2018年4月23日月曜日

4月の台湾旅行記 その1(奇古堂)

2018年4月10日(火) 

前回同様、静岡空港19:30発のチャイナエアライン。桃園空港、21:55着。

今回は、ホテル+空港往復送迎付きのプランを申し込みました。
空港往復送迎は、混載です。

静岡空港だけでなく、小松空港からの方とも一緒のバスで、日本語ができるガイドさんが、市内までの道中、パンフレットなどをくださって、旅の注意点などを話してくれました。

私のようなまったくのフリープランの人で、オプショナルツアーを申し込みたい人はバスの中で希望のプランを申し込めます。
なるほど、ガイドさん付きの空港往復がつくプランっていうのは、こういう感じなんですね、初めての体験なので、勉強になりました(^_^;) 

私たちのホテルは、西門駅と龍山寺駅の中間にあるホテル。
ハイランクではありませんが、想像していたよりよかったです。
ただ、トイレットペーパーが流せないのがネック…これはこのホテルに限ったことではないのですが。 
疲れていたのですぐに就寝。明日から精力的に動きますよ~。 


4月11日(水)晴れ 

この時期なら、まだ夏前なので、ちょうどいい気候かと思いきや…あ、暑い!!!
天気予報は最高30度。朝の時点でもう蒸し蒸ししていました。
当然、洋服は半袖。 

最初に訪ねたのは、お茶好きの間で有名な「奇古堂」さん。

中国茶の先生から、ぜひ行ってみてくださいとお勧めされたお店です。
なんと朝8時から営業!!!(う、うれしい…) 

以前、日本にお店を出されていたこともあるそうで、沈先生は80歳を過ぎているとは思えないほどお元気。
日本語もペラペラ(「あなた方よりずっと前から日本語を話しています」と言われて、そうですよねーと、納得^_^; 
日本の大学でお茶を教えられたこともあるそうです)。

日本語でお茶のことを話していただけたのは、本当にありがたかったです。

 



沈先生は「エコ茶」を提唱されています。
沈先生が選んだ良質のお茶、一煎目をこぼしたりしないで、ほんの少しの茶葉を、小さな急須で、何煎もいただく。
時間も計らない。淹れ方にもこだわらない。
姿勢を正して、変化していく香りをゆっくりと吸い込んで愉しむ。 

水(お湯)をむだにせず、良質の茶を無駄にしないで何煎もいただくことで、お茶にも、生産者にも感謝を表す。
良質のお茶は高価ですが、ほんの少しの茶葉(1グラムでよい)を5煎でも10煎でも飲むので、結局は安く味わえるんですよ、と先生。 
 「これが1グラム」 


 
次のお茶は0・8グラム。その次のお茶は0・7グラム……だんだん少なくしていきます。

少ない茶葉だからといって、味が薄くはなりませんし、何煎でもいけるのは、お茶自体がすばらしいから。

一緒にお菓子なんか食べなくても、どんどん変わっていくお茶の味だけで心は満たされるんですよ…。

確かにそうでした! 先生の一言、一言が、しみいります。

こうでなきゃいけないという既成概念にとらわれずに、自由に愉しめばいいんだ、と思えたら、肩の力が抜けてラクになりました。
もともとかたくるしいのが苦手な私、先生のエコ茶のお考えには共感できる部分がたくさん。
沈先生、ありがとうございました。

その2につづく