『ヴィクトリア朝の子どもたち』(河出書房新社)の共著者で、昨年私が製作販売した赤毛のアン・ティーのイラストとデザインをしてくれた、友達のちばかおりさんが新著を出されました。
おめでとうございます!
「『世界名作劇場』の家と間取り」(エクスナレッジ)
今年は「世界名作劇場」が地上波で放送され始めたのは1975年。今年が放送50周年です。
ついハイジが最初?と思ってしまうのですが、実は最初のアニメは「フランダースの犬」なんですよね。
世界名作劇場は、リアリティを出すためにロケーションハンティングがされ、精密に家が設定され、登場人物たちはそこを生き生きと動き回り、食事を取り、おしゃべりし、眠りにつきます。
原作の小説を読んでも、想像するしかなかった部分が、アニメでははっきりと形となって表現されるので、制作側は登場人物同様に、家のつくり、部屋の間取りやインテリアなどなど、細部にまでこだわりました。
こんな部屋に住みたい!と憧れた方も多いことでしょう。
本書では17作品のアニメの家と間取りが解説されていて、見ているだけで物語の中に入り込んだように夢中になりました。
もちろん、『赤毛のアン』もあります。8ページもさいてくれてますよ♪
実際に、プリンス・エドワード島にはアンの家が実在していますが、アニメではまったく同じ間取りではありません。そうしたあたりもおもしろく読めます。
アニメのアンの記憶が遠くなって久しいので、見返してみたくなりますね。
私、専門学校を卒業するあたりまではこのシリーズを見ていましたが、その後は見なくなってしまいました。仕事や結婚、子育てなどで、このシリーズだけでなくアニメからかなり遠ざかってしまいました。
高校時代はアニメの同人誌を作るほど熱中したんですけどね(^-^;
この本を読んで驚いたのが「母をたずねて三千里」のマルコが10歳だったこと!
いや、アニメのマルコはもっとずっと幼く見える・・・(;^ω^)
また、アンと同じくらい好きだった『少女パレアナ』。
私は村岡花子さんの訳で読んだのが最初です。よかった探し(being glad game)、やりました!毎日、必死でやりました(^-^;
アニメのタイトルは「愛少女ポリアンナ物語」。
原題は「Pollyannna」、発音が日本人には難しく、パレアナだったり、ポリアンナだったり、難しい名前ね・・・
このアニメは、原作が好きだったわりには、放送時、私は社会人になって仕事に忙しくてほとんど見てなかった気がします。(余談ですが、録画方法が、VHSとベータと2つあって競争していた時代です(^^;))
愛少女ポリアンナ物語」のロケ先が、アメリカのボストンとコンコードだったと書いてあって、急にポリアンナのアニメが見たくなりました。
コロナ前最後の私の同行解説ツアーが、ボストンだったからです。ターシャ・テューダーさんの庭と家、そしてボストンをめぐるツアーでした。
ボストンはオルコットとその作品『若草物語』ゆかりの場所ということでツアーを組んだのですが、まさかアニメのロケがここだったとは!
そのツアー日記はこちらから。その1~17まであります。長いです(^^;)
ポリアンナのアニメ放送の翌年の世界名作劇場は『愛の若草物語』だったので、若草物語のためのロケハンはあらたには行わなかった(前年にもう行っているので)そうです。
その後、若草物語の続編のアニメも放送されましたが、その時もあらたなロケは行われなかったとのこと。
費用も日数もかかるのでやたらとロケハンをしてはいなかったのでしょう、そもそも、アニメでロケハンをするというのは珍しいことでそれだけ熱の入れようが違ったということ。
ドルがとんでもなく高かった時代でしょうから、余計に海外へ行くなんて特別なことだったと思います。
ポリアンナ以降は、まったく見ていないので、訪ねた町がロケハンされたとなるとやはり見たくなります。
イギリスの児童文学をもとにした世界名作劇場には「小公女セーラ」「小公子セディ」(どちらも原作はフランシス・ホジソン・バーネット)がありますね。
セディがイギリスに住む祖父(ドリンコート伯爵)の大邸宅に行くことになります。その邸宅にかなり影響を与えたのが、ロケハンで行ったウーバン・アビーだったとのこと。アフタヌーンティー発祥の地とされるカントリーハウスですね。
伯爵の領地である村のモデルはコッツウォルズで、ストラトフォード・アポン・エイボンやオックスフォードなどを回ったと書いてあります。
つい5月に行ったばかりなので、こちらもアニメを見てみたいですね。
当時(ヴィクトリア朝)の子どもたちの暮らしを解説した、私とちばさんの共著『ヴィクトリア朝の子どもたち』(河出書房新社)も参考になりますので、ぜひ読んでみてくださいね。
そうそう、先日、BS-TBSの「憧れの地に家を買おう」で、プリンス・エドワード島をやっていましたね。
3つの家が紹介されていましたが、もし自分が、好きな物語の舞台で家を買うとしたらどんな家を買うだろうか・・・と考えながら見てしまいました(実際に、買う可能性なんてないんですけどね(^-^;)
そんな妄想をさせてもらえるきっかけにも、ちばさんの著書がなってくれました(^^♪
いよいよ、来月からお茶会を再開いたします。
★★奥田実紀が同行する静岡お茶ツアー(一泊二日、日帰り参加可)
2025年10月24日(金)~25日(土)
現地集合、現地解散 詳細はこちらをご覧ください。
★★10月29日(水) ロンドンのお茶会@浜松市
ロンドンツアーのお写真をお見せしながらイギリスの魅力をお伝えします。
午前の部、午後の部とも、キャンセル待ち受付中。
参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有
★★11月20日(木)ヴォーリズのお茶会@静岡市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。会場の旧宣教師館ミス・カニンハムは、ヴォーリズの建築です。通常は非公開。
午前の部 10:30~12:00 空きあり
午後の部 13:30~15:00 残2席
参加費:3,000円
会場:英和女学院旧宣教師館ミス・カニンハム(静岡市葵区西草深町34-13)駐車場はありません。
★★11月26日(水) ヴォーリズのお茶会@浜松市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。
13:30~を予定していますが、ご希望が多ければ午前も開催します。
参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有
お申込み、本のお申込等のお問合せは奥田あてに!
こちらからどうぞ(goole form) 。返信はパソコンのフリーアドレスになります。受信拒否設定されていると返信メールが届かないので、数日たっても返信がない場合はお手数ですが設定を変更されるなど、お客様のほうで対処お願いします。
こちらからメールをしないということはございません。
携帯メールを使って送られてこられた方への私の返信がブロックされる例が多発しています。こちらでは対処のしようがありませんので、ご自身の設定を確認お願いします。
メールアドレスの入力ミス(打ち間違い)も過去ございました。再度フォームから入力をしてみていただくのも一案です。
これまで出版していただいた本がどんどん絶版になっています。原料高で増刷もないとのことです。新品でまだ購入できる本をまとめてあります。サインもいたしますのでご希望の方は ↑ からご連絡くださいね。
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