なぜ、日本の小市民である私がVIP待遇を受けられたのかといいますと、ブレア城主の親戚にあたるキャサリンさんとお知り合いになったからなのです。
キャサリンさんと初めてお会いしたのは、2017年11月。『お茶の京都博2017』というイベントの、世界のお茶シンポジウムで呼ばれて来日されました。
キャサリンさんは、スコットランドでお茶を栽培しているグループ「ティー・ガーデンズ・オブ・スコットランド」のメンバーのお一人で、グループのコンサルタントをされているベバリーさんと二人で、スコットランドのお茶栽培事情を講演。
ブースも出して、スコットランドのお茶を宣伝しました。 ベバリーさんについては阪急ティーフェスティバルに行った時の日記に書いていますので読んでくださいね。
キャサリンさんはメギンシュ城というお城に住んでいる貴族の方ですが、子どもの教育や、ガーデニングや、地域活動など、さまざまな分野で精力的に活動をしておられて、お茶もガーデニングの一環で始められました。
といっても、遊びではありません。
その広大な庭の一角に、茶の木を植えて栽培していますが、寒いイギリスでの茶栽培はまだ始まったばかり。キャサリンさんだけでなく、他のメンバーも、ゼロから、苦労をしながら茶樹を大きく育てている最中です。
冬の寒さに茶の木が死んでしまったことも。
現在(2022年)は、メンバー全員が茶樹を成長させることに成功し、その茶葉をブレンドした100%スコットランド産の紅茶が2021年に完成します!!!
それについてはこちらの日記に書いているので読んでくださいね。
それについてはこちらの日記に書いているので読んでくださいね。
その紅茶がどうしても飲みたくて、はるばる取り寄せてお茶会をした日記はこちら。
話をキャサリンさんとの出会いに戻します。
京都では、短い時間でしたが、キャサリンさんとベバリーさんにお会いして、食事や和菓子体験を楽しみました(*^^)v
その時に、私がタータンの研究をしていることを話すと「ブレア城って知ってる?私、ブレア城の関係者なのよ」との驚きの発言!!
「え~!私、ブレア城に行きましたよ!タータンのお部屋がありますよね。白亜の美しいお城ですよね。でも、年に一回のアソル・ハイランダーズのパレードは時期が合わずに見ることができなくて本当に残念だったんです」と、私。
すると、「私の兄、アソル・ハイランダーズのメンバーなのよ。紹介してあげるし、もしパレードに来る時は、ご案内するわ!ぜひまたスコットランドに来て」との感激の申し出。
話はそれで終わりません(^^;
ちょうど、翌2018年5月には、私が同行解説する英国ファンタジーツアーが計画されていました。
アソル・ハイランダーズのパレードの日程を調べたら、なんと、そのツアーの前の週ではありませんか!!
一足早く先にイギリスに入れば、行くことが可能です!
ツアーのみなさんをあちら(イギリス)でお出迎えする許可をツアー会社からいただき、私は念願のアソル・ハイランダーズのパレードとギャザリングを見ることができたというわけなのです。
前書き、長くなりました~。
こうして、キャサリンさんとメールのやりとりを重ね、キャサリンさんの住むメギンシュ城に泊めていただくという光栄にもあずかったのです。
メギンシュ城は一般に公開していませんが、少数グループで訪れることはアポイントにより可能です。将来、ガーデンツアーや、お茶ツアーなどを行っていきたいとのこと。結婚式を挙げる方もいらっしゃいます。
ブルーベル
こちらは果樹園。メギンシュ城の庭は、リンゴの木がたくさんあるのでも有名で、古いリンゴの品種や、珍しい品種もあるそうです。
どれだけのリンゴの品種が揃っているか、リスト化しているとのこと。
地植えしていた茶の樹は、厳しい冬の気候でかわいそうな姿になってしまっていたので、お写真は見せられません…が、枯れずにがんばっている子もいました。
キャサリンさんは諦めずに、茶の栽培は続けていきたいと意欲的です。
ぜひ、成功させてほしい。
どこに行くという予定もなく、お城の中を案内していただいて、お庭を歩いて(とにかく広いから…(笑))、そして木陰でお茶をして…。
何もしないでゆっくりした時間を過ごすなんて、私の旅ではありえません(;^_^A
ので、本当に、心がほっこり、癒されるひとときを与えていただきました。
心から感謝します。