2024年1月14日日曜日

京都さんぽ①ヴォーリズ建築を訪ねて



息子が岡山にいるので、前日から泊めてもらったのですが、仕事終わりの息子と落ち合うのが夜だったため、日中は京都に寄り道しました。

今回はヴォーリズ建築の建物を2軒、回りました。

まずは公開日が限られている「駒井家住宅」へ。ちょうど公開日に当たりラッキーでした。



京都市指定有形文化財。
「日本のダーウィン」と称され遺伝学等に大きな功績を残した駒井卓博士(京都大学名誉教授)の私邸で、1927年の建築。

見学には予約が必要です。木々が生長し、外から全容が見えない(^^;



門から入っていきます。



入り口。



入り口を中側から見たところ。




こちら、入り口とは反対側、庭から見た建物。

当時アメリカで流行していたスパニッシュ様式をベースにしながら、和瓦を使うなど周囲との調和も考えながら設計したとのこと。

これって、静岡市で私がお茶会をさせていただいている旧宣教師館「ミス・カニンハム」と共通していますね。静岡市にはもうひとつ、ヴォーリズ建築の旧マッケンジー邸があるのですが、そことこの駒井家住宅はそっくりです。
ミス・カニンハムと旧マッケンジー邸について書いた日記はこちら

ヴォーリズのスパニッシュ様式の建物は、以前訪ねた近江八幡にもあり、その時の日記は↓




1階。窓辺の造り付けのベンチ。こういうの、自宅に欲しかったんですよね・・・実現できてないけど(-_-;)

光がよく入ってくる気持ちのいいお部屋。奥のサンルームもいいなあ。




和室もあります。障子戸の外側に、洋風の窓がすえられているので、外から見ると、この部屋が和室とはわかりません。
普段は着物で過ごしていた博士夫人の希望に応えたものだと考えられています。




キッチンの作業台。ここでパンをこねたりしたのかな。夫人の背丈に合うようにしたと思われ、高さは低くて私にもぴったり(笑)→欲しい!!




二階への階段。階段下収納は、住むことを考えたら必須ですよねー。
着物でも上がり下りしやすいように段差が低くなっているのも、ヴォーリズの配慮と考えられます。



収納はこんなところにも・・・。

二階にあがります。



先ほどのサンルームの上がこうなっています。
採光抜群。ここで一日、本を読んでいたい・・・(≧▽≦)
東のほうに比叡山と大文字山が見えるそうですが、雨でまったくわからない・・・。



博士の書斎。本だなには研究のための本など、当時のものがびっしり。

あいにくの曇りで途中から雨も降ってきたのですが、しっとりした環境で見るのもいいですね。

見学後は、てくてく歩いて「哲学の道」へ。ここを歩くのはもしかして高校時代の修学旅行以来かも、と記憶をたどる・・・( ;∀;)












紅葉が、終わったのか、これからなのか、よくわからない枯れた感じ。

ここまで歩いてきた目的は、ヴォーリズ建築のカフェ「ゴスペル」。



大きい!



建てられたのは1982年とのことで、意外と新しい。なので、ヴォーリズ本人は関わってなくて、その志を継いだヴォーリズ建築事務所が設計。
二世帯住宅として建てられたようです。

2階がカフェです。予約不可。塔の部分でお茶したいと早めに行きましたが、すでにお一人、並んでいたのでこれは無理だなと。でも、その方が声をかけてくださり(その方も一人旅)、一緒にいかがですか?と声をかけてくださったため、お言葉に甘えて♪ 一緒に塔の部屋へ~~~(≧▽≦)










これが塔の部屋。tower room、『アンの幸福』に出てくる柳風荘のアンの部屋を思い出します。



朝ごはんはいつも食べないのでおなかはすいていたけれど、このあとアフタヌーンティーを予約してあるのでランチはせず、スコーンセットを注文。
ご一緒した方も同じものを頼んだので、並べて撮ってみました!



四角で、パンみたいな感じでした。添えられていたのは生クリームとブルーベリージャム。小さく見えますが、意外とボリュームがあり、2個食べたらお腹がいっぱい。
これではアフタヌーンティーは食べられないので、このへんを歩いて消費します。

これまで私が訪ねたヴォーリズ建築の日記は以下です。

旧神戸ユニオン教会を訪ねた時の日記はこちら






(京都さんぽはつづく)


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