒されるこちらの作品は、鬼頭健吾さんの「untitled(hulu-hoop)」
もう一つの展示は、1927年に建てられた報徳図書館で。
本が燃えないようにコンクリートでつくられた建物です。
中の展示は、版画家の田中彰さん。
自分が釣った魚の木版画で、会場が水族館のように。
上の写真2点が、茶エンナーレのために作られた版画。ご許可をいただいて撮影しています。
正方形の版画がとても気に入りました。
ご本人がいらっしゃって、お話ができたのもうれしかった。
コロナ禍でもあり、作品だけの展示でよいと言われたけれど、茶エンナーレ期間中、ずっと掛川に滞在しているとのこと(お住まいは関東)。
掛川の川で釣った魚を展示して、それを作品にしたり、ワークショップも行ったそうです。
こういう姿勢がすごく好感を持てました。
これからどんな作品を生み出すのか、楽しみな作家さんだな~と感じました。
(茶エンナーレ探訪は次回につづく)