お友だちはお茶が大好きなので、まずは「ふじのくに茶の都ミュージアム(旧・お茶の郷博物館)」へ。
私は何度も行っていますが、いつも一人で行くため、企画展だけ見てサッと帰ってしまいます(^^;
今回はお友だちが一緒なので(お友だちはこのミュージアムは初)ゆっくり、じっくり展示を見て、せっかくなので体験もしてきました。
このミュージアムは、抹茶挽き体験、ブレンド体験など、いろいろな体験メニューがあります。
100~200円ととても安いので、行かれる方はぜひ体験してみてください~。
選んだのは「世界のお茶体験(モロッコのお茶)」です。
私はモロッコには行ったことがなく、モロッコで飲まれているお茶についてはよく知らなかったので、興味深く、おもしろかったです。
モロッコをはじめとするイスラム教圏ではお酒を禁止する宗派もあり、お茶が身近な飲み物だそうです。
もともとモロッコではハーブティーが飲まれていましたが、18世紀頃からイギリスから緑茶が輸入されるようになり、合わさってミントティーが誕生したとか。
緑茶に生のミントと砂糖を入れて、お湯を注いで抽出。お茶に砂糖を入れるのは私自身は好きではありませんが、熱い国では甘いお茶が好まれるようですね。
アッツァイという、決まった喫茶形式があり、家の長がお客様のために目の前で淹れるのだそうです。
もうひとつ体験したのは茶道体験。
いつもやりたいなと思いながら一人じゃなあ、と思っていたので、今回初めて茶室でお抹茶いただきました。
このミュージアムには、小堀遠州という大名茶人が手がけた茶室と日本庭園が復元されていて、これが、お金をかけた見事な復元でして、大きな目玉になっています。
庭園は、1634年に遠州が手掛けた「後水之尾院の仙洞御所の東庭」を復元しています。
池の周りを歩き、舟を浮かべて舟遊びなどをした池泉回遊式・舟遊式の庭園。
池の上に張り出すようにして造られた「空中茶室」は、「向峯居」とよばれています。
下の写真は、向峯居から日本庭園をのぞんだもの。
(つづく)