2023年8月11日金曜日

京都旅③ミュージアム&図書館


翌日もホテル近辺を観光。梅雨の時期なので建物の中の見学をラインナップ。昨日の雨はやんでくれたのでありがたかったです。
朝9時からやっているところを探し、まずは「京都伝統産業ミュージアム」へ。
レビューがよかったのと、入場無料もうれしい。

何度か京都に来ていても、伝統産業をじっくり見たことはなかったので、とても勉強になりました。














この日の夜から祇園祭の巡行が始まるということで、どこへ行っても”祇園祭”一色でした。この伝統産業ミュージアムの企画展示室も、祇園祭でした。
祇園祭のことは何も知らず、日程も適当に決めたのですがちょうど前祭りにかぶっていたのです。祇園祭って何??でしたので、今回いろいろ学べ、自分でもぐぐって調べました。
9世紀から続く八坂神社の祭礼なのですね。
日本三大祭りの一つで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されているとのこと。
国中に流行した疫病を祓おうとしたのが始まり。なるほど、なるほど。

駅へ戻る途中、気になっていた京都府立図書館も中に入って見てきました。




京セラ美術館の向かい。この瀟洒な建物、気になっていたんですよね。
1909年に開館した当時の姿をとどめているのはこの正面部分だそうです(中はリニューアルされ普通の近代的図書館でした)。





横から見ると平安神宮の大鳥居と並んで、不思議な光景。



かっこいいですよね~。ヨーロッパ留学で最先端のアール・ヌーヴォーや、ウィーン・セセッションに感化を受けたという武田五一氏の設計だそうです。

このあと、京都市役所前まで地下鉄で移動し「京都文化博物館」を見学。このあたりは古い建物が多いので、以前写真を撮るために歩いたことがありますが、中に入ったことはなかったのです。




赤レンガの美しい建物。1906年に竣工した、もと日本銀行京都支店の建物です。設計は、辰野金吾とその弟子・長野宇平治。
辰野金吾は、ジョサイア・コンドル(鹿鳴館や東京のニコライ堂などを建築)の弟子でロンドンへの留学経験があります。赤レンガに白い石を帯状にめぐらせるデザインが辰野金吾の特徴で”辰野式”とも呼ばれます。そう、これに似たあの東京駅を設計したのも辰野金吾です。東京駅より、こちらの建物の方が時代的に先です。




金庫棟はカフェになってました。とっても雰囲気があるので、入ってみたかったですが、このあとアフタヌーンティーの予約をしてあったので我慢。



京都府のPRキャラクター「まゆまろ」。ジブリに出てきそうな顏。
京都左官協同組合の協力で、しっくいで作られているとか。まだ行ってないのですが、愛知県のジブリパークの裏山頂上にあるどんどこ堂も、昔ながらの左官さんに頼んでしっくいでしっかりと作られてあるそうです。
しっくいというとコテ絵を思い出してしまいます。私、コテ絵も好きなんですよね。




企画展は「少女たち」。うわ、これも観たいけど、時間的に無理だわ( ̄▽ ̄;)




館内にはミュージアムショップを始め、江戸時代末期の京の町家の表構えを復元した飲食店が並んでいます。いい雰囲気ですよねー。




お店はそれぞれ、「京格子」と呼ばれるさまざまな伝統格子がほどこされていて、これらの格子を見て歩くだけでも京都気分があがります!!!!





夕方には帰るので夜の巡行は見れませんが、山鉾は町に出ているということで、ぶらぶら歩いて四条通りまで見に行きました。山鉾っていくつあるんでしょう??前祭が23基・後祭が11基・休山が1基で合計35基だそうです。




料理のちまきだと思ったら、厄除けのお守りでした(~_~;)




大丸前の「長刀鉾」。



交通整理がされるほど、押すな押すなの大混雑。立ち止まらないでください~の声がかかるも、写真には収めたいから立ち止まっちゃいますよねー(^-^;
雨がいつ降るかわからないのでビニールがかかっていてよく見えませんが、絢爛豪華な絵や飾りが見えました。



大丸のウィンドウ。



↑ こちらは烏丸通をわたった先にある函谷鉾。人混みがすごいので、近くまで行くのはやめて望遠で撮影(笑)




丸善にハリー・ポッターグッズのコーナーができたとインスタで知り、丸善にも行ってみました。
そこで、檸檬コーナー発見!
あ!と思いました。これは、梶井基次郎の小説「檸檬」でしょう?
仙台の高校時代、国語の授業でこれを習いました。私は友達とレモンを買い、その足で丸善(仙台の)に行って、本が積まれた上にそのレモンを置いてきたことがあります。
小説の主人公(梶井基次郎本人とされる)は倦怠感を払しょくするために、買った檸檬を爆弾に見立てて、画集を城壁のように重ねた上に置いて丸善を後にします。

どんな気持ちだったのか?を知ろうということで、私は友達といたずら心も半分で、同じことをしたのですが、その後すぐに逃げ出し、店員さんか、お客さんの反応を見ぬまま、怖くて二人ですっ飛んで帰りました(^-^; 勇気がないなら、そんなことするなって感じですよね(笑)

梶井基次郎の「檸檬」の舞台になった丸善はまさに京都の丸善。
檸檬(の小説が載っている本)を買ってスタンプを押そう、ということなのでしょう。粋じゃありませんか。
私は高校生だった自分を思い出し、本は買いませんでしたがスタンプは押してきました(丸善さん、すみません)。京都旅行の思い出になりました。

(つづく)


★★浜松&掛川で、お茶会を開催中★★

***浜松での開催***

基本的に毎月第4水曜日の午前、午後2回開催しています。
場所はヘッドスパ&グラスルーエシャルール(浜松市中区曳馬)
駐車場あります。遠州鉄道「曳馬駅」から歩けます。
現在、6月、7月とも、満席です<(_ _)>
8月、9月はお休み。10月から再開ですが、10月、11月ぶんはすでに満席です。

***掛川市での開催***

基本的に第2土曜日の午後に開催しています。
場所はサロン&カフェSerendipity(静岡県掛川市大多郎39)
駐車場あります。電車で来られる方はご相談ください。

8月、9月はお休みさせていただき、10月から再開いたします。10月14日(土)のテーマは「牧野富太郎」です。

すぐに満席になってしまうので、お早目の情報が欲しい方はご連絡くださいね♪
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