2025年8月29日金曜日

【追悼】立原えりかさん

 あまりの暑さに、よほどのことがない限り外出を避けているので、コロナ禍のように家で本を読む時間が増えました。

どこにどんな分野の本があるかを知っている”いつもの”図書館では、目的も持たずにふらふらして目に留まった本を借りてきたり、あえてちょっと遠い図書館に行って、なじみのない棚から面白い本を見つけたりします。


『アンデルセンへの旅』(立原えりか・文、アートデイズ)


高校の時からアンデルセンのような童話作家になりたいと夢見て、その夢を叶えた立原えりかさんが、何度もアンデルセンの故郷デンマークを訪ねたエッセイ。


私は小さい頃から立原えりかさんの童話を読んで育ったので、立原えりかさんは憧れの作家さんです。

こんなお話が書けたらいいなあ・・・と、私も書いてみるものの、創作で形になったのは一本のみ。


書き続けることが大事と、書いてはいてもなかなか出版の壁は高いです。でもやはり書いています。

夢を叶える方法は、あきらめないこと。あきらめた時点で夢は叶わないことが確定してしまうから・・。

あきらめないって、簡単なようで難しい。

没の連続には、心が折れてしまいます。

でも、やっぱり書きたくて書き始めてしまいます。

いつかみなさんによい結果をお知らせできる日がくると信じて、コツコツ・・・。


立原えりかさん、どうされているのだろうと検索したら、今年の7月1日に、ご逝去されておられました・・・。87歳。


また一人、憧れの方が旅立たれてしまいました。ご冥福をお祈り申し上げます。



本棚には、私が10歳の時に買った文庫『妖精たち』が今もありました。表紙の、ぼやっとしたイラストも素敵です。これ、画家のご主人が描いたんだそうですね(今になって気づいた(;^ω^))。


ほかにも、童話作家を目指す人々のための『立原えりかの童話塾』なども並んでいて、断捨離中とはいえ処分する気持ちにはなっていない大事な本です。


私が小学~中学生のころ”童話”や”メルヘン”という言葉が当たり前にありました。
時代とともに言葉は変化するのはわかっていますが、これらは素敵な言葉なのに、使われなくなるのは寂しいですね・・・。


今、朝どら「あんぱん」で、やなせたかしの詩集が出版されましたが、このあと雑誌『詩とメルヘン』創刊の話が出てくるでしょうか? やなせたかしが編集長になるんですよね。

創刊が1973年。2003年まで続き、一旦休刊しますが、2007年から『詩とファンタジー』として現在も刊行されています。

この”詩とメルヘン”という言葉というか、響きも、子どもの私には夢心地にさせてくれました。雑誌の紙質もよく、サイズが大きいので子どもでも見やすく、絵もすばらしく(一流のイラストレーターが担当していた)、うっとりと眺めたものです。


立原えりかさんも、もちろん、この雑誌に寄稿されていますし、『ライオンららら』の挿画はやなせたかしです。


香美市にある「やなせたかし記念館」には、「詩とメルヘン絵本館」もあるそうですね。いつか行ってみたいです。


以前の日記にも書きましたが、私の中で、やなせたかしさんは、アンパンマンより「やさしいライオン」です。
な、なんと~~~今日の朝ドラでは「やさしいライオン」が丁寧に描かれていたことに感動しました!泣きました。



「詩とメルヘン」が出てくれば、立原えりかさんも登場するかも!?? 
宮城まり子さんは登場していましたけれど・・・。

宮城まり子さんは私が生まれた数年後に「ねむの木学園」を設立され、事実上芸能界を引退した状態だったので、私の中での宮城まり子さんは福祉事業に心血を注いだ方という印象です。「ねむの木学園」は、浜松から車で40分くらいで行ける場所にあり、美術館に2度ほどうかがったことがあります。

じんと心に響く美術館ですのでご興味のある方はぜひお訪ねになってくださいね。


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浜松、掛川、静岡でさせていただいているお茶会は夏の間、お休みいたします。
10月から再開します。
10月以降のお茶会の予定です。

★★奥田実紀が同行する静岡お茶ツアー(一泊二日、日帰り参加可)
2025年10月24日(金)~25日(土)
現地集合、現地解散 詳細はこちらをご覧ください


★★10月29日(水) ロンドンのお茶会@浜松市
ロンドンツアーのお写真をお見せしながらイギリスの魅力をお伝えします。
午前の部、午後の部とも満席で、キャンセル待ち受付中です。
参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有


★★11月20日(木)ヴォーリズのお茶会@静岡市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。会場の旧宣教師館ミス・カニンハムは、ヴォーリズの建築です。通常は非公開。
13:30~を予定していますが、ご希望が多ければ午前も開催します。

参加費:3,000円
会場:英和女学院旧宣教師館ミス・カニンハム(静岡市葵区西草深町34-13)駐車場はありません。


★★11月26日(水) ヴォーリズのお茶会@浜松市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。
13:30~を予定していますが、ご希望が多ければ午前も開催します。

参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有

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