いつもお友だちの投稿や、話だけを聞いて悶々としているだけ(笑)でしたが…今年は意を決して、初日に行ってきました~。
スリランカに行ったことのない私が、なぜアンバ茶園にこだわるのか?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
ご縁をいただいてお知り合いになった、スコットランドのティー・コンサルタントのベバリーさんが関わっていた茶園だったからです。
以前も、寒いスコットランドでお茶の栽培にゼロから挑戦しているグループがあることを書きましたが、その茶栽培者たちのコンサルタントをしているのがベバリーさんです。
昨年は、私財をなげうって自分のお茶工場まで建てられました!!
それも、儲けるためではなく、地域活性化、コミュニティの交流のため。
気高い理念と、パワーのある方なんですよ♪
お茶好きが高じて、お茶を販売されるようになったミツティーさんが、日本での独占販売権を持っておられるので、ミツティーさんがアンバの方を呼んでくださったおかげで、私はお話を聞くことができました。ミツティーさん、ありがとう!!
働きたい人が250人も待っているという、現地の人にとっても労働環境がいいアンバ茶園。
もともとは荒れ果てた茶園だったのをそこまで持って行った手腕はすごいことです。
ベバリーさんは2009年にイギリスの国際的ボランティア組織「ボランティア・サービス・オーバーシーズ(訳してVSO)」の一員としてスリランカへ行ったことがきっかけでお茶と関わることになったんです。
その時はまったくお茶には詳しくなかったとか。
それが今や、世界を飛び回るティー・コンサルタント!!
2年間のボランティアの間に知りあったのが「アンバ茶園(正確にはエステート)」のオーナー(たぶんこれが今回来日されたサイモンさん)。
疲弊しているアンバ・エステートを何とかしてほしいと頼まれ、仕事として引き受けることになったのだそうです。
持続可能な(サスティナブル)茶園をめざし、まず雇用者の労働環境改善につとめ、宿泊施設を作ったり、手もみのお茶を作ったり、紅茶だけでなく、緑茶にも挑戦したり、コーヒーやジャムなど農園の他の作物も利用したり。
現在のアンバ茶園の付加価値として評価されていることはベバリーさんが関わっていた時から始めたことだと聞いています。
べバリーさんがアンバを去る4年後には、アンバは黒字に転換したのです。
本当にすごいです。
詳細は『月刊茶』の2018年11月号に寄稿していますので、バックナンバーでご覧いただけましたら幸いです。
年間購読の雑誌ですが、この号だけ買うことは可能です!!
そして、私がイギリスでのお茶栽培について書いている号はこの号だけでなく、2018年の9~12月号の4号連続ですので、よかったら4号とも購入いただけたらうれしいです(*^^)v
トーク終了後、サイモンさんにベバリーさんのことをうかがったら、とてもうれしそうなお顔をされて…。
実際に私もいつかアンバ茶園に行ってみたいですが、乗り物酔いをするので無理かなあ・・・。