2019年12月9日月曜日

清里旅行⑤(最終回)

清里旅行、いよいよ最終回です。




ペンション「プリンス・エドワード」の朝食は洋風でした。

夜は、写真奥に見える薪ストーブがついていて、部屋が暖かかった(#^^#) 
薪ストーブ、いいですね。漫画や絵本は本棚にたくさん並んでいましたが、アン関係の本はほとんどなかったのが残念(私の本も…見当たらず(;O;)) 




ターシャのミュージアムは10時オープンなので、
その前に、清泉寮に立ち寄り、お土産を購入。
寒いのでソフトクリームはパスです(^▽^;) 


 
お土産に買ったヤマネのぬいぐるみ。
このぬいぐるみがすっぽり入る穴があいた白樺の木も売ってました♪
セットで買うとさらにかわいいですよね。
いつか、本物のヤマネを見てみたいです。 

10時のオープンと同時に、この旅行の目的「ターシャ・テューダー・ミュージアム ジャパン」へ!! 


 
このミュージアムは出原速夫さんと、食野(めしの)雅子さん(ターシャの本の邦訳を手がけている方)が、ターシャのライフスタイルや考え方を伝えるために、ボランティアで開設し、運営しています。 

ターシャと、協力してくれた家族への感謝の気持ちから、アメリカの家族を応援すると同時に、私達が体験してきたことや収集してきた資料を日本のターシャ・ファンと分かち合うために、2013年に開設されたのが「ターシャ・テューダー ミニミュージアム」だと、HPに書いてありました。

「ミニミュージアム」の名で開館した後、貸していただけるスペースも広がり、大勢の皆様のお力添えを得て展示内容も充実させることができ、日本中から来館していただけるようになり、来館された皆様には「ターシャに会っているよう」「一日中いたい」といった感想もいただけるようになりました。ターシャの家族からの示唆もあり、2019年より「ターシャ・テューダー ミュージアム ジャパン」と改称しました。(HPより) 


 
一部のターシャの写真以外は、撮影が可能というのもうれしいところ。
一階だけの展示ではありますが、ターシャゆかりの品も思った以上にあり充実していると思いました。

上の写真のベンチで、記念写真も撮れますよ♪(コーギーのぬいぐるみがかわいい~) 

私たちは6月に、実際にアメリカのターシャの家と庭を訪れているので、それを思い出しながら、こうだったね、こうだったんだね、と、いろいろ確認しながら、たっぷりと時間をかけて見ました。
その時の日記はこちら。

ニューイングランドツアー日記 その7ターシャ・テューダーの庭

ニューイングランドツアー日記 その8 ターシャ・テューダーの庭


ターシャのファミリーツリーも興味深く、ターシャの曾祖父母が『若草物語』のオルコット一家とつながっていたり(ターシャ自身も『若草物語』の挿画を描いています)と、そうそうたる親族の関連図から、歴史も学ばせていただきました。 

ターシャの曾祖父フレデリック・テューダーが住んでいたボストンの家が今も残っていて、テューダーの碑があるということがわかり……え、いったいどこ!?とみんなで探しました(笑) 

私たち、ボストンの町も歩いて回ったので、もしかしてその建物の前を通った可能性があり…。 

家に帰ってからじっくり調べたところ、ビーコン・ストリートとジョイ・ストリートの角の建物だったことがわかりました。
これには感動しました!!!  

残念ながら、私はこの建物の前は通っていたものの、写真を撮っていなかったのが悔やまれます(;O;) 
ともあれ、好きな人物の家系図をたどりながら、いろいろな発見をしていくのは、世界が広がり、楽しいものですね。 

お昼は、森の中のお蕎麦屋さんへ。 


 
食事のあとの1時間半は、「萌木の村」を自由に散策しました。 
この村の誕生は1977年。
なんと、アメリカの作家ヘンリー・デイヴィッド・ソローの『森の生活』に影響を受け、八ヶ岳の大自然との共生をテーマにつくった村なんだそうです!! 

ソローは、オルコット一家とも親交があり、『若草物語』を書いたルイーザの憧れの人だったんですよね。
ソローが”超越主義”に傾倒し、ウォールデン湖のほとりで自然の中で暮らした体験をつづったのが『森の生活』。
私が同行解説する今年6月のニューイングランドツアーでは、そのウォールデン湖も立ち寄ったのでした。その時の日記がこちら

萌木の村にも、ツアーとのつながりがありました♪ 
単なるカントリー村ではなく、しっかりとした思想のもとにつくられた村だということが、うれしいですね。 






 
森の中の広大な敷地にナチュラルガーデンを囲むようにしてレストランやカフェ、ホテル、クラフトショップなどが点在。
森の自然がすばらしいので、遊歩道を散策しながらお店をのぞいて回りました。

萌木の村のガーデンは、ランドスケープデザイナーのポール・スミザーさんが手がけていて、植物は無農薬・無肥料で育てられています。
奇をてらわず、さりげなく、植物自らの持つ魅力を引き出すガーデンは、素朴で、控えめだけれど力強さが感じられます。 



 
ハロウィン前だったので、村内はハロウィンの楽し気なディスプレイであふれていました。萌木の村のハロウィンの写真はこちらの日記でも紹介しています。

あいにくの雨でしたが、しっとりとした雰囲気が味わえましたよ。 


 
森の霧の中に浮かび上がるメリーゴーランド。
幻想的です。まるでファンタジー♪♪ 

夕方の甲府発の身延線に乗って帰宅するため、後ろ髪を引かれる思いで清里をあとにしました。

甲府駅には少し余裕を持って到着したので、駅前にある、国指定重要文化財の「藤村記念館(旧睦沢学校校舎)」に立ち寄りました。 


 
明治前期の甲府市中心部には、県令だった藤村(ふじむら)紫朗が奨励した擬洋風建築の建物(藤村式建築と呼ばれたそうです)がたくさん存在していたそうですが、現存しているのは数えるほど。
この建物は1875年に建てられた学校の校舎で、老朽化により取り壊されるところを、保存委員会の手でこの場所に移築復元され、甲府市に寄贈されました。

駅の真ん前にあり、存在感はんぱないです!そして美しい!

無料で見学できるのもありがたいです。 
建物の中に、赤毛のアンのパネルなどが展示してあったのに驚きましたが、甲府は朝ドラ「花子とアン」の舞台のひとつでしたね、その関係での展示だということがわかり、納得しました。 

レンタカーを返却し、最後に駅で買ったお土産は「信玄餅」。
プレミアム信玄餅です!
砂糖少なめ、丹波種の黒大豆、山梨県産のアカシアはちみつを使ったプレミアム感、家に帰って堪能しました♪ 


 

一泊二日という、短い旅行ではありましたが、ニューイングランドツアーをご一緒したみなさん、”好き”が一緒のみなさんとの旅行はとても楽しく、日本の清里という土地で、ターシャやオルコット、ソローといった、ツアーで訪れた人々と場所とのつながりを見出し、さらに深く味わえたことは何よりの喜びでした。

ご一緒くださったみなさま、ありがとうございました。 
清里を見る視点が変わりましたし、また訪れてみたいと思います。
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