2019年12月27日金曜日

新年のご挨拶をご遠慮させていただきます


 
2019年12月21日、大好きな姉が亡くなりました。
急性心臓病、シャワーを浴びている時に突然のことだったようです。
享年61歳。 

ついこの間、お歳暮をもらって、電話で話をしたところでした。
私が送ったお歳暮は亡くなった翌日に届きました。
届いた時、私は白い布をかぶった姉の横に座って泣いていました。

こんなことって…… これから終活をやろうと思う、と言う姉に、今年のはじめ、終活カウンセラー協会のエンディングノートをあげたことがあります。
こういう簡単なノートを探していたんだよ、ありがとう、って言ってくれた姉。
何か書き残しているかも…と思い、ノートを探してすぐに見つけましたが、真っ白のままでした。
これから書こうと思っていたのでしょう。

自分でも、こんな突然にお迎えがくるとは思ってもいなかったはずです。 
8歳離れた姉とはケンカをした記憶は今までまったくなく、いつも私のことを助け、支えて、応援してくれました。
背が高く、美人でなんでもできて、同じきょうだいなのに、私とは全然違って、姉はいつも私の自慢で、大好きでした。

本当に、今も信じられなくて、放心状態です。 
倒れていた姉を見つけたのは母で、母は自分が生んだ子どもに先に逝かれてしまい、取り乱していて、私もどうしていいのかわかりませんでした。

家族も親戚もみな、ただただ、驚きと悲しみに打ちひしがれていました。 

今まで、身内の不幸のことはSNSに公にしないできましたが、今回は突然のことで、また、年始のご挨拶をご遠慮させていただかなくてはならないため、ご報告をさせていただく次第です。 
今まで賜りましたご厚情に心からお礼を申し上げます。 

姉は写真に撮られるのが嫌いで、葬儀用の写真を見つけるのも苦労していました。
そういえば、私は、姉と一緒に写った写真がありません。

私も、撮るのは大好きですが撮られるのは好きじゃなくて、姉との写真もないことに気づきました。
でも、そういえば…うんと小さい頃の写真があったんです。 

私が、自分の終活のために、写真を整理した時、姉と映っている小さい頃の写真がたった1枚だけありました。 



 
この写真は二人だけではないけれども、姉と一緒に写っています。
一番右で膝をついているのが姉。私はやっぱり、姉の足の間におさまっています。
どちらも白黒写真。昭和42年頃かと思います。 

姉への感謝を込めて。お姉ちゃん、本当にありがとう。
私はお姉ちゃんのぶんまでがんばって生きるからね。