2017年10月2日月曜日

9月のイギリス旅行記 その3

ウォーカーズの直売工場をあとにし、フレイザー城に向かいます。
「フレイザー」家は、スコットランドの歴史ある氏族(クラン)のひとつ。
クランゆかりのお城はスコットランドにた~くさんあり、城めぐりだけしていても、いくら日数があっても足りません。  

小説(現在はドラマ化され話題になっている)『アウトランダー』ファンの私、やっぱりフレイザー城ははずせません(^_^;) 
『アウトランダー』をまだご存知ない方は、ぜひ、小説か、DVDになっているドラマを見ていただきたいです!!!(力説) 

ただし、大人向けの恋愛小説で、濡れ場が激しいのでお気を付けてくださいね。  

ただの恋愛小説なら興味はありませんが…この小説は、タイムトリップ小説で、その舞台となっているのが1745年のジャコバイトの乱の前という、大変ドラマチックな設定。

スコットランドの歴史を知る上で(タータンを知る上でも!)、ジャコバイトの乱は重要なポイントなのです。

主人公のジェイミーは「フレイザー・オブ・ラバット」の当主。
実在する人物ではありませんが、歴史的背景はちゃんとふまえてあります。  

フレイザー城は、フレイザー・オブ・ラバットの居城ではありませんが…なにしろ系統がいろいろあるので…。でも、同じフレイザー一族ということで。  

お城は16世紀後半に建て始められ、花崗岩を使った、難しい技術が必要なお城だったということで、完成までに60年以上かかったんだとか。
完成した時には、建て始めた時の当主は亡くなっていました。  

現在、ナショナルトラストの管理です。
駐車場からお城へ向かう長い歩道。向こうにお城が見えます!! 
いやがおうにも気分が高なりますね~。  

こちらが正面。暑いくらいのよい天気でした!   

館内の見どころもたくさんあるらしいのですが、時間がないので、お庭(ウォルド・ガーデン)だけ見て帰りました(;O;) 
それにしてもとにかく広い!!敷地は140ヘクタールもあるそうです。
映画『クイーン』のロケもされたとか。  

次に向かうのはキリミュア。約1時間のドライブ。

キリミュアには、『ピーター・パン』の作者J・M・バリの生家があります。
閉館が早く、時間的にももう無理なのはわかっていましたが、外観だけでも見たくて車を走らせました。  

付属の駐車場がないので、停めるところを探してさらに時間を使ってしまいました。案の定、もう閉まっていましたが…あれ、電気がついていて、人の声がします!!!スタッフがいます!! 
だめもとでお願いしてみたら、快く受け入れてくれました!!! 

ギフトコーナーの商品を入れ替えていて、まだ時間がかかるので、その間、見ていいよ、と。こんな幸運あるでしょうか!!うれしくて泣きたくなります。
スタッフの方、本当にありがとう!!!  

ケンジントン公園にあるピーター・パン像とは似ても似つかぬ、キリミュアのピーター・パン像。あちらの方々のイメージはこれなんでしょうか…?  

今回は、このあとも楽しみが残っているんですよ。
車で20分くらい、キネットルでお茶を栽培しているスージーさんのお宅にご招待されているんです。いつも一人で動いているので、うれしいひととき(^◇^) 

(その4につづく) 

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