日本初、おそらく世界でも初となる、大規模な展覧会です。
単なる模様、ファッションの一つとしてしか見られていなかった”タータン”が、美術館という公の施設で扱われるということ自体が、今までなかったと思います。
私のタータンの本を読んでくださった企画会社の方が、タータンの展覧会をやりたいと思っているのですが…と、ご連絡をくださったのが3年前。
タータンが取り上げられるなんて、それだけでうれしかったから、なんでも協力します、がんばります!と即答しました。
あれから3年……
かなりの難関があり、展覧会に慣れていらっしゃる企画会社の方もさすがに青ざめていたこともありました。
しかし、多くの方のご協力と強い思いのおかげで、タータン展が開幕に至ったこと、本当に感慨深く、胸が熱くなりました。
私は裏方としてお手伝いさせていただきましたが、何かを作り上げることが大好き(だから本を書いているのですが)であり、携わったことのない大きなイベントでもあり、こんなふうに進行していくんだな~とか、展示品の基準はそうなんだ~~とか、たくさん学ばせていただき、楽しかったです。
開幕の前日14日には、オープニングパーティがあり、報道関係者をお呼びしての式典、そして、神戸松蔭女子学院大学の生徒さんたちのタータンファッションショーも開催されました!
若い女の子たちが自分でデザインしたタータンの衣装を発表される姿は会場に華やかさを加えてくれましたよ♪
神戸ファッション美術館の入り口には、その衣装の何点かが展示してあります~。
タータン展って、何が展示してあるんだろう?と思いますよね。
タータンの衣装はもちろん、タータンができあがるまで、タータンはどうデザインされるのか、タータンは歴史と大きくかかわっているのでその歴史を知ることのできる絵画や風刺画、日本のタータンの流行の変遷など、さまざまな角度からの展示品があります。
へ~~これがタータンなんだ~~と、きっと、興味を持っていただけるはず。
素敵なフォトスポット↓も用意されています!!
神戸新聞社さんが主催のため、13日の神戸新聞には、見開きでタータン展のご案内が!!!これはすごすぎる~(≧▽≦)
私は、オープニング初日に記念講演会をさせていただきました(#^^#)
人数が集まらなかったらどうしようと心配していましたが、ほぼ満席状態で、たくさんの方が聞きに来てくださいました。
遠くからかけつけてくださった方もいらっしゃいました。
お友達が来てくれたことで、私の緊張はだいぶほぐれました。ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました<(_ _)>
タータン展は、神戸ファッション美術館を皮切りに、現在のところ、全国5か所での巡回開催が決定しています。
神戸ファッション美術館が先頭を切ったのは、何よりもよかったと思います。
神戸はヨーロッパ航路の玄関口として発展し、スコットランドとのゆかりも強い場所。
加えて、神戸はファッションの街としても有名です。
そしてそして!
神戸には、神戸を象徴するイメージデザインとして、産官学が一体となって推進している「神戸タータン」があります。
神戸タータン協議会の方がタータン展に全面的に協力してくださったことも、タータン展の流れを大きくしてくださったと感じます。
グッズコーナーには、神戸タータングッズもたくさんありますよ~。
鮮やかなブルーがさわやかなタータンです。
今回、タータン展オリジナルのミント・タータンがデザインされました。
こちらは淡いミントの色が、やさしく、かわいらしく、女性にはたまらない柄になっていると思います。
グッズコーナーも、充実していますよ~。
ぜひぜひ、ご来場くださいね。
タータン展は今後、三鷹、岩手、久留米、新潟と巡回します!