2020年1月8日水曜日

長崎・佐賀旅行③ ハウステンボス

長崎・佐賀旅行記のつづきです。


私が泊まったウォーターマーク・ホテルは、ハウステンボスの入園ゲートからは遠い、一番奥にありますが、送迎バスも出ていますし、何より、私が行きたかった「パレス・ハウステンボス」のすぐそばなので、私にとっては都合がよかったです。 


 
入り口で枯葉を集めているスタッフが作った心憎い演出。
ハウステンボス 2019.11.19(私が訪れた日) 

と書いてあるのがわかりますでしょうか? 
これに気づかず、ちょっとふんづけてしまった私です…(。-∀-) 


 
パレス・ハウステンボスは、17世紀にハーグの森に建てられ、現在はオランダのベアトリクス前女王のお住まいになっている宮殿の外観を、オランダ王室の特別のご許可をいただいて忠実に再現したもの。

ベアトリクス前女王の宮殿を、オランダ市民は愛情をこめて”ハウステンボス(森の家)”と呼んでいたそうで、その名をこのテーマパークの呼称として使うことを王室が認めてくれ、その宮殿の再現のための実測にも応じてくださったのだそうです。 

なぜそこまでの信頼関係が築かれていたのかというと、HPには、長崎オランダ村がきっかけだったと書いてありました。
大人気を博した長崎オランダ村は両国の文化の懸け橋となり、オランダ王室や政府から認められる存在になっていたので、ハウステンボスの企画がスムーズに運んだようです。

時計ひとつに至るまで、忠実に再現されているとのことで、そのあたりはHPの説明をご覧ください→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/special/palace_huistenbosch.html 


 
宮殿内では、美術作品の収集をライフワークとする八木英司氏が約35年かけて収集した、ルノアールや円山応挙などの、西洋と東洋の巨匠の作品約90点が展示してありました。

これはかなりの見ごたえがありましたよ。ここもパスポートだけで見れるんですから、ハウステンボス、あなどれませんね。 

上の写真は宮殿裏にある、オランダ・バロック式庭園です。
この庭園は18世紀、フランスの造園家ダニエル・マローがオランダの宮殿のために設計したものの、実現はしなかった「幻の庭園」だそうで、保存されていた図面をもとにハウステンボスが甦らせたものだとか。

300年の時をへて実現した庭園…なんともロマンチックですね!
でも、寒くてとても奥まで歩いていく気力がなかったです…。

夜のライトアップの時にまた来ようと思っていましたが、それも、疲れ果ててしまって諦めました。次の機会のお楽しみですね(;^_^A 

見たいところはまだまだあるので、ピッチをあげて!

宮殿のあとは、「ポルセリン・ミュージアム(磁器美術館)」へ向かいました。
有田陶器市を目的に佐賀を訪れた私たちなので、陶磁器のミュージアムは外せませんよね。 有田、伊万里の磁器は遠くヨーロッパへ輸出され、人々に愛されました。

の後、模倣されるようになり、ヨーロッパの磁器発展に大きな影響を与えたのです。
そうした歴史を知ることができるのですが、子どもにもわかりやすい説明が随所にほどこされていて、それを読んでるだけでもためになるんですよね。 

このミュージアムで度肝を抜かれたのが「磁器の間」。鏡張りの壁、全部に磁器がびっしり!!! 




 
ドイツ・ベルリンにあるシャルロッテンブルグ宮殿の「ポルセレイン・キャビネット」を再現したものだそうです。 
当時、高価だった磁器を約3,000点も飾りつけた富と権力の象徴ともいえる空間。
西洋美術の中に、燦然と存在感を持つ東洋の磁器が溶け込んで、人々を圧倒します。
ハウステンボス、すごすぎる…。写真も自由に撮っていいんですよっ!
もう、お友だちと二人で、興奮して何枚も撮ってしまいました!!! 


 
日が暮れてきて、だんだん、園内もライトアップが始まりーー”光の王国”へと変化していきます。 

またアムステルダム・シティへ来ました。
色とりどりの傘が並ぶ、アンブレラ・ストリートは、夜になると明かりがついて、幻想的な雰囲気になります。 



 
アンブレラ・ストリートにある「ショコラ伯爵の館」へ入ります。
カカオで財を成したちょっと変わった伯爵の不思議な館、という設定。
館内、どこもかしこもチョコレート、チョコレート色です。
チョコレート色のドレスも着ましたが、恥ずかしいのでここではアップしないでおきます(笑) 




 
チケットを購入すると、ホット・チョコレート(蛇口から出てくる~~~♪)と、チョコレートがもらえます。 

外はすっかり暗くなり…美しい光の街は、昼間とはうってかわった姿。
ハウステンボスは、夜に来るといいですね~。

クリスマスだったから、よけいにきれいだったかも。
ただ歩いているだけでも楽しい(≧▽≦) 園内に一泊する計画を立ててよかったです! 








 


歩き回りながら、「ギヤマン・ミュージアム」も訪れました。
江戸時代、日本で”ギヤマン”と呼ばれていたガラス。
その語源はオランダ語の「ダイヤモンド(DIAMANT)」にあるとか。
ミュージアムには、世界各国から集めた贅沢なガラス製品が飾られており、まばゆいばかりです。 





 
上の写真の、豪華絢爛なシャンデリアは1840年代にフランスで作られたもの。
幅2.2m、高さ3.5m、重さ750kg。4628個のガラスパーツと、65個のガラスの火屋から作られているそうです!
今やここまでの透明感をもつガラスは製造できないといわれる逸品とのことで、これまた、シャンデリアの写真も何枚も撮影する私たち…(笑) 

夜7時に、事前予約していたレンタカーの手続きのため、入国ゲートまで急いで向かいます。明日の朝、レンタカーで有田へ移動するためです。 
レンタカーを駐車場に移動したあとは、さすがにもう歩きたくなかったので、ドルトームンまでクルーズ船に乗りました。

酔うかなと思いましたが、本当に短い距離をゆっくり走るので、大丈夫でした(;^ω^) 
そして、昼間にのぼった展望台に、再びあがりました。
これは――!!!見る価値ありですね! 



 
ホット・チョコレートでおなかもまだ減ってないし、そんなにはいらないね、ってことで、夜ごはんは軽くミニちゃんぽん。
お土産も買っていたら、巡回バスの最終便に間に合わず…(;O;)

疲れ切った身体に鞭打って(笑) ホテルまで歩いて帰りました…。 



  ↑途中、お高くて手が出ないホテル・ヨーロッパの、ロビーだけでも堪能しよう!と、入ってみました。さすが、クリスマスデコレーションもゴージャスです。 


ふらふらになって、やっと、ウォーターマーク・ホテルに到着。
イルミネーションが、お疲れ様、って言ってくれているようで心が安らぎました(笑) 

「ハウステンボス」は、東京ディズニーリゾートに匹敵するほどの広大さ。 
無理はしないようにしようね!と言いながら、結局は閉園ぎりぎりまで歩き回ってた私たち…(^▽^;) 

なんと、2万歩以上歩いてました(。-∀-) 
きつかった…。
その夜、私の両足は湿布にくるまれましたよ(旅行の必需品!!) 



 
ハウステンボスのお土産。 

 (つづく)