三ケ日(みっかび)みかんは静岡県の特産品として有名ですが、ゴールデンウィークのあたりにみかんの花が最盛期になるそうです。
桜の開花が早いと、みかんの花の開花も早いそうで、今年はちょうどゴールデンウィークにあたり、4日に行ってきました。
ワークショップはアロマの半田先生と、みかん農家の外山さんご夫妻で、毎年開催されているそうです。
昨年はコロナで中止になったので、今年はよけいに楽しみにされていた方がたくさんいらっしゃいました。
私は今回が初めての参加。
内容は、自分たちで三ケ日みかんの花を摘み、水蒸気蒸留をして「芳香蒸留水」を作るものです。
三ケ日みかんの収穫体験は以前、させていただいたことがありますが、みかんの花は初めて。
みかん畑に入る前から、風に乗って、もう、みかんの花の香りが漂ってきます。
これが青島みかん(温州みかん)の花。かわいい~清楚~。
きれいな花を摘むなんて、赤毛のアンならかわいそうというところかもしれませんが。
でも、これらの花が全部みかんになったら、栄養が分散してとっても小さくなってしまいます。
大きく甘いみかんにするためには、間引き(摘花、摘蕾)が必要なのですよね。
1時間半ほど、無心に花摘みに没頭。
茶摘みが大好きな私、花摘みもやはりはまりました(;^ω^)
むんむんするみかんの花の香りの中で、ぷちぷちと、何も考えずに摘む作業は精神的にもいいのではないかと私の場合は思います。
チンキにするための花と、芳香蒸留水を作るための花を、たくさん摘みました。
瓶いっぱいに花を入れ、ひたひたにウォッカを入れて、チンキは完成。熟成するまで、冷暗所で保存です。
摘んだ花を容器いっぱいに入れて、蒸留器にかけます。
火を焚いてハーブを下から蒸すことで蒸気が出て、その蒸気を冷やして液体にしたのが芳香蒸留です。
蒸留作業はすべて外山さんがやってくださって、私は見て写真撮っただけ(^^;
芳香蒸留水は、「フローラルウォーター」「フラワーウォーター」「アクアローム」「ハイドロゾル」とも呼ばれています。
紀元前から、薬用やスキンケアに使われていたそうです。
リラックス効果があり、ストレスやイライラも緩和してくれるそうです。
それに、肌の新陳代謝を高め、潤いを与え、キメを整えて肌の若返りの美容効果もあるとのことです。化粧水として使えます♪
バラと並んで世界でも最強の美容系・回復系ハーブがネロリ〔ビターオレンジ(和名:ダイダイ)の花から抽出される精油〕ですが、このネロリは、みかんと同じミカン科ミカン属なので、青島みかんの花の蒸留水にはネロリとほぼ同じ効果が期待できます。
蒸留水ができるまで2時間ほどかかるとのことで、その間に、お昼ごはんと、香水づくり。
みかんの香りがふわっとして、見た目にも鮮やか~(≧▽≦)
カレーもおいしくいただきました。
摘みたてのみかんの花と、みかんの葉を使ったハーブティーも出してくださいました。
こちらも香りがよく、青味のある味がフレッシュハーブらしくて、私は好み♪♪
香水づくりは、ウォッカに、自分の好きな精油を入れて出来上がり。
出来上がった蒸留水をおのおの持参した容器に入れたら、ワークショップは終了です。
蒸留水、チンキ、香水と、お持ち帰りがたくさんあってうれしいことばかり。
余った花がたくさんあったので、こちらもみんなで分けてお持ち帰りしました。
お風呂に入れて、贅沢な香りを楽しみながらのバスタイム。
まだまだ香りは残っているので2日くらい使えるかな?香りの強さには驚きしかありません。
実は私、アロマのアドバイザーの資格があるものの、まーったく活用できていないので、今回ワークショップに参加させていただき、もっとどんどん活用していかなくちゃ、と思いました!