先週、地紅茶学会主催の「紅茶製造実習」が静岡県菊川市であり、参加させていただきました。
地紅茶学会は、地紅茶(日本自生の茶の木から作られる紅茶)を研究し、さまざまな形でさかんにしていこうという集まりです。
お茶農家さんや茶研究家だけでなく、私のようなただ紅茶が好きな民間人もたくさん会員になっています。
毎年場所を変えて開催されている「全国地紅茶サミット」の世話人の方が発起人で、2年前に設立されたばかりの会です。
日本の紅茶(地紅茶、和紅茶)好きの方、会員になりませんか?
全国地紅茶サミットは、私も2012年の岡山県高梁市の時からほぼ毎年、来場させていただいてます。
サミットを目的に、行ったことのない場所を旅行するのはとっても楽しい!
今年は12月6・7日、長崎県対馬市で開催とのこと。
対馬までは行けそうにないけど、来年2月に静岡県島田市で行われる次の地紅茶サミットには行く予定です。
さて、地紅茶学会の紅茶製造実習の話です。
紅茶の品質を高めるために毎年行われているそうで、昨年までは丸子紅茶の村松二六さんの茶工場で行われていました。
しかし、二六さんが昨年お亡くなりになり(いまだに信じられない私なのですが・・・)今年は県の試験場を借りての実習となりました。
会場の静岡県農林技術研究所茶業研究センターは、100年以上の歴史のある茶の研究施設です。
今年の3月にあらたに生まれ変わり、ChaOI-PARC(チャオイパーク)という名称で呼ばれるようになりました。
なんの略称かというと、Cha Open Innovation Practical and Applied Research left、だそうです!
建て替えられる前の研究センターには、私、和紅茶の取材でおうかがいさせていただいたことがあります。
建て替えられた施設の、立派できれいなこと!!

昨年私が企画から販売までさせていただいた赤毛のアン・ティーをケースの中に飾ってくださっていました(*^-^*)
なぜかというとChaOI PARCが関係するChaOIフォーラムの会員になっているからなんです。
地紅茶学学会同様、お茶好きの一般の方でも会員になれるので詳しくはこちらをご覧ください。会員登録は無料です。
取材がなければ、私のような一般市民がお世話になることはまずありませんが、ChaOI PARCは夏休みなどに茶摘みや手もみ、お茶の試飲などができるオープンイベントを開催しているようなので、ご興味のある方はチェックしてみてください。
静岡県はこれまで緑茶一辺倒でしたが、時代の流れに順応すべく「発酵茶ラボ」という、発酵茶(ウーロン茶、紅茶)製造技術の普及そして新商品開発のための施設整備と貸し出しを始めました。
発酵茶ラボにはずっと行ってみたいと思っていましたが、私は紅茶の製造者でもなし(^-^; 機会がありませんでしたので今回とても楽しみにしていました。
発酵茶ラボはもうできてから10年以上たつんですね!
月日の早いこと!
で、愛称も「ChaOIファクトリー」となり、発酵茶を含めた新商品開発研究施設となりました。
緑茶の製造機械を紅茶に代用するのは、よい紅茶にはできれば避けたほうがよいとされているので、わざわざこの八紅茶専用施設を借りて紅茶を作る農家さんもおられますし、大学や今回の地紅茶学会のように紅茶試作のために施設を借りる団体も多いようです。
専属のスタッフの方が立ち合ってくださるので、機械の操作方法なども慌てることなくできるとのこと。
今回は、カネトウ三浦園の三浦さん(和紅茶界でも知られている)が加わってくださったのと、お茶の権威・武田先生も同席、お話をしてくださったので、とても贅沢な時間となりました。
茶葉は、菊川の井村園(こちらも和紅茶界で有名な)の井村パパさんが摘んできてくださった「べにふうき」。
時期的にもう茶葉は硬くなってしまってなかなかに苦労されていました。
茶農家さん、和紅茶ファンの方など20名近くが参加されていて、実際に茶葉にふれたり、機械に茶葉を投入したり回収したりといった作業も私たちにも手伝わせてくださったので、見ているだけではわからない機械の作りや、製造の流れなども知ることができました。
朝8時半から夕方4時まで。どうしても紅茶づくりは時間がかかってしまいますが、紅茶好きの方が集まっているので、当日は30度を超す暑さにもかかわらず交流も含め、楽しく過ごすことができました。
できあがった紅茶は、参加者さんが製造し持参した紅茶と並べてテイスティング。
そして、お土産としていただくこともできました。
2週間くらい置いておいたほうがいいのですが、我慢しきれず開けて自宅で飲んでしまいました(^-^;
自宅でのティータイムのお供は”天空の抹茶”を使ったマフィン。杏林堂薬局さんのオリジナル。
”天空の抹茶”というのは静岡県の小柳津清一商店さんが扱っている、県内の寒暖差が大きい山間地域で栽培された、一番茶で作った抹茶で、商標登録がされているようですね。
菓子メーカーがこの抹茶を使った限定商品なども出しているので見たこと、食べたことのある方もいらっしゃるのでは?
