2018年4月26日木曜日

4月の台湾旅行記 その4(迪化街)

台湾旅行記、迪化街散策のつづきです。

迪化街で、お茶好きなら、ぜひ行ったほうがいいとお勧めされていた「新芳春行」へ。
ここはお茶の博物館になっています。 



 
台湾のお茶貿易は、1860年に淡水が開港させられたあと、イギリス人商人ジョン・ドットから始まったといわれています。

台湾茶輸出の利益に目を付けて、李春生(英語が堪能だったため貿易仲介人となった。
台湾の茶産業に貢献した人物で、台湾茶の父と呼ばれる人)とともに、貿易を始めたのです。

製茶工場は、迪化街ではなく、迪化街のはずれにたてられて、この「新芳春行」も、昔は製茶工場だった建物で、当時は台北でも最大の茶工場だったそうです。 

建物は三階建て。三開間三進(間口が三間、奥行き三間)の造りで、約500坪。
製茶工場兼自宅だった当時がわかるように再現されているので、台湾茶の歴史を、製茶業者の生活とともに垣間見ることができるのがいいですね。 




 
一階は、このあたりの茶貿易の歴史や行商人のエピソードなどを伝える展示で、奥には焙煎室や選別室といった部屋があります。
プロジェクション・マッピングで、どのように作業が行われていたかがわかる工夫もさすがです。 



 ↑二階は、2016年の台湾ドラマ「紫色大稻埕」の撮影セットが残されています。
舞台は、日本統治時代の台湾、1924年。
見たいな~~~~。



 ↑三階は、この建物を政府に寄贈した王さんの家の生活風景が再現されているとのこと。
ドラマの撮影セットの続きかと思ったくらい、上品でオシャレ。
茶業で豊かな生活を送っておられたのでしょう。


↑ 品茶卓。おもしろかったのは「一進(住宅の玄関側)」と「二進」をつなぐ「穿心廊」。

茶業では重要な空間の一つで、各地から運ばれてきた茶葉を検品、選別する作業に使われていた場所だそうです。
茶葉を置く「品茶卓」(テーブル)は当時のものみたいです。 

お茶好きなら、ここで一日過ごすこともできるほど、充実した博物館です。
ここが無料なんて…うれしすぎます。 

後ろ髪引かれる思いで「新芳春行」をあとにし、来た道を引き返し(迪化街を「北門駅」のほうへ)、遅いランチをどこにしようかと悩みます。

が、さきほどいただいた杏仁豆腐と豆花がまだ消化されておらず^_^;、夜は小龍包のお店に行くことにしていたので、食事はしないで、茶館で軽くお茶をすることにしました。 

オシャレにリノベされた茶館はいっぱいあって迷ったのですが、「南街得意」にしました。一階が茶道具を主とする雑貨屋さんで、中庭をはさんだその奥も雑貨屋さん。


茶館は手前(一進)の二階にあります。  

モダンすぎず、ちゃんとレトロを残しているところがにくい。
この茶館は「民藝埕」の二階にあるのですが、ほかにも「小藝埕」「眾藝埕」と、「○○埕」と名前がついた複合ビルがあり、それらはみな、歴史に造詣が深い台北市出身のオーナーが運営する世代群(Sedai Group)が手がけていると知り、納得!!!(どのビルもリノベの雰囲気が似ているんですよね) 

とはいえ、台北ナビの記事によると、「よい物を作っているだけではダメです。物作りや活動の経緯(ストーリー)、そしてその人となりが大切です。そして、この地域の伝統産業と関連するようなものが好ましい」という思いがあるとのこと。
奇をてらって目立つのではなく、温故知新の精神で溶け込む…そんな感じを受けました。 




 
窓辺が雰囲気があってよかったけれど、暑そうだ(^_^;) ってことで、中のほうの席へ。

日本語のメニューがあり、また、茶葉見本を入れた瓶を持ってきてくれるのもうれしい。
私は文山包種、友達は東方美人を。
お茶菓子もいろいろついてきました。

ちょこっとをいろいろ、の茶菓子が女子心をつかみますね。

暑かったので、冷たいお茶が飲みたかったけれど、メニューにないので…(-_-;) 

汗をせっせとぬぐいながら(笑)飲みました。

ここも、気づいたら周りはみんな日本人でした^_^;(日本のガイドブックに載っていますものね) 
さし湯もたっぷりあって、まったりくつろぎましたよ。 

その5につづく