2023年8月20日日曜日

小石川植物園へ

大塚駅のそばのホテルに一泊し、翌朝は一番で「小石川植物園」へ。大塚からバスに乗り、すぐそばまで行けました。






入園料は500円。入り口に”公園ではありません”と書いてあります。



朝ドラのポスターが飾ってありました。
実際に牧野富太郎が出入りを許された植物学教室は1897年にこの小石川植物園に移転し、1934年にもとあった本郷に戻るまでここにあったとのことで、富太郎はこの地にも通ったということになりますね。

HPより:小石川植物園は日本でもっとも古い植物園であるだけでなく、世界でも有数の歴史を持つ植物園の一つです。

1684年に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」がこの植物園の遠い前身で、明治10年、東京大学が設立された直後に附属植物園となり一般にも公開されてきました。
面積は161,588m²(48,880坪)で、台地、傾斜地、低地、泉水地などの地形を利用して様々な植物が配置されています。
この植物園は日本の近代植物学発祥の地でもあり、現在も自然誌を中心とした植物学の研究・教育の場となっており、特に東アジアの植物研究の世界的センターとして機能しています。 










園内を歩いていると、今まで見たことのない植物がいっぱい。














一番奥にある日本庭園。左奥に見える建物を、ずっと見たかったのです。旧東京医学校本館(現東京大学総合研究博物館小石川分館)。




これです。東京大学の前身にあたる東京医学校時代の建物で明治9年に完成。
1965年に解体され、4年後にここに再建。翌年国の重要文化財となったとのこと。
館内は非公開で、近くまで行くこともできませんでした・・・(;O;)







こちらの温室は2019年にできたばかり。手前の噴水は明治期に造られたものだそうです!



研究上大事な植物もいろいろあります。
メンデルのブドウとは遺伝学の基礎を築いたG. J. Mendel (1822-1884) が実験に用いた葡萄の分株だそうです。


 上の写真はニュートンのリンゴ。ニュートンは、あの、リンゴの実が木から落ちるのをみて「万有引力の法則」を発見した物理学者S. I. Newton (1643-1727)。発見のきっかけになったリンゴの木はニュートンの庭にあったという。そのリンゴの木は老衰で伐採されましたが、伐採前に接ぎ木で増やされ、各国の科学機関に分譲されたのだそうです。
小石川植物園の株は、1964年に英国物理学研究所所長サザーランド卿から贈られたものだとか。

イギリスのケンブリッジのトリニティ・コレッジにもニュートンのリンゴの木があり、写真を撮った覚えがあります。この木よりもUずっと小さかった記憶がありますが・・・この小石川植物園にあるのと同じ接ぎ木で分譲された木なのかしら???

小石川植物園のと同じ、接ぎ木で増やしたリンゴの木はケンブリッジの植物園に植えられ、その樹が昨年の暴風雨で根元から倒れてしまったそうです。その前にこの木から接ぎ木がされていたので子孫は残されたとのこと。



小石川植物園のHPには「植物園で活躍した研究者」というコラムがあり、朝ドラにも登場する教授たちがずらりと紹介されています。

上の写真は植物学教室の卒業生・池野成一郎がソテツから精子を1896年に発見するのですが(世界的な発見でした)そのソテツが写真のソテツだそうです。朝ドラでは万太郎の親友として登場するメガネの波多野であることは間違いなさそう。
というのも、7月放映で、画工として出入りしていた野宮と一緒に学んでいこうとする場面が出てくるからです。野宮のモデルは平瀬作五郎と言われていて、平瀬もその後、この小石川植物園にあったイチョウから、イチョウの精子を発見(こちらも世界的な発見)するからです。
二人の精子の発見は、今後ドラマで出てくるはず!そのために、脚本家はこの二人にタッグを組ませる脚本を書いたのでしょうから。




植物園本館。関係者以外は立ち入り禁止です。図書室や標本庫などがあるようです。
入り口にスタンプ台やミニ展覧会のチラシなどがありました。スタンプ台というのは、首都圏の富太郎関連の施設を巡るスタンプラリーが開催されていて、そのスタンプです。2つ集めるとハーブ缶が参加賞としてもらえ、3つ集めると富太郎グッズが当たる抽選に応募できます。スタンプもかわいいので、スタンプが押せただけでもほくほくだったんですが、ハーブ缶がもらえるとなると、欲しくなってしまうのが人間( ̄▽ ̄;)
私は昨日の都立大学と今回の小石川植物園と2つ集めたのでハーブ缶がもらえるのですが、それをもらうには銀座にある高知県のアンテナショップまで行かないといけません(;O;)
その時間はないし、実施期間中に東京にまた来る用事もなく、諦めようと思ったのですが・・・
都内にいるお友だちに銀座に行く用事ありませんかね~???と聞いてみたところ、行ってくださるとのことで、ちゃっかりお願いしてしまいました。
Yさん、ありがとうございました<(_ _)>



富太郎のミニ企画展が行なわれているのがこの柴田記念館。植物園に残っているもっとも古い建物だそうです。建設は大正8年。もともと生理化学の研究室として使われていましたが、2005年に展示・講演を目的に改修したとのことです。

こじんまりとした展示でしたが、これもとても勉強になりました。撮影もOKでした(ありがたい~~~)。主催者が違うと視点も変わってくるので、同じ富太郎を紹介する展示といっても紹介の仕方も展示品も違います。ここは実際に富太郎が通った場所ということと、やはり東京大学という最先端の施設を誇っていた場所で活躍した著名な教授のお話がど~んと。
朝ドラではいい役になっていませんが、実際はどうだったんでしょう?そのあたりもお茶会でお話したいと思います。


お土産も購入。東京大学のシンボルであるイチョウ並木はこの植物園から移植され整備されたのだそうです。そのイチョウの葉をオーガニック国産緑茶にブレンドしたお茶。おいしかったです!

のど飴は、大学構内で実ったかりん、イチョウ、ゆずを原料にしているオリジナルということで購入。浜松のお茶会でお出ししようと思っています♪

帰りは三田線の白山駅へ。歩いて10分くらい、けっこう歩きます(^^; 
そして学生時代に通った神保町へ。


★★浜松&掛川で、お茶会を開催中★★

***浜松での開催***

基本的に毎月第4水曜日の午前、午後2回開催しています。
場所はヘッドスパ&グラスルーエシャルール(浜松市中区曳馬)
駐車場あります。遠州鉄道「曳馬駅」から歩けます。
現在、6月、7月とも、満席です<(_ _)>
8月、9月はお休み。10月から再開ですが、10月、11月ぶんはすでに満席です。

***掛川市での開催***

基本的に第2土曜日の午後13:30~開催しています。
場所はサロン&カフェSerendipity(静岡県掛川市大多郎39)
駐車場あります。電車で来られる方はご相談ください。

8月、9月はお休みさせていただき、10月から再開いたします。10月14日(土)のテーマは「牧野富太郎」です。
すぐに満席になってしまうので、お早目の情報が欲しい方はご連絡くださいね♪
私の著書の購入希望もお気軽に。
こちらからどうぞ(goole form)。


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