友だちが車で、私が行きたいとリクエストした遠野へ連れて行ってくれました(*^-^*)
友だちの家の近く、矢幅駅に泊まったんですが、学生の時に遊びに来た時はものすご~~~い田舎だったのに、今回行ったら都会になってました。びっくり!!!
病院ができて変わったんだそうです。
遠野はずっと行きたかったところ。
柳田国男の「遠野物語」によって、民話や伝承の里、民俗学の先駆けとして有名になりました。
私、中学(?)の頃に読もうとしたけど、なんだかおもしろさがわからず断念。
今もそのまま読まずにおります(-_-;)
朝ドラ「どんど晴れ」の舞台でした。2007年の放送。
観ていたけどあまり記憶がない・・・
宮本信子さんは、この「どんど晴れ」のあと「あまちゃん」、そして朝ドラじゃないけどNHKで放送された「母の待つ里」、どれも岩手が舞台のドラマに出演されました。岩手の方言ももう苦労もなく自分なりに話されているようです。
「母の待つ里」、よかったですね。ああいう終わり方になるとは!

いい天気です。爽やかに見えるかもしれませんが、遠野は盆地で蒸し暑い。
ただ立っているだけでだらりと汗が噴き出してきます。
弘前も盆地、盛岡も盆地、そしてここも。
東北なら涼しいかと思いきや、盆地にばかり行っていたので、下着までびっしょり汗まみれの旅行でした(;^ω^)
遠野の伝説の中でも忘れてはならないのが「カッパ」です。
カッパの像、一度素通りしてしまいました・・・。あまりに溶け込みすぎてる(笑)
ただ、車はたくさん停まっています。貸し切りで何かやっている気配。
ドラマか映画の撮影のようでした。
友だち、前もここに来た時、臨時休業だったそう。縁がないってこういうことなんですかね(^▽^;)
仕方がないので、同じように古い建物を集めた「伝承園」に行くことにしました。規模は小さいけれど十分楽しめる民話村です。

植木がカッパだ!

遠野の家は、去年訪ねた仙台の「みちのく杜の湖畔公園」にも移築保存されていました。その時の日記はこちら。
わざわざ見なくてもいいくらい、古い民家はたくさん見てきましたが、ここは遠野に伝わる民話についても詳しく知ることができます。
馬と娘との愛を描いた民話が「オシラサマ」
悲しくも美しいお話です。
遠野の民話の中で私たちも知っているのは、カッパ、オシラサマ、そしてザシキワラシ。

地元のおばあさんが作ったという、繭を使ったカッパの置物。
かわいいのでお土産に。
私はTシャツをお土産に買うことはめったにないのですが、このデザインが気に入って買ってしまいました。
『遠野物語』って、遠野に住む佐々木喜善から聞いた話を、柳田がまとめているんですよね。
佐々木喜善は小さい頃から昔話や伝説を聞いて育ち、のちに民俗学者になった人です。
この伝承園には佐々木喜善記念館があり、彼のことがよくわかる資料がたくさんあります。
しかし、佐々木喜善が有名になったのは柳田國男のおかげともいえます。
すでに近代日本における民俗学者として有名だった柳田に出会い、協力者になることで、民俗学発展に大きく貢献することになります。
高い学問教育を受けたわけではないものの、フィールドワーク(現地調査)や資料収集の質は高く、学問的アプローチ能力にもたけていたようで「日本のグリム」とも呼ばれています。
柳田との出会いは1909年で、今から116年前。
『赤毛のアン』の出版が1908年ですから、その翌年ですね。
佐々木は評価はされて各地の民話を収集して回ったものの、財政的に困窮し、54歳で亡くなったそうです。
彼のように成した業績はすばらしいのに知られていない人がたくさんいますよね。
この伝承園のそばに、カッパ淵という、カッパが出るとされる場所があります。
きゅうりをえさに、カッパをつかまえたい人は伝承園で「カッパ捕獲許可証」を買います。
許可証をもらったので、心置きなくカッパ釣りをいたしましょう。
許可証をもらったので、これを持ってしばし、カッパが現れるのを待ちます。

