熊本~宮崎旅行日記。
その1
その1
環境省の名水百選に選ばれています。
駐車場から歩いてすぐというのもありがたかった(笑)
恒温13.5℃、毎分30トンという豊富な湧水。底がはっきりと見通せる透明な水。
ポコポコと水が湧いているのもわかります。
これが川となって海へと注いでいく。水の原点。
森の中で、静かに湧き出る水のいとなみを見ているだけで心が落ち着きます。
水を飲んでみました。これがしぜんの湧水なんですね。
何の嫌みもない、さわやかな水が体にすうっと溶け込んでいきました。
このあと、目的の一つである「大観峰」へ向かいます。車で20分くらい。
展望台へ行くまでの道の両側の景色も圧巻ですが、やはり山頂の展望台からの眺めがすばらしい!(標高935.9mの、阿蘇北外輪山の最高峰)。
もともと遠見ヶ鼻と呼ばれていたのを、大正時代に、文豪・徳富蘇峰が大観峰と名づけたんだそうです(さすが)。
通ってきた道路を振り返ると、大分県の九重連山。
ここからの阿蘇五岳はお釈迦様の寝姿に見えることから「涅槃像」と呼ばれているそうです。
阿蘇谷と呼ばれるこの見事なくぼ地は、火山活動によってできた「カルデラ」(昔、社会科で習った!!)。
約27万年前~9万年前に起こった四度の巨大噴火によって、大地が陥没してカルデラができました。こうして上から見るとよくわかりますね。
平日でしたが、たくさんの人で賑わっていました。
散策路をぐるっと回ってみたかったけれど、まだ草千里ケ浜観光が残っているので、名残惜しいけれどそちらへ向かいます。
草千里へは、山を下って、今見下ろした阿蘇市内をつっきって、遠く臨んだ山をまた上っていきます。
途中、阿蘇市内で、ちょこっと寄り道しました。「湧水かんざらしの店 結」さんです。
しかし、私が行った木曜日は、ほとんどのお店が定休日の日でした…(-_-;)
夕暮れの木造校舎は雰囲気がありますね。
店内はこんな感じで、本当にオープンな空間(笑) 冬は寒そうですが、行った日はまだ半袖でもよいくらいの陽気でしたので、水の流れが涼しく感じました。
かんざらしとは、湧水に晒して冷やした白玉団子のことだそうです。
黒みつをセレクトしました。きなこと黒みつをかけていただきます♪
このあたりは、湧水が豊富なんですね。うらやましい環境です。
その湧水を使って作られたかんざらし。とてもおいしかったです。
湧水で育てたクレソンも名物みたいです。
お土産に持って帰りたかったけれど、瓶は重い…( ;∀;)
きれいな湧水が、涼やかな空間をつくっているこのスポット、気持ちがよく、おススメです♪
(つづく)