世界的ブームになっている抹茶、海外ではそのまま飲むというより、ラテなどに加工されることがほとんどなので、もっと本当の抹茶を知ってからにしてほしいと思うのですが。
あるいは加工するなら煎茶(濃茶)でもいいわけで、この機会に煎茶をばんばん営業するのも手なのではと思ったりもします。実際、煎茶も売れているようです。
私自身はお茶も抹茶もそのまま飲むのが好きだし、だいたい、抹茶を使ったお菓子のほとんどが抹茶の味がしなくて、かえってプレーンのほうがおいしかったりしますし、緑色を出すためにクロレラ入れてたりするので(^-^; 積極的には抹茶菓子は買いません。
今回はセールになっていたので買ってみました。やはり抹茶の味がしない、もったいなさを感じるお菓子でした。
お菓子といえば、先日、探していたお菓子をやっと見つけたので買ってみました。
COOPの五三焼きカステラ。
これ、テレビの「サタデープラス」のひたすら試してランキングというコーナーがあるのですが、カステラひらすら試してランキングの総合一位になったものです。
カステラを買って食べるほど好きなわけではないのに(^-^; 審査員の方があまりに絶賛していたのでメモしていました。COOPはよく行くので、そんなに絶賛するなら買ってみようかな、って思って。
でもどこのCOOPにもなくて、本当に売ってるの?って思ってました。
すっかり忘れた先日、レジ横に置いてあるのを見つけて、あ、これだ!とひと箱購入。
食べてみると、確かにおいしい。これは納得ができました。
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★★10月29日(水) ロンドンのお茶会@浜松市
ロンドンツアーのお写真をお見せしながらイギリスの魅力をお伝えします。
午前の部、午後の部ともキャンセル待ち受付中です。
参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有
★★11月20日(木)ヴォーリズのお茶会@静岡市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。会場の旧宣教師館ミス・カニンハムは、ヴォーリズの建築です。通常は非公開。
午前の部 10:30~12:00 空きあり
午後の部 13:30~15:00 残席2席
参加費:3,000円
会場:静岡英和女学院旧宣教師館ミス・カニンハム(静岡市葵区西草深町34-13)駐車場はありません。
★★11月26日(水) ヴォーリズのお茶会@浜松市
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの来日120周年にあたる今年。彼が手がけた建物を中心にその魅力をお伝えします。
13:30~を予定していますが、ご希望が多ければ午前も開催します。
参加費:2,800円
会場:浜松市入野の個人宅 駐車場有
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こちらからどうぞ(goole form) 。返信はパソコンのフリーアドレスになります。受信拒否設定されていると返信メールが届かないので、数日たっても返信がない場合はお手数ですが設定を変更されるなど、お客様のほうで対処お願いします。
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携帯メールを使って送られてこられた方への私の返信がブロックされる例が多発しています。こちらでは対処のしようがありませんので、ご自身の設定を確認お願いします。
メールアドレスの入力ミス(打ち間違い)も過去ございました。再度フォームから入力をしてみていただくのも一案です。
これまで出版していただいた本がどんどん絶版になっています。原料高で増刷もないとのことです。新品でまだ購入できる本をまとめてあります。サインもいたしますのでご希望の方は ↑ からご連絡くださいね。
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