2024年12月13日金曜日

『赤毛のアン』カナダの世界記憶遺産に登録!

11月30日は『赤毛のアン』の作者L.M.モンゴメリの誕生日でした。
今年は生誕150周年という記念の年にあたります。

カナダではこんなうれしいニュースが報道されましたよ♪

『赤毛のアン』の原稿が、国連のカナダ世界記憶遺産に登録されたというのです!!!

登録されたのは、モンゴメリの手書きの475ページと、書き加えた96ページのメモ。



1908年の初版


世界記憶遺産がよくわからなかったので調べてみました。

世界記憶遺産とは

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が主催する三大遺産事業(世界遺産、世界無形文化遺産、世界記憶遺産)の一つ。

ユネスコの世界の重要な記録遺産の保護と振興を目的に、1992年に開始。
世界記憶遺産国際諮問委員会(IAC)での審査を経て2年に1度(審査は2年に1回)登録が行われる。1か国からの申請は2件以内。


対象は
手書き原稿、書籍、新聞、ポスター、図画、地図、音楽、フィルム、写真等


登録された資料については、誰もが容易に参照できるように、これらの資料をデジタル化し、インターネット上で公開することや書籍、CD、DVDなどで出版・頒布することが推奨されている

とあるので、赤毛のアンの原稿を気軽に見れる日が来るということですよね。
うれしいですね!!

すでに登録されている代表的なものとしては

フランス人権宣言、アンネの日記、マグナカルタ(大憲章)、ベートーベン直筆の交響曲第9番楽譜、ヒッタイトのくさび形文字を記した粘土板など


検索していたら「カナディアン・プレス」の記事の最後にこう書かれてありました。(DLで翻訳)

1908年に出版されて以来、11歳の孤児の冒険を描いた『赤毛のアン』は、毎年何千人もの観光客を島に引きつけてきた。

カナダの世界記憶遺産として登録されている、マリタイム(プリンス・エドワード島を含む大西洋沿岸3州)からの唯一の登録は、1946年に映画館の「白人専用」席に座ったことで逮捕された、実業家であり公民権擁護者でもあったヴィオラ・デズモンドのノヴァ・スコシア州での裁判の裁判文書だった。


すごいことなんですよね!
赤毛のアンを少女小説とか子どもの読みものとか下に見ていた方々に、考えを改める機会になってくれるといいですよね。

ヴィオラ・デズモンドさんはカナダの新10ドル紙幣に描かれている方だそうです。
新紙幣になってからのカナダには行っていないので次回行く時はチェックしなくちゃ。(いつになることやら、ですが(-_-;))

ところで、日本で登録されているものはあるのだろうかと調べると、 日本で初めて世界記憶遺産に登録されたのが、山本作兵衛氏の炭坑の記録画および記録文書だそうです。


2011年、福岡県田川市と福岡県立大学が共同で申請。記憶遺産に登録されたのは、福岡県田川市が所有する絵画585点、日記6点、雑記帳や原稿など36点と山本家が所有し福岡県立大学が保管する絵画4点、日記59点、原稿など7点の合計697点です。(HPより


炭坑というと今、日曜日に放映されている「海に眠るダイヤモンド」、どきどきしながら見ています。
知っておかなければならない歴史だと思います。


アンの話に戻ります。

「カナディアン・プレス」の『赤毛のアン』がカナダの世界記憶遺産に登録、とういニュース記事に、ミーガン・フォローズが出ているのを見つけました。


↑ 映画になったすべてをまとめたDVDボックス


写真にあるように、ミーガンは1985年の映画『赤毛のアン』でアンを演じた女優さんなので、それでインタビューを受けているのかなあ、と思いましたら・・・新しいアンの映像が流れています。



audible(オーディブル)と書かれてあるので検索してみると、オーディブルというのは書籍を朗読した音声コンテンツを配信しているサービスだそうです。⇒お恥ずかしいことに知らなかった・・・( ̄▽ ̄;)


それで、昨年、ミーガンが監督した『赤毛のアン』のオーディオブックがリリースされたということがわかりました。何十年かぶりにアンへ戻ってきたミーガン。

ミーガンのこの朗読劇は『赤毛のアン』へのまったく異なるアプローチをしているといいます。

リスナーはオーディオドラマを通して、映画のような、生き生きとした、没入感のある体験をすることができる。

映画やテレビ版とは異なり、モンゴメリ自身の言葉を通して、そしてしばしばアンの目を通して、プリンス・エドワード島の風景をリスナーに思い描かせ、普遍的で時代を超越したテーマや、歴史的背景を思い出させるものだとか。

