2022年11月20日日曜日

小京都・角館旅行②


のつづきです。
秋田といえば、稲庭うどん、そしてきりたんぽが有名です。
私はそば派なので、数ある稲庭うどんのお店は通り過ぎ(^^; お昼はきりたんぽ鍋のあるお店がいいなあ、と当たりをつけていたお店に行ってみました。
観光地をあなどっていました、すでに団体客でごった返しており・・・1時間くらいは無理です、と言われました(いやいや、この方々、まだ食べる前だから1時間で終わらないでしょう・・・と心の中で思う)。

どうしようかなあ、そんなに量は食べられないし。と、目についたきりたんぽ焼き。おお!これでいいじゃん!!と頼み、横でぐつぐつ煮込んであるこんにゃくも追加。
日陰に入ると肌寒かったので、あたたかい2品が身にしみました。


↑ 右側のはモンブランソフト。本当はモンブランが食べたかったのですが、もう売り切れと言われてしまいました(!)。そのまま帰ってもよかったんですが、このお店、けっこう武家屋敷通りから離れていて、せっかくここまで歩いてきたのだし、と、仕方なく(?)モンブランソフトに。確かにモンブラン専門店だけあって、コクがあっておいしかったですが、寒かった・・・。
私と同じようにモンブラン目当てに来た女性もがっかりされていて、同じようにモンブランソフトを食べていました( ̄▽ ̄;)





内部を公開している武家屋敷のうち、「角館歴史村・青柳家」を見学。3000坪という広大な敷地で、見所がたくさん詰まっていました。
母屋、武器庫、解体新書記念館、秋田郷土館、武家道具館、ハイカラ館(アンティークギャラリー喫茶)、幕末写真館・・・・

特におもしろかったのは幕末写真館。歴史の本に出てくる著名人から市井の人々まで・・・当時を切り取っている写真って、見ていて飽きないわ~。

もう一つは『解体新書』。
こちらも歴史の教科書で習っただけで”かいたいしんしょ”という言葉だけは今もって頭から離れないですよね?

日本で初めて翻訳された全5冊の西洋医学書で、1774年(安永3年)、江戸で発刊されるやいなや、ベストセラーになったのだとか!! え、医学書がベストセラー???
なんだか信じられませんが、衝撃的だったかららしいです。初めて正確な人体解剖図の付図がついていたということが。

そして、この本って、翻訳書だったんですね(@_@) 翻訳したのは、杉田玄白(うんうん、この名前は覚えている)、前野良沢等。え~~???共訳だったの???これまた驚きました。

人体解剖図を描いた画家が小田野直武という角館の武士だったそうで、ここで角舘とつながりました。
青柳家と小田野直武は姻戚関係にあり、何度も互いの家の間で養子縁組みや婚姻関係を結んでいるそうです。この小田野直武という人物がなんだかとても興味深く。庭にも彼の人生を絵入りで紹介したパネルが並んでおり、しみじみと読みふけってしまいましたよ。

何度も歴史の本で見ていた解体新書の絵を描いた武士のことまで考えたこともなかったです。





青柳家のカフェに、秋田犬の「武家丸」くんの写真が飾ってありました。ここで飼っているんですか?と聞くと、近くの土産店「さとくガーデン」にいるとのこと。
そのお店、さっき入って、こけしガチャやったところでした(^▽^;) 全然気づきませんでした(駐車場の奥にいるそうで、それで気づかなかったのかも)。
というわけで帰り道に立ち寄ると、運よく(散歩とかでいない時間もあるそうです)武家丸くんと会えました(≧▽≦) 
か、かわいい・・・。



お土産は安藤醸造のしろだしぬれおかきと、もろこし。もろこしは秋田の伝統菓子なんだそうです。主原料は炒ったあずき粉を使用した打菓子。
とうもろこしの”もろこし”じゃなかったんだ( ̄▽ ̄;) 初めて知りました。
小麦粉を使っていない!グルテンフリー!! うれしい!!
生もろこし、焼きもろこしなどいろいろ食べ比べができました。

写真には撮ってませんが「いぶりがっこ」も購入。干し大根を囲炉裏の上に吊るし、煙でいぶしてから、ぬか床に漬け込んだものが、いぶりがっこ。
スモークしたものは実はあまり好きではないのですが、このいぶりがっこはいけました、ポテトサラダに入れるとすごくおいしい。

伝統工芸品にも心惹かれましたが、とりあえず一旦心落ち着けて考えることにします。ずっと気になっていたら通販しよう。

観光エリアは歩いて回れるほどほどの広さで、日帰り旅に十分でした。春の桜の季節が一番きれいみたいです。桜の時期にまた訪ねたところです。


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