2024年12月27日金曜日

浜離宮恩賜庭園の秋

劇団四季さんのミュージカル「赤毛のアン」を見に行ったことを書きました

観劇の前、以前から行ってみたかった浜離宮恩賜庭園に立ち寄りました。



12月初頭とはいえ、今年は暖かい日が続き、紅葉が遅れていましたね。
外堀沿いのイチョウ並木がきれいで、行った時間帯がよかったのか、光の具合もいい感じ!

浜離宮恩賜庭園のあるこの場所はもともと将軍家の鷹狩りの場所でした。

1654年徳川綱重が兄の4代将軍徳川家綱より邸地を与えられ、江戸湾の一部を埋め立て屋敷を建てたことから歴史が始まります。







都会の中のオアシスとはこのことですね。
近代的なビル群と日本庭園のアンバランス。調和している、とは私には思えないのだけれど・・・

この池には海水を引き入れていて、潮の干満で池の趣が変わるようになっているそうです。
都内にある江戸の庭園では唯一、現存する海水の池だと、パンフレットに書いてあります。





紅葉は散り始めてはいましたがいい感じ。
紅葉する木々はひとかたまりにはなっていないものの、赤や黄色の葉がポイントとなって趣深くしてくれてます。










サギがじっと池のほとりにたたずんでいました。
日の感じが、もう夕暮れみたいです。冬は日ぐれが早いので寂しいですね。


江戸初期には甲府藩の下屋敷として使われ、第11代将軍徳川家斉の時代(1787~1837年)に庭園の大改修が行われ、現在とほぼ同じ姿になりました。

将軍家の別邸として多くの賓客をもてなした華やかな時代を過ぎると、幕末には海側の防御のため海軍所となり、砲台が置かれた時代もありました。

1923年の関東大震災後、また第二次世界大戦の戦災で庭園内の多くの建物と樹木が焼失。

1945年に東京都に下賜され、翌年都立庭園として開園。
1952年には特別名勝・特別史跡に指定。

かつては将軍家の庭、その後は皇室の庭、現在は公共の庭と、時代と共に庭の主人公も移り変わりながら現在に至っています。
(案内板から引用)








至る所から目を引く、水色っぽい屋根の建物は中島の御茶屋。
ここで抹茶がいただけますが、外人さんでいっぱい!
ここに限らず、どこもかしこも外人さんばっかり。ちと多すぎる・・・。


御茶屋は歴代将軍たちが賓客と庭園の景色を楽しみながら食事をしたり和歌を詠むなど優雅な時間を過ごす場でした。


将軍や賓客が庭園の魅力を最大限に堪能できるよう、移動ルートや鑑賞の順番などがあらかじめ計画され、各お茶屋にある掛け軸、茶器、文房具などの作者やそれらを飾る場所なども趣向を凝らしたものでした。

この庭園の御茶屋群は、庭園の景色を構成するうえでも重要な存在です。

これらの御茶屋は11代将軍徳川家斉の時代に建てられましたが、関東大震災や第二次世界大戦の戦災に寄り焼失してしまいました。

松の御茶屋は平成22年に、燕の御茶屋は平成27年に、鷹の御茶屋は平成30年に復元され、往時と変わらぬ姿が蘇りました。
資料が残っていたことから、綿密な時代考証を行なって、忠実に再現することができたそうです。




↑ 燕の御茶屋には、つばめモチーフが。
3つの歴史的御茶屋のうち、松の御茶屋だけ、締まっていて中が見れませんでした。残念。



1709年、6代将軍徳川家宣がこの庭園の大改修を行い、その頃から「浜御殿」と呼ばれるようになったとか。
写真の、三百年の松はその頃に植えられたものと言われ、現在では都内最大級の黒松となっています。





もう5時には暗くなる冬。
帰り際の夕映えの空が平和できれいでした。

隣りには芝離宮庭園があり、こちらにも行ってみたかったのですが時間が足りず。いつか行ってみたいと思います。



【プレゼントにいかがですか?】




好評いただいた赤毛のアン・ティーは私の手元では完売していますが、以下の3店舗様でまだ在庫があるようです。この3店舗様で売り切れましたら完全に終了となります。

プレゼントにもぴったりですのでお問合せしてみてくださいね。

Stationery&cafe kushukushu(札幌市)

紅茶専門喫茶「りんごや」(東京都文京区)

★Anneの工房立川幸町店(東京都立川市)

私の赤毛のアンセミナーですが、今年いっぱい、録画したセミナーをオンデマンドでご受講いただけます。この機会にいかがでしょうか。

NHK文化センター浜松教室さんで過去にさせていただいたセミナーは録画してあり、それを配信期間内でしたらいつでも何度でも見ていただけるのがオンデマンド視聴です。

携帯でもパソコンでもネット環境があればOK。入会は不要です。

現在、3テーマ、オンデマンドで見ていただけます。

★★モンゴメリ生誕150周年記念 『赤毛のアン』に見るスコットランド★★


『赤毛のアン』の作者モンゴメリの先祖はスコットランドからカナダへの移民です。アンが住むアヴォンリーはスコットランド系カナダ人が集まる村。マシューとマリラの先祖もスコットランド人。アンの物語に色濃く反映されているスコットランドについて学びを深めましょう。

詳細・お申込みはこちらから




★★「赤毛のアン」の魅力再発見!★★


6回シリーズ、それぞれ違うテーマでお話をしています。

ご興味のある講座をセレクトしていただくことも可能ですが、6回まとめていただくと少し受講料がお安くなります。

「赤毛のアン」の魅力再発見!【6回】




≪奥田実紀の赤毛のアン関連書のご購入について≫

ほとんどが絶版となっており、新品で購入いただけるアン関連書は以下の2冊となります。

赤毛のアンA to Z(東洋書林)
アンを知るキーワードをアルファベットごとにまとめたもの

赤毛のアン四季の贈りもの(東洋書林)
バースデーブックといわれているもので、365日、毎日ひとつ、物語の中から、アンの言葉や美しい風景描写が入っています。美しいイラストが散りばめられています。翻訳書 


お問合せは奥田あてに!

こちらからどうぞ(goole form) 。返信はパソコンのフリーアドレスになります。受信拒否設定されていると返信メールが届かないので、数日たっても返信がない場合はお手数ですが設定を変更されるなど、お客様のほうで対処お願いします。
こちらからメールをしないということはございません。
携帯メールを使って送られてこられた方への私の返信がブロックされる例が多発しています。こちらでは対処のしようがありませんので、ご自身の設定を確認お願いします。
メールアドレスの入力ミス(打ち間違い)も過去ございました。再度フォームから入力をしてみていただくのも一案です。


これまで出版していただいた本がどんどん絶版になっています。原料高で増刷もないとのことです。新品でまだ購入できる本をまとめてあります。サインもいたしますのでご希望の方は ↑ からご連絡くださいね。


**インスタグラムやっています。フォローお願いします(^◇^)気軽な投稿はインスタのほうが頻繁です~*** ***フェイスブックはこちら。***