しかも、エミー賞やゴールデングローブ賞の受賞者を含むオールスターのカナダ人キャストだそうです(お恥ずかしながら私は彼らの名前を知らないのですが・・・)。

サンドラ・オーがナレーションを務め、キャサリン・オハラがマリラ・カスバート、ヴィクター・ガーバーがマシュー・カスバート、そして『ディノ・ダーナ』でエミー賞を受賞した17歳のミケラ・ルチがタイトルロールのアンに挑む。朗読は、効果音とオリジナルの音楽で締めくくられる。

と書いてありました。


ミーガンの朗読といえば、20年以上前に、赤毛のアンの英語教材 「Anne's World」という商品を購入しました。たしかこれについていたCDの朗読はミーガンだったような・・・???

もう手元にないので記憶があいまいですが・・・

とにもかくにも、大人になったミーガンが監督として手掛けたオーディオブックは聴いてみたいですね。英語はわかりませんけど・・・。日本のアマゾンから申し込めるようです。


モンゴメリ生誕150周年の今年、私がオリジナルで製作した「赤毛のアン・ティー」。

クリスマスプレゼントにもぴったりです。

みなさまのおかげさまで、私の手元では完売していますが、以下の3店舗様でまだ在庫があるようです。
この3店舗様で売り切れましたら完全に終了となります。お問合せしてみてくださいね。

Stationery&cafe kushukushu(札幌市)

紅茶専門喫茶「りんごや」(東京都文京区根津)

★Anneの工房立川幸町店(東京都立川市)


さて、私の赤毛のアンセミナーは今年いっぱい、録画したセミナーをオンデマンドでご受講いただけます。この機会にいかがでしょうか。

NHK文化センター浜松教室さんで過去にさせていただいたセミナーは録画してあり、それを配信期間内でしたらいつでも何度でも見ていただけるのがオンデマンド視聴です。

携帯でもパソコンでもネット環境があればOK。入会は不要です。

現在、3テーマ、オンデマンドで見ていただけます。

★★「赤毛のアン」のヴィクトリアン・クリスマス★★


「赤毛のアン」の時代背景は19世紀の後半。本国イギリスはヴィクトリア時代です。
クリスマスの習慣も、この時代に大きく変化します。
アンが暮らしていた当時、どんなふうにクリスマスを祝っていたのでしょうか。
クリスマスツリーとその飾りつけ、プレゼント、そして料理まで、詳しくお話しています。

詳細・お申込みはこちらから


★★モンゴメリ生誕150周年記念 『赤毛のアン』に見るスコットランド★★


『赤毛のアン』の作者モンゴメリの先祖はスコットランドからカナダへの移民です。アンが住むアヴォンリーはスコットランド系カナダ人が集まる村。マシューとマリラの先祖もスコットランド人。アンの物語に色濃く反映されているスコットランドについて学びを深めましょう。

詳細・お申込みはこちらから




★★「赤毛のアン」の魅力再発見!★★


6回シリーズ、それぞれ違うテーマでお話をしています。

ご興味のある講座をセレクトしていただくことも可能ですが、6回まとめていただくと少し受講料がお安くなります。

「赤毛のアン」の魅力再発見!【6回】




≪奥田実紀の赤毛のアン関連書のご購入について≫

ほとんどが絶版となっており、新品で購入いただけるアン関連書は以下の2冊となります。

赤毛のアンA to Z(東洋書林)
アンを知るキーワードをアルファベットごとにまとめたもの

赤毛のアン四季の贈りもの(東洋書林)
バースデーブックといわれているもので、365日、毎日ひとつ、物語の中から、アンの言葉や美しい風景描写が入っています。美しいイラストが散りばめられています。翻訳書 


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携帯メールを使って送られてこられた方への私の返信がブロックされる例が多発しています。こちらでは対処のしようがありませんので、ご自身の設定を確認お願いします。
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これまで出版していただいた本がどんどん絶版になっています。原料高で増刷もないとのことです。新品でまだ購入できる本をまとめてあります。サインもいたしますのでご希望の方は ↑ からご連絡くださいね。


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