妖怪というより、神さま的なカッパ様。
カッパは捕まえられなかったので・・・・というか、蒸し暑いのと蚊がこわいのとで早々に諦めました(^▽^;)
アイスクリームをいただきました(笑)
かっぱ模様のスプーンは抹茶味。
あまりにかわいらしいので、洗って、スプーンをお土産に持って帰りました(^-^;
伝承園に戻り、お昼はそばをいただきました。東北の山間地に行ったなら、そばでしょう!
伝承園名物のかっぱ焼きもお土産に。桑入りの生地で緑がかってます。
遠野らしい風景を回ってもらいました。
もののけ姫のイメージそのものの、うっそうとした森のあちこちに、羅漢様がいるのです。
神聖な空気が漂っていました。

新花巻駅まで送ってもらう途中に立ち寄ってもらった「道の駅みやもり」
「めがね橋」に隣接しているため、鉄道ファンや宮沢賢治ファンが訪れます。
「宮守川橋梁(通称:めがね橋)」は、昭和18年に完成した5連のアーチが連なる鉄橋。
現在はJR釜石線が通っています。
この橋自体は賢治の没後に造られたものだそうですが、かつてこの地を「岩手軽便鉄道」が走っていて、宮沢賢治も乗っていました。
その風景や体験が『銀河鉄道の夜』の着想の一つになったといわれています。
現在、釜石線では冬季を除く土日祝にSL銀河号を走らせているそうで、煙をあげて走るSLがこの橋を渡る姿を見るため、多くの人が来るそうですよ。
見たいですよねー、いや、乗ってみるのもいいか。
新花巻までの道中、釜石線が走ってきました!
助手席から撮影。
SLじゃないのが残念だけど、本数少ない釜石線と遭遇できたのはラッキーです。
新花巻駅で友達とおわかれ。
実は、大人の休日俱楽部パスは12月にも発売されるので、また友達と会う予定です。
今度は宮沢賢治記念館に連れて行ってもらいます!!
新花巻駅では、なんと、仙台のアン友さんとばったり遭遇。
彼女も大人の休日俱楽部パスで来ていました。
根拠はないのだけど、彼女に会えるような気がとてもしていて気になっていたのですが、本当に会えるとは、神さまのお導きですね。
席が空いていたので、仙台まで隣りの席に座って楽しくおしゃべりして帰りました。
12月2日、彼女が主宰する赤毛のアンの読書クラブさんとのコラボで、赤毛のアンのクリスマスお茶会を開催させていただきます。
残席わずかです。お申込みをお待ちしています。
★★2025年12月2日(火)赤毛のアンのクリスマスお茶会@仙台
「赤毛のアンの読書クラブ」さんとのコラボイベントです。
『赤毛のアン』の時代、19世紀末のクリスマスはどんな過ごし方をしてどんな飾りつけをしていたのでしょうか。
アン・シリーズのクリスマスの場面を交えながら、奥田実紀がお話いたします。
アンがお好きな方は物語がさらに深まり、アンにそれほど詳しくなくてもカナダのクリスマスについて知ることができる楽しい機会ですよ。
午前の部 10:30〜12:30 残席わずか
午後の部 13:30〜15:30 満席(キャンセル待ち)
場所:アンティーク雑貨カフェTiTi(仙台市宮城野区鉄砲町中5-8)仙台駅東口から徒歩約10分
参加費 ¥4,500 (TiTiさん特製のスイーツとドリンク付き)
TiTiさんは場所をお借りしているだけですので、お申込み、お問い合わせは私までお願いします。
お申込み、本のお申込等のお問合せは奥田あてに!
こちらからどうぞ(goole form) 。返信はパソコンのフリーアドレスになります。受信拒否設定されていると返信メールが届かないので、数日たっても返信がない場合はお手数ですが設定を変更されるなど、お客様のほうで対処お願いします。
こちらからメールをしないということはございません。
携帯メールを使って送られてこられた方への私の返信がブロックされる例が多発しています。こちらでは対処のしようがありませんので、ご自身の設定を確認お願いします。
メールアドレスの入力ミス(打ち間違い)も過去ございました。再度フォームから入力をしてみていただくのも一案です。
これまで出版していただいた本がどんどん絶版になっています。原料高で増刷もないとのことです。新品でまだ購入できる本をまとめてあります。サインもいたしますのでご希望の方は ↑ からご連絡くださいね。
**インスタグラムやっています。フォローお願いします(^◇^)気軽な投稿はインスタのほうが頻繁です~*** ***フェイスブックはこちら。***
































